株式会社シンシア・ハートの会社情報 - Wantedly
株式会社シンシア・ハートの魅力を伝えるコンテンツと、住所や代表・従業員などの会社情報です。すべての人がいくつになっても自分の未来に期待し、今を生きること、明日が来ることにときめくことができる社会をつくります。
https://www.wantedly.com/companies/company_8103698
こんにちは。株式会社シンシア・ハートで代表取締役をしている堀内猛志(takenoko1220)です。
このnoteでは、起業を志してベンチャー企業に新卒入社したのに、結局17年も所属してしまった結果、38歳6ヶ月にしてやっと起業した人間のヒューマンストーリーという名のポエムブログを書いています。
この時期に思い出されるのは、昨年の5月25日から26日にかけて、妻が脳梗塞を起こした夜のことです。僕は、すぐには妻の異変に気づくことができませんでした。この時のことは、もう一生忘れないでしょう。
他にも妻を思い出す出来事が重なったので、今回の振り返りでは、久しぶりに自分のメンタル的なところを話してみます。
開いてしまった長期記憶の扉
何かと落ち着かない日々
一瞬で引き戻される感覚
息子との愛しい時間
息子がくれる、今しかない時間
メンバーの“タグ”を磨く、シンシア・ハートの5期目
AI時代に残る、人が介在する価値
人生の中にあるものすべてがタグになる
ワーク・ライフ・バランスからワーク・ライフ・ハーモニーへ
今月のまとめ:今を抱きしめて前へ進む
メンバーを募集しています
人間には、短期記憶と長期記憶があります。短期記憶は一瞬のもの、長期記憶は一生のものです。
僕の短期記憶は、息子やメンバーのおかげで楽しい記憶で埋め尽くされています。しかし、この5月、衣替えの時期だからとクローゼットを開け、片付けを始めたことで、長期記憶の扉が開いてしまいました。
去年の息子の誕生日やゴールデンウィークには妻がいました。連休には、息子と二人で沖縄にも行きましたが、沖縄は、よく妻と二人で行った場所でもありました。こうしたトリガーにふれるたび、妻がいた頃の風景が、ありありと蘇ってくるようになったんです。
それからは、うまく寝付けず、寝ても早朝に目が覚めてしまうなど、落ち着かない日々が続きました。常に動悸がするような感じがあり、体調も良くありませんでした。おそらく、交感神経が優位になっていたのだと思います。
体がそんな状態だと、普段ならしないようなミスも出てしまいます。電車の荷物棚にPCなどが入ったカバンを置き忘れてしまったり、シッターさんに家の鍵を渡し損ねてしまったり。自分でも、これは相当まずい状態だなと感じました。
前から繰り返し言っているように、僕にとって、妻の死は乗り越えるものではありません。今の生活や考え方、価値観など、いろんなものをありのままに受け入れる。そうしているうちに、自分自身に馴染んでいくのだろうと思っています。
僕は、時間がそれを助けてくれるのだろうと考えていたのですが、今回の出来事を通じて、長期記憶はトリガーによって一瞬で引っ張り出されるのだと実感しました。
もちろん、これまでも、クリスマスや正月など、妻を思い出す出来事はありました。でも「まだ半年しか経っていないから仕方ない」と思っていたんです。
ところが、1年が経っても記憶は鮮明でした。特に、「ああ、今日はそういえばあいつが倒れた日だな」と思い出したときのフラッシュバックは、自分でも驚くほど衝撃的なものでした。
こうした現実も受け入れてアジャストしないと、いつか取り返しのつかないミスをしでかしてしまう。そんな不安もあり、心がワサワサとした5月でした。
そんな自分を落ち着かせてくれたのは、やはり息子でした。息子をハグして、赤ちゃんのいい匂いを吸って、ぽにゃぽにゃした体を触って。すると、自然と落ち着いてくるんです。
最近の息子は、どんどん喋れるようになってきています。そういうところも含めて、日々の可愛さは半端ではありません。その一方で、息子の成長は「待ったなし」だと実感しています。
1年前を思い出せば、息子はまだ立って歩くことができませんでした。嬉しいときの感情表現は寝転んだまま手足をバタつかせること。妻はそれを「ぴょんこぴょんこ」と呼んでかわいがっていました。
もちろん、今はもうそんなことはしません。「あれ?最後に見たのいつだったかな?」と、いつの間にか過ぎ去っていくんですね。
今、息子を見ていて一番可愛いなと思うのは、四六時中、僕の方に手を広げてだっこを要求してくることです。息子は「だっこ」をうまく言えずに「がっこ」と言ってくるのですが、それもまた可愛いところです。
彼にとって、だっこはハグの意味です。夜中に起きたときも、すぐに「がっこ」と言います。僕はそんな息子をぎゅっと抱きしめるのですが、同時に、こんなことができるのは果たしてあと何年なのだろうと思います。
数年もすれば、親から抱きしめることはあっても、子どもから「だっこして」と言われることは、間違いなく減っていくでしょう。だからこそ、家にいるときは、仕事をしていようが自分のことをしていようが、息子が求めれば必ず手を止めてだっこするようにしています。
今、この時期しかない息子との時間は、本当にいい時間だなと思いながら過ごす毎日です。
ここからは、もう一つの我が子のような存在である会社の話をしたいと思います。おかげさまで、当社は5月で第4期が締まり、6月から第5期に入りました。
「さあ、ここからどうやっていこうか」と考える中で思い至ったのは、メンバーひとりひとりの“タグ”の磨き上げに注力することです。
タグとは、その人の「個性」や「強み」といえます。たとえば僕なら、「100mを11秒台で走る40代」といった感じですね。あるいは、「1歳の息子を育てるシングルファザー」でもあります。
実は、転職の相談に来る方に「なぜ僕を頼ってくれたのか」と尋ねると、約1/3の方は、こうした僕の個人軸が気になったからだと答えます。
自分の人生を変えるような転職の話をする相手を、こうした人間くさい部分で選ぶのは合理的ではないかもしれません。でも、結婚相手を探しているときに、見ず知らずの誰かに「あなたを幸せにしてくれるのはこの人だから、ぜひ会ってみてほしい」と言われても、当然納得できませんよね。一方で、信頼している友達がそう言ったとしたらどうでしょうか。「まあ、そこまで言うなら会ってみるか」と思うのではないでしょうか。
だからこそ、僕は、転職エージェントには人として信頼できる存在であることが求められると思っています。
これまでの転職支援サービスでは、データをたくさん持っている大企業が優位でした。しかし、膨大なデータの中から最適な情報を探すことは、AIで代替できるようになっていきます。そうなると、データを持っていること自体の価値は、相対的に下がっていくでしょう。
そのとき、残るのはやはり「人」の価値です。ビジネスの世界では、よくBtoCやBtoBといった言い方をしますが、突き詰めていけば、すべて人と人の付き合いになるものだと、僕は考えています。取引自体は会社と会社であっても、フロントに立っている担当者が「この人だから」と選ばれているケースは少なくありません。
だからこそ、これからは会社名やサービス名だけではなく、「そこにいる誰に相談したいのか」がより重要になります。大手だから安心、ではなく、あの人がいるから相談したい。あの人の言葉だから聞いてみたい。転職支援サービスも、そういった選ばれ方が増えていくはずです。
「人」として選ばれるために、メンバーには自分のタグを付け、強化していってほしいと思っています。
とはいえ、当社のメンバーは既に独自のタグを持っている人がたくさんいます。たとえば、自分の会社を持っている人。そして、音楽が好きでバンド活動をしている人。犬や猫が大好きな人。
一見すると、仕事とは直接関係のない要素に見えるかもしれません。しかし、限りある時間という資産を何に使っているのか。その人が何を大事にして、何に夢中になっているのか。そういうものの一つひとつが、その人自身のタグになります。それらを掛け合わせていくと、その人ならではの専門性や希少性になっていくはずです。
「ワーク・ライフ・バランス」という言葉が登場して久しいですが、僕は、今や「ワーク・ライフ・ハーモニー」の時代だと考えています。
バランスとは、分けることを前提とした考え方です。一方で、ハーモニーは、それぞれを分けるのではなく、どう響き合わせるかという考え方です。
実は、僕は100mを走る練習を平日の日中にしていることがあります。一番気候が良く、一番走りやすいタイミングで練習した方がパフォーマンスがいいからです。「それって、サボりじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、自分の中でのテーマは一貫しています。
僕は、全ての人が人生を若々しく生きられるよう、自分自身を開発し続ける人を増やしたいと思ってこの仕事をしています。だからこそ、僕自身が「走ること」を通じて自分を開発し続けること自体が、一つのブランディングに繋がるわけです。実際、他の経営者の方々と話すときも、このタグは印象に残りますし、それだけで覚えてもらえる要素になります。
つまり、自分の人生に1本のコンセプトが通っていれば、ライフなのかワークなのか、はっきり分けられない領域があってもいいんです。
仕事も、趣味も、家族との時間も、全部がバラバラに存在しているのではありません。さまざまな活動が共鳴し合うことで、より良い音を奏でられるんです。
僕は、その中でこそタグが生まれると考えています。そして、それぞれのタグを掛け合わせていくことが、その人独自の専門性になります。さらに、人生をかけてタグを掛け合わせ続ければ、その専門性はやがて希少性につながっていくはずです。
日々トレーニングをしているだけあって、僕は他の40代の方と比べても健康的な身体を持っていると思います。それでも、メンタルから来る5月の不調は本当にきつかったです。
でも、それも含めて人間ですよね。
いまだに、僕は妻が生き返るならなんだって捧げられると思っていますが、現実には起こり得ないことです。だからもう、今の状態を受け入れるしかありません。
僕はそうやって一歩ずつ前に進んでいるつもりです。だからこそ、当たり前に調子の悪い月もあると受け入れて生きています。5月はとんでもないミスも多くありましたが、幸い大きなトラブルにはなりませんでした。もしかしたら、ちょっとゆるんでいた僕のふんどしを、妻が引き締めてくれたのかもしれません。
6月には、創業記念日と、妻の命日を迎えます。また感情の動く月になりそうですが、引き続き今の自分と息子を抱きしめながら、日々を大切に過ごしていきたいと思います。
当社では、引き続きメンバーを募集しています。COO候補をはじめ、キャリアアドバイザーや求人ライターなど、さまざまなポジションがあり、副業やフルリモートといった働き方も選べます。
まずは業務委託という形からスタートできますので、当社のビジョンや、僕自身の生き方、思いに少しでも共感してくださる方がいらっしゃったら、以下のWantedlyからお気軽にご連絡ください。Wantedlyに掲載している以外にも、協力いただきたい業務はたくさんありますので、まずはカジュアルにお話ししましょう。ご連絡をお待ちしています。