「仕様書通りに、綺麗なデザインを作るだけの仕事」に、物足りなさを感じていませんか?
クライアントワークや細分化された組織の中で、「なぜこのデザインにするのか」「本当にユーザーのためになっているのか」という本質的な議論ができず、モヤモヤしているUI/UXデザイナーは少なくないはずです。
ABABAが求めているデザイナーは、PdMから渡されたワイヤーフレームを整えるだけのオペレーターではありません。「目的」と「概要」の共有を受け、ユーザー体験(UX)の設計から情報整理、UIへの落とし込みまでを牽引するパートナーです。
現在、ABABAはプロダクトのフルスクラッチに伴い、デザインシステムの構築やAIを駆使した開発フローの導入など、デザイン組織の「第二の創業期」とも言える非常にエキサイティングなフェーズにあります。
今回は、初期の何もない状態からABABAのデザインを作り上げてきた大渕さんと、プロダクト全体のマネジメントを担うPdMの藤本さんに、ABABAでUI/UXデザイナーとして働く面白さと泥臭いリアルを語ってもらいました。
※2026年2月時点の情報です。
大渕 裕介 / デザイン マネージャー
アパレル業界でバイヤーを目指す中、店舗のポップ制作を機にデザインの面白さに目覚め、デザイナーへ転身。コンテンツ制作会社でデザイナー・ディレクター・営業として経験を積んだ後、Web制作会社へ。Web・アプリ・ゲームなど多岐に渡るデザインを手掛けつつ、10人規模のチームマネジメントに従事。当初ABABAでは業務委託として立ち上げを支えていたが、ボード陣の圧倒的な熱量や事業の魅力に引かれ、2025年4月に正式入社。現在は、デザインDivisionのマネージャーとして、フルスクラッチに伴うデザインシステムの構築とUI/UX設計を牽引している。
藤本 裕二 / プロダクトマネジメント マネージャー
大学で情報系を専攻し、サイバーエージェントのインターンでiOSアプリ開発を経験。2013年、新卒で同社に入社し、ソーシャルゲームやマッチングアプリのPdMとして事業立ち上げ・企画・分析・運用まで幅広く担当。2020年には医療×IT領域のスタートアップ・コールドクターへ初期メンバーとして参画。PdMとしてプロダクト開発を推進しつつ、人事や制度設計にも携わる。2025年にABABAへ入社し、プロダクト刷新と事業成長を支える基盤づくりを担っている。
熱量に惹かれたABABAへのジョイン
── まず、大渕さんがABABAに参画した経緯を教えてください。前職まではWeb制作会社で、デザインチームをマネジメントされていたんですよね?
大渕:はい。元々はアパレル業界でバイヤーを目指していたんですが、色々あってその道を諦めることになりまして。その時、店舗の陳列用のポップを作るために初めてAdobeのソフトに触れたんです。それがもう直感的に「なんだこれ、面白い!」と雷に打たれたような感覚で(笑)。そこからはもう行動あるのみで、未経験ながらデザイン会社に手当たり次第アタックして、ガラケー時代のコンテンツ制作からキャリアをスタートさせました。
前職のWeb制作会社には12年ほど在籍し、Webやアプリのデザインをしながら10人規模のチームのマネジメントをしていました。ABABAに関わり始めたのは、まだデザインが全く入っていない初期の頃で、CMOの山口さんから声をかけてもらったのがきっかけです。
最初は業務委託として関わっていたんですが、一緒に全部を作り直していく中で、代表の中井さんをはじめとする経営陣の「事業に対する熱量」がすごくて。今までの経験では味わえないワクワク感に心を奪われ、正式にジョインしました。
── 藤本さんは大渕さんの後に入社されていますが、当時のABABAのデザイン組織をどう見ていましたか?
藤本:僕が入った時は、大渕さんをはじめとするメンバーが、ユーザーにとって最適なデザインをその場その場の最適解を模索しながら作っている状態でした。ルールがないからこそできる新しいUI/UXが生まれ続ける一方、デザインシステムのようなルール化はされておらず、良い意味でも悪い意味でも「カオスな状態」といった印象でしたね。
ただ、事業がスケールしていく中で、そのやり方のままではプロダクト体験の一貫性をもたせた組織的な大規模の運用が難しくなります。だからこそ、フルスクラッチのタイミングに合わせてデザインシステムを構築し、プロダクトのデザインルールを確立していくという動きを本格化させているところです。
「指示書」は不要。必要なのは、目的を達成するための対話と仮説
── 現在のABABAのデザインチームはどのような体制なのでしょうか?
大渕:正社員は僕だけで、あとはシニアレイヤーの業務委託メンバーが5名という体制です。個人事業をされていたり、他社で事業部を管理しているようなスキルの高いプロフェッショナルばかりなので、お互いに知見を共有しながらかなり主体的に動いてくれています。
だから、これから入社する方にとっても、彼らのような第一線で活躍するプロフェッショナルたちと日々肩を並べて議論し、その思考法やノウハウを直接吸収できるのは、とても勉強になる成長環境だと思いますね。
── 非常にレベルの高い環境ですね。PdM(藤本さん)とデザイナー(大渕さん)の役割分担やコミュニケーションはどのような形なのでしょうか?
大渕:僕自身、事業会社で働くのが初めてだったんですが、制作会社のように「ここをこうしてください」という詳細な指示書やワイヤーフレームが渡されるわけではないんです。
特に藤本さんが入ってからは、「こういう目的を達成したい」という最低限の仕様をもらって、その道のり(体験設計)をデザイナーが考えるスタイルになりました。
最低限の仕様書をデザインにおこしながら詳細を詰めていくことも多く、 「なんでこの仕様なの?こっちの方が良くない?」というラリーが頻繁に発生します。この議論しながら作っていくスタイルが、すごく僕には合っていますね。
藤本:PdMの役割は「目的を達成するための仕様を作ること」、デザイナーの役割は「それをどうユーザー体験(UX)に落とし込み、届けるか」だと考えています。
例えば直近でリリースしたある機能を開発した時のことです。回答形式をチャット型にするかフォーム型にするか、ユーザーに見せる情報をどう取捨選択するかといった設計の部分で、デザイナーから多くの意見や提案をもらいました。単にWhat(機能)を作るだけでなく、デザインの力で施策の目的を最も達成できる形で提示してくれるので非常に心強いです。
「失敗」すらも面白い。「デザインで数字を伸ばす」手触り感
── 事業会社ならではの「数字(結果)の手触り感」についてはどう感じていますか?
大渕:そこが一番面白いところであり、厳しいところでもあります。
以前、面接の体験を最後まで入力してもらうための改修を行ったんです。離脱率が高かったので、入力画面を小分けにして「今ここまで進んでいますよ」という進捗率を見せるように設計しました。「これは絶対に数字が改善するでしょ!」と自信満々でリリースしたんですが…結果はまさかの「悪化」でした。
── ええっ、そうだったんですか。
大渕:完全に作り手の都合で考えていたんだなと痛感しました。自分が良かれと思って作ったものが、ユーザーの行動データとしてダイレクトに返ってくる。でも、だからこそ「じゃあ次はどうやったら改善するんだろう」と考えるのがめちゃくちゃ楽しいんです。ABABAは改善のスピードはとても速く、みんなが同じ目線でプロダクトを良くしていこうというチーム感があります。この手触り感は制作会社ではなかなか味わえないですね。
藤本:そうですね。だからこそ、これから入るデザイナーの方にも「デザインによって数字がどう伸びたのか、ユーザーの体験がどのように変わったのか」をしっかり追える人であってほしいなと思っています。
デザインシステム構築とAI導入。カオスを楽しむ「第二の創業期」
── 現在、プロダクトのフルスクラッチが進んでいますが、これから入社するデザイナーにはどんな環境が待っていますか?
大渕:正直に言うと、今はまだ「カオス」な過渡期です(笑)。デザインシステム化を進めて基本を作っている大事なフェーズですが、プロダクト全体に浸透するのは少し先になります。
ただ、ルールでガチガチに縛るのではなく、最低限の汎用性を持たせつつ個別最適化もできる「攻めと守り」のバランスを考えています。一通り組み終わった後も、一緒にルールを確立し、デザインシステムを育てていくことに深く関与できるので、ミドルレイヤーの方にはすごく刺さる環境だと思います。
藤本:エンジニアの観点から言うと、このデザインシステムが完成すれば、クオリティを担保しながら安定してスピーディーな開発ができるようになります。さらに今は、FigmaのデザインからAIを使ってコードに変換し、フロントエンドの実装工数を極限まで減らしていくフローも取り入れようとしています。
大渕:このAIを活用するなど、こういった最先端のプロジェクトに携われるのは、今後のキャリアにとっても非常に価値のある経験になるはずです。
── 最後に、どんな方にABABAに来てほしいか、メッセージをお願いします。
大渕:PdMと直接やり取りして、全体の設計からデザインの完結まで持っていけるスキルを持った方をお待ちしています。今はまだごちゃごちゃしていますが、リアルタイムで決まり、変化していくこのスピードとカオスを「楽しい!」と思える方なら、最高の経験ができるはずです。変化を恐れず楽しめる方、ぜひ来てください!
藤本:ABABAは今、フルスクラッチを中心にシステム的な「第二の創業期」に入ったと考えています。我々の事業に対する強い想いを持ち、事業のグロースに対して本気で熱く議論できる方と共に、より多くの学生を助けられるプロダクトを創っていきたいです!