ご覧いただきありがとうございます!
記念すべき第1回目のストーリーは、
株式会社Synayakaを設立した養田峻介が「なぜ脳科学で起業したのか」について綴りました!
みなさんは脳科学をご存知ですか?
脳科学には、大きなパワーが秘められており、そのパワーを用いることで人々の幸福度を上げることができると確信しています。
ぜひ最後までご覧頂けますと幸いです(^^)/
本記事の続きはnoteにて公開しています。是非こちらもご覧ください。
目次
①脳科学の可能性と信頼
②資本主義の方向性へのアンチテーゼ
③根性論だけに頼ることへの反発・科学やデータとの両用
①脳科学の可能性と信頼
1つ目の理由は、自分の原体験として脳科学を活用したことがあり、脳科学の可能性と信頼を感じていることです。
自分は受験生時代、高3の夏まで東大模試でD判定でした。
そこで、普通の科目の勉強に加えて、勝負強さや日々のコンディションを高めるための学習も同時に行う事にしました。
そんな中、脳・神経科学を活用したいくつかの本に出会いました。
本に書かれていた、緊張に強いアスリートの脳波を参考にした呼吸法や生活習慣、メラトニンリズムを参考にした睡眠改善策などを自分も実践していきました。
その結果、上質な睡眠や集中力・プレッシャーへの強さを手に入れて、多くの受験生を追い抜き、余裕を持って東大に合格することができました。
これは個人的な経験ですが、将来さらに多くの人が、脳神経科学などの科学的な知見や将来の技術を取り入れることで、人生を豊かに出来る可能性を感じています。そして自分自身もそれを実践した経験から、脳科学の活用効果に対しての信頼感を持っています。
例えば将来的には、脳活動のデータ取得がより簡単かつ一般的になり、健康で理想的な脳状態を実現するための取り組みが、人々の中で当たり前になるのではないかと予想しています。
そして脳神経科学の活用を通じて、個人個人が自分のコンディションを整えて、自分のポテンシャルを最大限発揮して、イキイキと生きられるようになったら、本当に素敵だなと考えています。
②資本主義の方向性へのアンチテーゼ
2つ目の理由は、資本主義の歪みを是正する一つの手段として、脳科学を活用できると考えていることです。
今の社会、物質的にとても豊かになった一方で、深く幸福を感じながら生きている人は少ないように感じます。
競争社会の中、一つの尺度の中で成績や評価が測られ、キャリアの中では年収がいくらなのかが重要視される。(もちろんそれが重要な場面もあります。)
一方で、周りの人にどんな人生が一番幸せかを聞いてみると、多くの人から同じ答えが返ってきます。
ありのままで生きて良いんだと思える人生。
やりたいことをイキイキと出来る人生。
人と繋がり、感謝される人生。
多くの人が生きずらさを感じているのは、14世紀のルネサンスから始まる資本主義の枠組みの中に巻き込まれているからではないかと思います。
(もちろん、人間の欲望を上手く利用し、競争を促す資本主義社会は、生産性を高めるには持っていこいです。今後も資本主義の良い部分は上手く取り入れていくべきでしょう。)
一方で、物質的に豊かになった今の社会では、長期持続的な幸福を得られるための新しい指標が必要とされていると思います。
脳科学は、そこに新しい選択肢を提示する手段になり得ます。
例えば人と繋がることで分泌されるオキシトシンという神経伝達物質・ホルモン。お金じゃなくて、「オキシトシンがどれくらい出ているか」を尺度に人生を考えた方が良くないか?と皆が思うようになる世界もあり得ると考えています。
近い将来、脳や神経伝達物質がどんな状態になっていると、その人がより幸せに感じながら過ごせているのかという指標が明らかになってくると思う。脳科学を活用すれば、幸福の形を定義し、資本主義の次の形を示せる可能性がある。もっとこんなことをするとより幸せになれるかもっていうヒントを得られる可能性がある。
脳科学やAIが発達しすぎるとディストピアになってしまうという予測もあるが。テクノロジーは人間の活用の仕方次第だ。自分はそれを人の長期持続的幸福のために活用したい。
そのように考えています。
③根性論だけに頼ることへの反発・科学やデータとの両用
3つ目の理由は、気合や根性だけを押し付けるのではなく、脳科学やデータに基づいた理論も加えたほうが、パフォーマンスと幸福度を最大化できるのではないかと考えるからです。
根性とか気合いって、めっちゃ大事ですよね。自分も、しんどい時に気合いで乗り越えられた経験が何度もあります。仲間がいるから踏ん張れて、達成できた経験もあります。
本気でやり抜けば、どんなことでも成し遂げられると信じていた時期もありました。
一方で、どう考えても気合だけでは無理そうだったことや、体調を崩して寝込んでしまったこともありました。
自分の身近にも、睡眠時間を削って仕事をやり続けた結果、体を壊してしまった人や、うつになってしなやかに生きられなくなってしまった人がいます。
大切なのは、データや根拠に基づいて、その人に合ったやり方やトレーニング・仕事をやること。そして、本当に必要な時に情熱を持って気合いと根性で乗り切ることではないでしょうか?
(加えて、がむしゃらにやるだけでなく戦略や優先順位を持つこと。)
ましてや今や、単純労働がロボットやAIに代替されつつある時代です。気合いで労働時間を増やすことより、むしろ余裕を持ちながら、創造性や付加価値を高めた方が価値があるでしょう。
スポーツの世界では、根性論だけでとにかく体を追い込めば良いというドグマは無くなりつつあります。
スポーツ以外の普段の私達の仕事や生活でも、コンディションやパフォーマンス、もしくは幸福度を高めるために、データや脳科学の知見が活用される未来が来ると予想できるのではないでしょうか。