自衛隊時代の業務がきっかけでプログラミングに興味を持ち、エンジニアへとキャリアチェンジした平林さん。自衛隊からITベンチャーというかけ離れた環境への転職ストーリーをご紹介します。

自衛官時代の経験からエンジニアを目指す

── 前職のお話からお伺いできますでしょうか。

前職は航空自衛隊に勤めておりました。業務では主に、モールス信号で他の基地と通信を行うという役割を担っておりました。

モールス信号は普段は使用しないのですが、非常時に使用する国防の最後の砦ということで非常に責任感のある仕事ができたと思っております。

なぜ自衛官からIT業界を目指したかというと、自衛隊でよく使われていたExcelがきっかけです。初めは独学でVBAを使い、自分でしか使わないようなExcelファイルを効率化していきました。

勉強していくと徐々にできることが増えていき、部隊内で使うExcelファイルも効率化しようという話になりました。実際に作成して部隊の人に使ってもらうと「これ、すごく便利だね」と言ってもらえたのがとても嬉しくて、プログラミングは面白いんだという原体験になりました。

ただ、VBAだけだとどうしても限界があることと、WEB系を調べていくうちに他のことにも挑戦してみたいと思うようになったんです。

独学でRailsチュートリアルを進めるうちに、本格的にWEBアプリの開発者になりたいなと思い、自衛隊を退職して1年ほどプログラミングスクールに通い、独学もしてPRUMに入社できたという流れです。

独学、プログラミングスクールを経てエンジニアとして就職

── 自衛隊当時のパソコンスキルは一般的なレベルで、Excelが得意という感じでしょうか。いわゆるプログラミングスキルは全くなかったということですよね？スクールに通い始めたころはどのような学習をしていたのでしょうか。

自衛隊当時はVBAぐらいしかできなかったですね。スクールではひととおりバックエンドからフロントエンドまで【SQL、Ruby、Rails、HTML/CSS、Vue.js】などを学習しました。

── 1年ぐらいスクールと独学で勉強して、そろそろ就職活動してみようかなみたいな流れですか？

そうですね、1年間ぐらい無職が続いてしまったのでさすがにそろそろまずいなと思いました。(笑)

── いろんな会社の求人があったと思いますが、探す際に自分の中で条件や基準はありましたか？

大きく分けて2つほどありました。1つが企業理念です。特にVBAでの原体験もあって、お客様に価値を提供することが重要だと考えていました。 WEB系の勉強をしてると、難しい技術を使いたくなりますが、それよりも「泥臭くてもいいからユーザーにまず価値を提供すること」が1番大切なことなのかなと漠然と思っていました。

求人を見ていて、PRUMは社長がSESから始まってさまざまな苦労をしてきたことを知り、親近感が湧いたっていうのがありましたね。

あともう1つがスキルセットが一致しているかということで、自分が主に勉強したものがバックエンドのRailsとフロントのVue.jsだったので、PRUMと一致していたので決めました。

入社後は仲間とチーム開発ができる楽しさを知る

── 実務未経験の状態で転職活動をしたと思うのですが、不安はありませんでしたか？

そうですね。いろいろありました。技術的についていけるんだろうかとか、文化も自衛隊とは違うので、そういうところもやっていけるのかなという不安は結構ありましたね。

── 実際そういった状態から入社して今、SES業務とPRUMアカデミーの2軸ですが、入社してからギャップは感じましたか？

いい意味であったと思います。PRUMアカデミーでは、新人同士で高め合って1つの課題をやっていこうというもので、仲間と話し合って1つの目標に向かっていくのがいい意味で学生らしいというか楽しいなと感じます。

── アカデミーではバックエンド担当とのことですが、今どんなことやられてるんですか。

今はまだユーザーストーリーを決めたりテーブル設計書を設計している段階なので、 本格的な開発には入っていないんです。それに先立って自分が振られている仕事が、API仕様書を作るという仕事なのですが、自分でプロトタイプのアプリを作ってみて、 そこからAPIのエンドポイントを上げていくみたいなことをやっています。

── 最初のユーザーストーリーの策定だったりそういったところは独学やスクールではなかなかやらないことですか？難しかったりするのでしょうか？

そうですね、チーム開発ならではだと思います。今まで1人で学習したり、ポートフォリオを作ったりしていたので、やはりみんなで力合わせて1つのものを作るのは意思疎通などもすごい大変だなとは思います。

── メンターさんとの関わりはどんな感じでしょうか。結構密にやり取りとかはしてたりするんですか？

基本的に分からないところがあれば、チャットで質問すると即レスしていただけます。独学では人に聞ける環境がないのでとてもありがたいですね。

業務のSESでは希望通りの得意分野に配属

── 現在、業務のSESではどのような現場にいるのでしょうか？

もともと前職でVBAを作っていたこともあって、営業の方にお話したら希望通りVBAを使う現場に配属させていただきました。

── 自分の得意な部分が生かせるのは良いですね。通常業務に加えてのアカデミーは、時間的な大変さなどはありますか？

そうですね、やはり時間的に大変というのは正直あります。ただ、チーム開発ということもあって、みんな大変なので頑張れていると思います。

PRUMという環境でスキルアップを目指す

── 今後の展望というか、PRUMでやりたいことだったり、エンジニアとして、どんなエンジニアになりたいか目標のことをお伺いしてもよろしいですか。

今後の目標としては、せっかくチーム開発をやらせていただいているので、この経験を糧にしてチームを引っ張っていけるようなエンジニアになりたいと思っております。

── 今後、アカデミーを卒業して受託開発の案件などに入ると思いますが、そのあたりのことを考えていたりはしますか？

今はまだ忙しいこともあり、あまり先のことは考えてないですね。目の前のことを一生懸命やってけばスキルアップすると思いますし、そうさせるためのPRUMアカデミーだと思っています。

── PRUMに入ってよかったこととか、そういったところをお伺いできますか。

一番は営業の方が親身になってくださるので、自分の希望通りの現場に行けたというのがあります。次はアカデミーという制度で、手厚い教育が受けられることと、境遇が似ている仲間がたくさんいるので、切磋琢磨しながら1つの目標に向かってやっていけることがすごく良いことだと思っております。

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