インフラエンジニアとして活躍する社員をインタビューするブログ。
第4回はネットワークエンジニアとして着実にキャリアを積んでいるN.Fさんに、転職のきっかけやインフラ特化の会社に転職して良かったこと、現在の仕事内容、実機研修などについて詳しくお話を聞きました。ぜひ最後までお読みください!
▼こちらの記事はこんな方におすすめです。
・ネットワークエンジニアとして成長したい
・自社にインフラエンジニアのキャリアに詳しい人がおらず不安がある
・実機研修が実務でどう役立つのか知りたい
N.Fさんのプロフィール・入社までについて
本日はよろしくお願いいたします。
まずはご自身のことについて教えてください。
よろしくお願いします。
私は千葉県出身で、飲食業界で4年→PCキッティング1年→設計構築2年を経て、現在に至ります。
もともと料理の専門学校に通っていたため、卒業後はデパ地下の惣菜を製造・販売する会社に就職しました。兵庫県に配属されたのですが、2年ほど働いた後に関東に戻りたいなと思い、アジア料理店とビストロを展開している会社に転職をしました。そういう経緯もあるためか料理は今でも好きで、カレーをスパイスから作ることもありますよ。
最近は植物を育てることにハマっていて、バジルやイタリアンパセリなどのほか、夏の間はパッションフルーツも育てていました。
また、ベランダに花壇を作って、季節の花を寄せ植えしたりもしています。「リンゴ箱」という、農家の方がリンゴを運ぶときに使う木箱があるんですが、それが廃材として売られているので、土を入れて花壇にしているんですよ。あとは、ベランダにグリーンカーテンを作ったり、室内で観葉植物を育てたりと、
生活の中に自然を取り入れることを楽しんでいますね。
▲N.Fさんが育てている植物たち。おしゃれすぎます・・・!
育てている植物が本格的でびっくりしました!
飲食業界からエンジニアを目指した理由は何だったのでしょうか?
もともと飲食業界で働いていたのですが、コロナの影響でシフトにほとんど入れなくなってしまって。勤務先が小さな会社だったこともあり、給与がカットされてしまったんです。最初は同じ飲食業界で転職しようと考えていたのですが、「飲食業は後からでも挑戦できるな」と思い直し、若いうちにしかできない仕事に挑戦しようと思ったんです。そこで、IT業界へ転職することにしました。
IT業界を選んだ理由は、知らないことを学ぶのがもともと好きだったことと、商業高校出身だったのでPCの基礎知識は持っていたためです。実は簿記の資格を持っていたので、会計事務所や経理職にも応募していたのですが、実務経験がないと厳しいところが多くて。その点、IT業界は自分が勉強すればエンジニアになれるんじゃないかと思い、この道を選びました。
最初に入社したSES企業は開発分野に力を入れていたため、私も入社後にプログラミングを勉強していました。しかし、入社後3か月くらいが経った頃に、会社の方針が突然変わり、「開発分野ではなく、インフラ分野で進んでいく」ということが社内で発表されたんです。開発系はエンジニアにとって人気の業界なので、未経験のエンジニアが新規で参入していくことは営業としても難しかったようです。でも、インフラの仕事は将来的にもなくなることがないと当時言われていました。
それで「そもそもインフラって何だろう?」と思い、自分でいろいろ調べたんです。そうしたら、インフラエンジニアの仕事のほうが自分に向いているかもしれないなと感じるようになってきて。コードを書く作業ってAIでもできてしまう部分があると思うんですけど、インフラ分野だと、お客様にヒアリングしていくつかの選択肢の中から最適解を提案する、という流れがあるんですよね。そういう風に、話をしながら仕事を進めていくスタイルが自分には合っているのかなと思い、インフラエンジニアとしての道を選びました。
そこから転職活動をされたようですが、きっかけはやはり会社の方針転換が大きかったのでしょうか?
そうですね、会社の方針転換にともない、インフラに詳しい人が社内にいない、という状況に不安を覚えたことが転職の理由でした。
当時在籍していた会社では、「どうしても開発分野がやりたい」という人は親会社の方へ行き、インフラ分野でも問題ない人は、皆で一斉にCCNAの取得に励む、という流れだったんです。インフラのノウハウを持っている人が社内にいなかったので、「とにかく人海戦術で、資格を取れる人からどんどん取っていこう!」という感じでした。
勉強方法についても、最初は何から手をつければいいのか分からず手探り状態でした。ある時、社員の誰かが「どうやら『ping-t』という便利なものがあるらしいぞ」と発見して、そこから社内のコミュニケーションツールで情報を共有しながら、みんなで勉強を進めていたくらいです。
いくらCCNAを取得したとしても、今まで開発分野をメインにやってきた会社がインフラエンジニアの営業をするのはやはり難しかったようで、ほとんどの人があまり良い案件には入っていなかったようです。私もCCNAを取得した後、案件に参画したのですが、業務内容がPCのキッティングでした。「せっかくCCNAを取ったのに、キッティング案件かあ…」と思ったのを覚えています。
それでもしばらくは頑張って続けていたのですが、「実績がある会社に入らないと、良い現場には行けないのだろうな」と思うようになりました。そこで、インフラ分野に特化している会社を探していたときに求人媒体でケルンを見つけ、「ここにしよう!」と思ったんです。
実は、他にもう2社のSES企業の面接を受けていたんですよね。1社は返信が遅くて、「ここはちょっと嫌だな」と感じていました。もう1社はケルンの面接前に内定をもらっていたのですが、ケルンが本命だったので、迷わずケルンに決めました。
ケルンに入社した決め手は何だったのでしょうか?
これ、言っていいのか分からないんですけど…代表の川嵜さんに最初にお会いしたとき、「あれ?中身ひろゆきみたいな人いるな…」って思ったんですよね(笑)。「合理的じゃないことはしない」みたいなスタンスがすごく印象的で。でも、そういうタイプの人は好きなので、むしろ良いなと思いました。
ケルンを選んだ理由はいろいろあって、インフラに特化していることや昇給基準が明確なことも魅力だったんですけど、それ以外で大きかったのは「川嵜さんだったから」というのが正直なところですね。社長がどんな人なのか分かる会社と、誰が経営しているのか分からない会社だったら、前者のほうが安心感があるじゃないですか。「この人がトップなら、ここで働きたいな」と思えたのが決め手でした。
給与体系についても、こちらから聞く前に川嵜さんのほうから説明してくれたのが意外でしたね。普通、こういう話って聞かないと出てこないことが多いので。「そこまでちゃんと教えてくれるんだ」と思って、すごく納得感がありました。想定年収の具体的な数字は正直覚えていないのですが、想定年収やキャリアプランのお話を聞いたときに、「あ、これなら安心して働けるな」と感じたことは強く覚えています。
面接が決め手だったのですね。実際にインフラ特化のケルンに入社してみてどうでしたか?
転職前の会社ではインフラ分野に明るい人がいなかったため、「キャリアアップに繋がる案件に参画できない」、「そもそもインフラエンジニアとしてのキャリアプランが分からない」という部分がとても不安だったのですが、インフラ特化のケルンに転職してその点がすっかり解決されたなと実感します。
まず、面接のときに代表の川嵜さんが、向こう3~5年間のキャリアプランを教えてくれたのですが、業界の傾向や根拠などもあわせて説明してくれたため、当時はまだインフラ分野に詳しくない私でも納得のできる内容でした。川嵜さんが元インフラエンジニアだということも大きかったと思います。
入社後は、面接時に教えていただいた通りのプランで順調にステップアップできていますし、現在は他のケルンメンバーとチーム参画で、設計構築の業務も経験できています。ケルンに入社して2年ちょっと経ちましたが、単価もアップしているので、その分責任のある業務も任せていただいているなと感じますね。
転職せずに前の会社のままだったら、ここまでのキャリアアップはできていなかったと思います。
入社後のケルンでのやりがい・ケルンの印象
入社前のお話を伺ったので、ここからは入社後にフォーカスをあてて質問させてください。
ケルンでのやりがいは何ですか?
一番やりがいを感じるのは、面談ですね。自分がどれくらい成長したのか実感できる瞬間のひとつが、面談だと思っています。ケルンでは、面談の前に案件の詳細をしっかり共有してくれるので、その成長をより実感しやすいんです。
例えば未経験のときは、面談でもコミュニケーション能力を重視されていて、技術的なことはあまり細かく聞かれませんでした。しかし、最近では「この機器を触ったことはありますか?」「この部分の仕組みは分かりますか?」という技術的な質問が面談で増えてきました。「自分もそういうレベルの話をされるようになったんだな」と思うと、エンジニアとしての成長を感じますね。
また、案件探しを開始する前に、営業と方針をすり合わせる機会があるのですが、そこでも成長を実感します。例えば、担当営業から「こういう風に案件を探していきます」と連絡をもらったときに、「前回はこういう提案の仕方だったけど、今回はこう変わったんだな」と気づくことがあるんです。分かりやすいところでいうと、単価とかですね。そういう変化を感じることで、自分自身もステップアップしているんだなと実感でき、それがやりがいに繋がっています。
N.Fさんからみたケルンの良い点と改善点は何ですか?
一番良いなと思うのは、代表がインフラ業界全体から技術的な部分まで、しっかり理解していることですね。
面接のとき、代表の川嵜さんから「インフラ業界とは」という全体像から話をしてくれました。そこで、「インフラエンジニアを雇って会社を経営する上で、こういう視点が大事なんだな」と気づいたんです。前の会社ではそのような業界全体の話を全然聞いたことがなかったので、「自分が以前いた会社の経営陣は、本当に何も知らなかったんだな…」とあらためて痛感しました。
前の会社は「未経験大募集!」というスタンスで、とにかく人を入れていたんです。でも、来る者拒まずなスタイルだった分、勉強の覚悟が足りない人も多く、結局すぐに辞めていく人があとを絶ちませんでした。未経験を採用すると会社としても教育コストがかかるし、それを回収できずに赤字になってしまうとう負のサイクルがあり、前の会社では「このままずっと赤字なんじゃないか…」という不安を抱えながら業務をしていました。
その点、ケルンは面接を受けたときにしっかり説明をしてくれたので、安心感がありました。代表が業界を理解しているということは、働くエンジニアにとって道しるべを示してくれる存在になるわけなので、そのような存在がいると会社経営も安心だなと思いましたね。そういう意味で、ケルンの仕組みや考え方はすごく良いなと思っています。
改善点を挙げるとしたら、帰属意識が薄いところですね。
ケルンの社員は80人(2025年2月1日現在)くらいいるんですけど、実際に会ったことがあるのはそのうち20人くらいなんです。前の会社では客先での業務後に帰社するのが当たり前で、良くも悪くも会社にいる時間が長かったので、自然と仲間意識が生まれていたんです。「会社に行けば誰かいる」という環境でしたし、横のつながりが強かったですね。
その点、ケルンにも「カレー部」などの部活動はありますが、やはり限られたメンバーになってしまうんですよね。今は「横のつながりを求めている人が、部活動や勉強会などで自由に集まっている」という感じなので、社員同士をつなげるような仕組みがもっとあれば、帰属意識が高まりさらに良くなるのかなと思っています。
ただ、もちろん「会社の集まりに行きたくない」という人もいると思うので、そこを強制しない雰囲気はすごく良いなとも思っています。一長一短ですね。
▲カレー部の活動で、事務所のキッチンでカレーを作ったことも!
現在のお仕事について
続いて、現在参画されている現場についても聞かせてください。
現在のお仕事内容は何ですか?
大学のネットワーク更改や、中小企業のネットワーク構築のプロジェクトに参加しています。今はまだ、ネットワークの構築やパラメーターシートの作成がメイン業務ですが、今後はプロジェクトリーダー(PL)業務も任せてもらえる予定です。最近は、自分がファシリテーターとしてプロジェクトに関わることも増えてきました。
使う機器としては、Palo Alto Networksのファイアウォールを扱うことが多いですね。
それに加えて、Cisco CatalystのスイッチやHewlett Packard EnterpriseのArubaシリーズもよく使っています。特に、Palo Altoのファイアウォールと何かを組み合わせて導入することが多いですね。ほかにも、Arubaのスイッチやアクセスポイントをスーパーに導入する案件などもあります。
チーム体制は、プロパーが1名、それにメンバーが2~3人という編成が多いです。
業務の流れとしては、まずお客様へのヒアリングシートを作成し、要件についての質問事項をリストアップすることから始まります。これはいわゆる要件定義というよりも、構築に必要な情報を整理するフェーズなので、どちらかというと詳細設計の範囲ですね。
ファシリテーションなどはプロパーの方が担当し、その後、お客様からの回答をもとに構築作業を進めます。構築が終わったら検証を行い、問題がなければ納品という流れです。お客様先で、自分たちがセットアップした機器をラックに設置し、LANケーブルに接続して最終試験を行い、完了となります。
今は4つのプロジェクトを同時並行で担当しています。締め切りが重なり忙しい時期もあるのですが、基本的には上長がスケジュールを調整してくれるので、締め切りが被らないように管理されています。プロジェクトの期間は案件によってさまざまですが、中小規模の案件が多く、2~3か月程度のものが多いですね。
1日のスケジュールはどのようになっていますか?
一例をあげると、下記のようなスケジュールになっています。
09:00~:チャット、メール返信、一日のタスク確認
10:00~:設計書作成
12:00~:昼休憩
13:00~:顧客定例
14:00~:手順書レビュー
15:00~:構築
17:20:終業
業務後にケルンのカレー部で集まって、カレーを食べに行くこともありますよ。
▲毎月行っているカレー部のカレー店巡り。めちゃくちゃ美味しそう・・・!!
現在の常駐先で働きやすいと感じる点は何ですか?
今の現場ではUTM製品を多く扱っているんですが、ナレッジが豊富で、困ったときに誰かが助けてくれる環境が整っている点がすごく働きやすいですね。
この案件に入るまで、Palo Alto Networksのファイアウォールを触ったことがなかったのですが、隣の席の方に聞いたら、「分からないところは、このチャットで質問を投げてみたらいいよ」と教えてもらいました。試しに軽く質問してみたら、すぐに回答が返ってきて、「パラメーターシートは、この製品ならこのフォーマットがあるから、これを使った方がいいよ」と具体的なアドバイスまでいただけました。
分からないことがあっても、すぐに相談できる環境というのはすごくありがたいですね。
現在の仕事で挑戦したいこと
マネジメントに挑戦したいと考えています。プロジェクトの管理もそうですが、人のマネジメントにも挑戦したいですね。
きっかけは、前の現場にいたときのプロジェクトマネージャー(以降「PM」と表記)がとても落ち着いていて、すごく格好いいなと思ったからです。そのとき、一緒に働いていた方の中に、スペシャリストタイプの方もいて、対照的な二人の働き方を間近で見ていたのですが、自分はスペシャリストよりもPMのほうを目指したいと思いました。
それまでは「PM=残業ばかりして常にカリカリしている人」というイメージが強かったのですが、当時のPMは、納期から逆算して効率よく仕事を進める人でした。さらに、メンバーだった自分にも一つひとつ丁寧に説明してくれて、全体をしっかりまとめているという印象が強かったですね。
「こういうマネージャーだったら、自分も目指したい!」と思い、マネジメントに興味を持つようになりました。
今の仕事のやりがい/難しいところ
やりがいを感じるのは、問題を解決できた瞬間の達成感です。
逆に、その問題解決が難しいことも、この仕事の大きな特徴ですね。
例えば、試験環境を構築するときがそうです。実際に納品する機器と、お客様の環境を想定した疑似機器の両方を構築するのですが、この環境が「完成した」と言うためには、まず通信が正常に通ること(疎通確認)が大前提となります。
ただ、ほぼ確実に疎通確認は一発で終わりません。疎通がうまくできなかったときに、試行錯誤を繰り返しながら問題の原因を特定し、ようやく疎通が通ったときの達成感は格別です。この瞬間こそが、この仕事のやりがいだと感じています。
また、単価アップに伴う責任の重さも感じています。以前の現場では一番経験が浅い立場だったため、メンバーとしてレビューを依頼する立場でした。しかし、今の現場には新卒のメンバーもいるため、自分がレビューする立場になることが増えました。
レビューする側になると、お客様に納品される前の最終チェックの責任を担うことになります。ここで確認が甘いと、お客様の信頼にも影響を与えかねません。そういった責任の重さを実感することで、単価アップに見合うだけの役割を果たさなければならないと、改めて感じています。
キャリアについて
設計構築を担当するためにどのような勉強をされましたか?
大きく3つあり、資格勉強、人と話す練習、実機研修が役に立ったと感じています。
まず資格ですが、私の場合、1社目のSES企業在籍中に独学でCCNAを取得しました。そのあと、人に教える過程で知識が定着しました。
勉強方法としては、「一番簡単」と謳われているようなシンプルな参考書をはじめに読み込み、次に白本(Ciscoの公式参考書)に取りかかりました。勉強を始めて3か月目くらいにPing-tの存在を知り、それを使って本格的に対策を進めました。勉強期間は半年程度だったと思います。
1社目のSES企業(転職前)では、全く関係のない営業の仕事をしながら、業務後に勉強するという流れでした。営業の案件に参画しつつ、「CCNAを取得したら、順次インフラ案件に参画する」という会社の方針だったんです。毎日、18時まで営業の仕事をして、家の最寄りのマクドナルドで19時から22時半くらいまで勉強していました。
CCNA取得後も、まだ取得していない人や新しく入社してきた人に勉強を教えることが多く、また、社内で勉強会を開催し、資料作成などを通じて知識がさらに定着していきました。
あとは、人と話す練習がキャリアアップに役に立ちましたね。面談練習というよりも、以前のSES企業で電話営業をしていたときに仕事を早く上達させたくて、営業成績が良い人の録音を聞いてとにかく真似しまくったんです。その経験が、結果として面談でも役に立ちました。面談だけでなく、コミュニケーション力としても普段の仕事で生きていると思います。
最後の実機研修ですが、こちらはケルン独自の研修で、実際に実機を触りながらいろいろな設定を行っていくという研修になります。それまで実機を触る機会がなかったので、とても助かりました。
実機研修については、具体的にどのようなところが役に立ちましたか?
研修の内容はシンプルでしたが、実機だからこそ発生するトラブルシューティングが役に立ちました。私は、入場するまでにCCNAの資格は持っていたものの、実機に触れたことがなかったので、実機研修の存在がとてもありがたかったんです。
前の会社の研修ではPacket Tracerを使っていたので、PC上にスイッチやルーターのアイコンがあって、それらを仮想ケーブルでつなぎ設定を入力する、という流れで、いわゆる仮想環境での研修だったんです。
ただ、仮想環境では起こらないトラブルが現場ではたくさんあるんですよね。例えば、「同じ種類の機器同士をストレートケーブルで繋いでも通信できない」とか、「ケーブルのツメが壊れていて実は刺さっていなかった」とか。こういうトラブルは、実機じゃないと起こりえないんです。
実際の現場でも、こういった物理的なトラブルは頻繁に発生します。だからこそ、「トラブルシューティングをするときは、まず物理層から確認しよう」という考え方が、すごく役に立ちました。
あと、正直な話、実機研修を受けるまで「コンソールケーブル」が何なのか分かっていなかったんです(笑)。Packet Tracerだと、ルーターをクリックするといきなり設定画面がバーっと出てくるので、そもそも「どうやってその設定画面を出すのか?」という基本的な部分を理解していなかったんです。
そのため、実機研修で「コンソール接続をしてください」と言われたときに、「普通のLANケーブルと何が違うんだろう?」と思ったほどです(笑)。
実機研修で初めてコンソールケーブルの使い方を知ったときは、結構衝撃を受けました。「現場に入る前に研修を受けておいて本当に良かった!」と心底思いましたね。もし知らないまま現場に行っていたら、大恥をかくところでした…(笑)。
こういう実機研修が充実しているところも、インフラ特化の会社を選んでよかったなと思う点です。
今後について
N.Fさんが今後叶えていきたいキャリアプランはありますか?
30歳までにマネジメント経験を積んで、それ以降はインフラ領域のコンサルタント業務に進んでいきたいと考えています。
コンサルタントを目指すようになったきっかけは、エンジニアのキャリアパスを調べた際に、一般的な選択肢としてPMやスペシャリスト、そしてコンサルタントがあると知ったことなのですが、その中でコンサルタントという職業が自分には向いていると感じました。人と話しながら進めていくスタイルが自分に合っていると考えたからです。
自分が持っている知識を活かして、困っている人に「こうしたら良いですよ」と提案するのが好きなので、そこを仕事でも最大限生かしていきたいなと思いますね。
今後どのような方と一緒に働きたいですか?
自分の能力を存分に発揮したい、と思っている人と一緒に働きたいです。
自分は経験上、周りを引っ張っていく側にいることが多いんです。例えば、「こうしたいんだよね」と相手が言ったときに、「やればいいじゃん!」と背中を押すようなことをしてきました。前の会社で勉強会をしていたときも同様で、「会社のためにこうしたら良いと思うんだよね」という想いを持っている人がいて、その人に「やればいいじゃん!」と言って実現したことがあります。
そういった意欲的な人と一緒に仕事をしている方が、物事がどんどん進んでいくことを実感でき、楽しいと感じています。
ケルンに応募を迷っている方はぜひ応募してみてください!
N.Fさん、ありがとうございました!
▼株式会社CAIRNはどのような会社?
・インフラエンジニアに特化した高還元SES企業です。
・ 契約単価に連動した報酬体系なので評価基準が明確です。
・ITインフラに強い営業網で豊富な案件からプロジェクトを選べます。
・ 独自の研修制が多数あり、学びなおしが出来ます。
・厚生労働省認定のホワイト企業です。
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