こんにちは!ABABA広報の高橋です。11月にジョインしたばかりの私ですが、社内を見渡すなかで一つ、大きな驚きがありました。
それは、開発チームが創業以来のシステムを「ゼロから作り変える」フルスクラッチプロジェクトを進めているということ。ABABAでは「エンジニアが事業を一緒につくる」という文化が根づいています。
このプロジェクトはその姿勢がさらに色濃く表れており、技術選定からアーキテクチャ設計、仕様の意思決定にいたるまで、エンジニア自身の裁量と余白が大きく広がっています。
「最近技術的に物足りない」「もっとアーキテクチャに深く関わりたい」
もしそんな想いを抱えているなら、この「カオスで最高に面白いフェーズ」は、きっとあなたのキャリアを前進させるチャンスになるはず。
そんなABABA開発チームのリアルを探るべく、このプロジェクトを牽引するPdM・藤本さんに話を聞いてきました!
※2025年12月時点の情報です

藤本 裕二 / プロダクトマネジメント マネージャー
大学で情報系を専攻し、サイバーエージェントのインターンでiOSアプリ開発を経験。2013年、新卒で同社に入社し、ソーシャルゲームやマッチングアプリのPdMとして事業立ち上げ・企画・分析・運用まで幅広く担当。2020年には医療×IT領域のスタートアップ・コールドクターへ初期メンバーとして参画。PdMとしてプロダクト開発を推進しつつ、人事や制度設計にも携わる。2025年にABABAへ入社し、プロダクト刷新と事業成長を支える基盤づくりを担っている。
「How」だけでなく「What」から決める環境
高橋:藤本さん、今日はエンジニアの方に向けて「ABABAで働くリアルなメリット」を深掘りさせてください。ミドル層のエンジニアの方って、「言われた通り作るだけになってしまっている」「事業貢献の実感が薄い」という悩みを抱えていることが多いと思うんです。ABABAに来たらそれは解消されますか?
藤本:はい、解消されると思います。というのも、「言われた通りに作る」だけなら、これからの時代はAIが代替できてしまう領域になっていきます。
高橋:確かに…。耳が痛い話ですが、その通りですね。
藤本:だからこそ私たちは「自律駆動」をすごく重視しています。
エンジニアには「How」ではなく「What」──つまり「何を作るべきか」の議論から主体的に関わってほしい。ABABAではそのスタンスが歓迎されるだけでなく、日常的に求められています。
高橋:「何を作るか」から関わる。ABABAではそれが本当にできるんですか?
藤本:できます。CEOの中井さん含め、組織全体が「良いサービスを創ること」を最優先にしているので、誰が言ったかではなく「ユーザーにとって正しいか」で議論が進みます。
経営陣との心理的距離も物理的距離も近いので、技術的な提案も即座に意思決定につながるケースが多いんです。
たとえばPdMや経営陣が用意した要件でも、「この技術でこう設計した方がユーザー体験は明らかに良くなる」というエンジニアの提案をもとに、要件がひっくり返ることも普通にあります。むしろ歓迎されます。
高橋:エンジニアがビジネス側に踏み込むんですね。
藤本:はい。手を動かすだけの役割ではなく、事業の舵取りをする「戦略プレイヤー」として見ています。自分の技術選択がそのまま事業成長につながる感覚──それがABABAで働く一番の醍醐味だと思います。
挑むのは「フルスクラッチ × AIネイティブ」な開発

高橋:現在進めている「フルスクラッチプロジェクト」についても聞かせてください。これ、単に「システムを新しくする」だけの話じゃないんですよね?
藤本:はい。これまでABABAはノーコード(Bubble)で一点突破してきましたが、事業の広がりと開発速度の観点で限界が見えてきています。「ABABA」「REALME」、そして新規プロダクト──複数サービスが連携して成長できるエコシステムを作るためには、基盤のアーキテクチャをゼロから見直す必要があるんです。
高橋:どんな技術的なチャレンジがあるのでしょうか?
藤本:大きく分けて2つの技術的チャレンジをしたいと考えています。
1.AIコーディングをフル活用した「AIネイティブな開発体制」への転換
従来の開発では、要件整理 → 設計 → 実装 → レビュー…という流れがありましたが、AIコーディングを活用することで、これを劇的に効率化できます。
・コードをフルスクラッチで生成しつつ、大規模開発にも耐える品質とスピードを両立
・パフォーマンス改善による、企業・学生・セールスの全ユーザー体験向上
・Figmaから自動で画面実装を行うなど、“実装そのもの”の自動化
・コーディングだけでなく、要件定義・設計・テストなど開発全体でAIを活用
要するに、「AIを道具として使う」のではなく、開発のあらゆる工程にAIを組み込んだAIネイティブなプロダクト開発に挑んでいます。開発のボトルネックをAIで取り除くことで、機能追加や改善を高速に回せるようになり、ABABAが次のステージへ進む推進力になると考えています。
2.「個人レベルでの最適マッチング」を実現するためのAIアーキテクチャ構築
もうひとつの挑戦は、ABABAが大切にしてきた「ミスマッチをなくす」という考え方を技術で実現することです。
従来の条件検索では、「スキル」「勤務地」「条件」といった「表に見える情報」しか扱えません。
しかし本当のマッチングに必要なのは、
・価値観、興味、能力、性格
・キャリア志向
・コミュニケーションスタイル
・過去の行動データ
といった「深いレイヤー」です。
これらをAIで解析し、個人単位で最適な組み合わせを導くマッチングエンジンを作る──これがABABAが挑むコア技術です。言い換えると、「人と企業の出会いを、検索から 『解釈と理解』 の世界へ進化させる」という挑戦です。
「仕様書がない」というカオスを楽しめるか
高橋:AI前提の開発、響きはかっこいいですが…現場はどうなんですか? リアルな課題も知りたいです。
藤本:一番のリアルは…「仕様ドキュメントが散らばっている」ことですね。
高橋:うわあ、それは手強そうです(笑)。
藤本:そうなんです。少人数で走ってきた分、「古参しか知らない仕様」「特定の運用でしか発動しない例外処理」など、仕様がコードやメンバーの頭の中に埋まっている状態です。僕も入社して半年経ってなお、「え、そんな機能あったんだ?」と驚くことがあります(笑)。
今回のフルスクラッチは、それらの「埋もれた仕様」をすべて掘り起こし、構造化し直すプロセスでもあります。なので、「整った仕様書が欲しい」というタイプの方には正直しんどい環境かもしれません。
逆に、「カオスを紐解き、自分であるべき姿を設計したい」人にとっては、最高に面白いフェーズだと思います。
「理想のエンジニア組織」をゼロから設計できる

高橋:エンジニアの方が気にされる「評価制度」や「キャリアパス」についても聞きたいです。スタートアップだと、曖昧さが不安になることもあると思うのですが…。
藤本:正直に言うと…まだ制度として形になっていません。これまで正社員エンジニアがいなかったので。
高橋:ということは、これから作るんですか!
藤本:はい。なので、今入ってくれる方にはコードを書くことに留まらず、「エンジニア組織の文化」や「評価制度」を一緒につくってほしいと考えています。
出来上がった組織で運用に入るのとは違い、「強い組織とは何か」をゼロから定義し構築する経験は、間違いなくキャリアの財産になるはずです。
藤本が目指す「筋肉質」なチーム
高橋:最後に、藤本さんが作りたいチーム像を教えてください。
藤本:「筋肉質なチーム」です。人数を増やすのではなく、1人1人が技術とビジネスの両輪で高いパフォーマンスを発揮する組織を作りたい。
今もシニアエンジニアが複数名参画してくれていますが、この「カオスだけど、技術で事業を伸ばす手触り感がある」環境に魅力を感じてくれているのだと思います。
これから技術的にも組織的にも作るべきものは山ほどあります。フルスクラッチ、AI活用、新規事業──挑戦機会には事欠きません。
整った環境ではありませんが、「カオスを楽しみ、自分で環境を作ることにワクワクできる人」 「書いたコードが事業を動かしている実感を求める人」
そういう人にとって、今が一番濃密な経験ができるタイミングだと思います。ぜひ一緒にワクワクしましょう。
高橋:藤本さん、ありがとうございました!この「カオス」を一緒に楽しめる仲間、お待ちしています!