こんにちは。代表の新田です。
弊社も2020年の創業から4年目に突入しました。今日は弊社のミッションに
ついてお話させていただきます!失敗談も含めて少し長いですが、、、お付き合いください!
ミッションを決めた背景
創業から3年。
この間には、組織崩壊や業績低迷、自分自身が押し潰されそうになるほどの精神的な負荷など、さまざまな紆余曲折がありました。
創業から2年間で、事業は順調に成長し、仲間も増えて学生インターンを含めて20名規模の組織になっていました。しかし、次第に組織は機能不全を起こし、崩壊のような状態に陥りました。
振り返ると、「会社としての明確な方向性」があれば解決できたことが多かったと気づきます。
組織崩壊の前兆では、各メンバーが独立して動き、好き勝手に業務を進めるフリーランス集団のような状態になっていました。結果として、責任の所在が曖昧になり、チームとしての一体感が失われ、不満を言い合う空気感が生まれてしまったのです。
また、会社が「なぜこの事業をやっているのか」が明確でなかったため、社員は方針に迷い、フラストレーションを溜めやすくなりました。業績が好調なときはまだしも、うまくいかないときには次の一手が必要です。しかし、方向性が定まっていない状態で既存事業の改善や新規事業の検討を行っても、社員の納得を得ることは難しく、意思決定が空回りしていました。
こうして業績の伸び悩みとともに組織は崩壊。その渦中で私自身も押し潰されそうになりました。夜中に無心で道路を歩いていて轢かれそうになったこともありました。精神的にも限界がきていました。
そして組織崩壊から3カ月が過ぎたある日、ふと孫正義氏の言葉を思い出したのです。
「自分の登るべき山を決め、志を高く持て」
その瞬間、自分の中でスイッチが入った気がしました。
ビジョナリーカンパニーZEROを参考にビジョン設計
そこから、残った社員を巻き込み、会社の方向性(ビジョン)を一緒に策定することにしました。
「自分はなぜ生きているのか?」
「社会に対して何を成し遂げたいのか?」
この問いを何度も自分に投げかけ、言語化するまでに約2カ月を費やしました。時間はかかりましたが、このプロセスは非常に重要でした。
今では、そのビジョンを軸にすべての意思決定を行っています。
ビジョナリーカンパニーZEROによると、ビジョンは「コアバリューと理念」「パーパス」「ミッション」から構成され、ビジョンに「戦略」「戦術」が紐づいています。
「コアバリューと理念」…変化することがない根本原則や心情、指針となる哲学
「パーパス」…100年は変化しない、会社の存在意義
「ミッション」…10~25年ごとに変わる可能性がある、登る山
コアバリューと理念
コアバリューと理念は下記のようにまとまりました。
1. 私たちは、人の価値の最大化は長所への集中により実現できるものと信じています。 人の価値の最大化は、精神的・経済的豊かさを生み出す最良の方法であり、人生を充実させるものと考えます。
2. 私たちは、利益を最重要の目的とは考えていません。利益は社会への貢献に対しての結果として生じるものです。
3. 私たちのサービスは、顧客にとって無くてはならないものと考えます。私たちのサービスは、高い品質を伴うと約束します。
4. 私たちは、顧客・社会へ貢献する使命、そして、社員の人生に対する責任があります。
コアバリューと理念は私の人生の信条で、噛み砕くと・・・
得意なことや好きなことに時間を注ぐことこそが、一人ひとりの価値を最大化し、精神的・経済的な豊かさにつながり、最終的には人生の充実をもたらします。
反対に、自分が不得意で非効率なことは、それを得意とする人やモノに任せればよい。人同士が支え合い、効率的にこなせるモノを活用することで、それぞれが価値を最大化できる社会を実現できます。
企業にとって利益は大切ですが、それが最重要ではありません。利益はあくまで「誰かの役に立った結果」として生まれるものです。だからこそ、まずは誰かの役に立つことを考えます。
私たちのサービスは、顧客にとって極めて重要で、なくてはならない存在です。顧客のことを真剣に思い、高い品質でサービスを提供し続けます。
私たちは社会に生まれた以上、顧客と社会に貢献する使命があり、同時に社員の人生に対して責任があります。
パーパス
パーパスはコアバリューと理念の一番大切な部分をピックし、
「人の価値を最大化する」
にまとまりました。
ミッション
ミッションは、
「建設業界に100万人分の労働力を創る」
にまとまりました。
弊社は、建設業向けの営業代行やマーケティング代行から事業をスタートしました。
これまでに通算300社ほどのお客様と関わる中で、建設業は「人の価値を最大化できる余地」が非常に大きい業界だと痛感しました。
特に課題として感じたのは、慢性的な労働力不足によるノンコア業務の負担の大きさと、古くからの商慣習による非効率な作業です。
建設業におけるコア業務はモノづくりですが、それ以外にも見積作成、関係者間の調整、バックオフィス業務など多岐にわたるノンコア業務があります。労働力不足の中、現場担当者がこれらを兼任するケースも少なくありません。さらに、紙文化が根強く残り、手書きの見積や電話のみのやり取りがいまだ主流という現状もあります。
私たちは「建設業から日本社会に貢献する」ことを掲げています。
「人の価値を最大化」するためには、まず労働力不足という大きな壁を乗り越える必要があります。2024年問題をはじめ、日本全体の労働力不足は年々深刻化しており、特に市場規模の大きい建設業で労働力を創出することは、非常に社会的意義が高いと考えています。
その想いを形にしたのが「建設業界に100万人分の労働力を創る」というミッションです。
これは単に人的労働力を増やすだけでなく、人的労働力に代わる新しい価値を創造することを含みます。まずは、業務効率化サービスの導入支援・販売・認知拡大、新サービスの開発など、積極的に挑戦していきます。将来的にはM&Aや大胆な資本政策も視野に入れています。
現在、グループ全体で約30名の組織に成長しました。
これからも成長を続け、挑戦を続けます。
営業・CS・マーケティング・新規事業担当者を積極採用中です。ご興味のある方はぜひお気軽にご連絡・ご応募ください。