こんにちは!ZAICO開発チームです。
弊社ではパブリッククラウドのAWSを利用してサービスを提供しています。
パブリッククラウドを利用して開発するとオンプレミスに比べて開発スピードがものすごく早いですよね。
サーバを立てるのも数分でサクッと立ち上がってサクサクと開発が進められる。非常にありがたいです。
ただ、サクッと立ち上がったサーバをそのまま放置しているとお金がかかります。
AWSの場合は、大抵のサービスが従量課金となっているので作成したり起動したまま放置していると翌月の請求が。。。なんてことにもなりかねません。
定期的に見直しましょう!
大きなコストだけじゃなく小さなコストも見直しを
AWSを利用されている方であればRDSやDynamoDB、ElasticSearch、CloudFrontなどが大きくコストを占めていることはご存知かと思います。
なので、今回は見落としがちや削除し忘れがちだけれど存在しているだけで小さくもコストが掛かるものにフォーカスしたいと思います。
小さいながらもコストが掛かるもの(東京リージョンで月当たり算出)
- CloudWatch Dashboard:$3.00/ダッシュボード
- Elastic IP:$3.60/IP
- Application Load Balancer:$17.496/ALB(LCU除外)
- Classic Load Balancer:$19.44/CLB
- Route 53:$0.50/Host Zone
- EBSスナップショット:$0.05/GB
ざっと挙げてみましたが上記について少し細かく見ていきましょう。
CloudWatch Dashboard
各種メトリクスをまとめて表示する際に使われることが多いかと思います。
実際に使っているものであればいいんですが、モノによってはAWSのサービスに自動生成されてそのまま消されずに残り続けるものもありますので
定期的にチェックして使っていないと分かれば削除しましょう。
Elastic IP
課金される条件が どこにもアタッチされていない or アタッチされているEC2が起動していない 時に課金がされるものです。
何かでパブリックIPが必要になり、その後要らなくなったけど削除せず放置されたままということがよくあるのでアタッチされておらず使ってもいないと分かれば削除しましょう。
Application Load Balancer/Classic Load Balancer
いわゆるELB(Elastic Load Balancer)ですね。
こちらも何か試しで立ててそのまま放置ということがよくあり地味にコストが掛かるので要らなくなったら消しましょう。
Route 53
とてもありがたいDNSサービスですね。
ホストゾーン1つあたり$0.50と高くはないですが、何か試しで作ってそのまま放置ということがあるので消しましょう。
EBSスナップショット
EC2に何かあった時の救世主のスナップショットです。
1GBあたりの料金は低いのですが歴代のスナップショットが溜まりに溜まると料金も高くなります。
スナップショットは定期的に見直してライフサイクルの設定などをして削除しましょう。
塵も積もれば山となる
上記で挙げたものたちはそれぞれは小さなコストですが塵も積もれば山となるです。
CloudWatchの使っていないダッシュボードが5個あれば$15.00かかり、
放置されたElasticIPが10個あれば$36.00かかり、
放置されたALB/CLBが1個ずつあれば約$37.00かかり、
と蓄積されていきます。
まとめ
AWS費用の見直しは、費用対効果の面から大きくコストがかかっているものから見ていくのが良いかと思います。
大きくコストが掛かっているものの見直しが出来たら今回挙げた小さくコストが掛かっているところにフォーカスすると良いかと思います。
コストが浮けば月々のお菓子代や飲み物代になるかもしれませんよ?(ならないかもしれませんが)
では、素敵なAWSライフを!