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株式会社ジャパンキャリアを創業した背景と想い

初めまして。株式会社ジャパンキャリア代表取締役CEOの吉田 杏佑です。

2024年10月に「すべての人が共生する社会を創る。」というビジョン掲げ、外国籍求職者と人手不足の会社をつなぐ人材マッチングプラットフォームである株式会社ジャパンキャリアを設立しました。

また、会社の設立に合わせてジェネシア・ベンチャーズ様,F Ventures様,株式会社タイミーの代表を務める小川 嶺様から総額4,000万円の資金調達を実施させていただきました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000152379.html

今回は私の簡単な自己紹介と本法人を設立した想いについて、お話しさせていただきます。

はじめまして

まず簡単に私についての自己紹介をさせてください。

略歴

2001年生まれ。中央大学文学部哲学専攻卒業。2024年現在22歳。
高校時代の経験から、幸福について興味を持ち、大学では哲学について学ぶことを決意。
入学と同時にコロナウイルスにより、自粛。ネカフェ封鎖により居場所を失ったネカフェ難民の方々とインバウンドがなくなり困っている民泊業者をつなぐプラットフォームを設立。
その後、大学一年生の夏にスタートアップでインターンへ。BtoBの法人営業として勤務。
2023年に起業を決意し、営業代行の会社を設立。
2024年に2社目となる本法人を設立。

本領域に興味を持ったきっかけ(大学で学んだこと)

略歴にも書いた通り、私は大学で哲学を学んでいました。研究の分野は政治哲学です。
昨今の世界では政治的に大きなテーマの一つとして、移民の問題が挙げられています。数日前に行われた2024年米国選挙でも、不法移民、移民問題は大きな争点の一つとなっていました。
私は政治哲学の中でも特にこの移民問題に強く関心がありました。

私は哲学を研究する中で、外国人人材の領域にコミットすることこそが日本の人手不足の問題と移民問題を解消し、最終的には平和な社会を築くことができる手段であると考え、この領域で事業を進めることを決めました。

私の移民の哲学については後ほど詳しく述べますが、興味を持ったきっかけとしては上記の通りです。

入学早々コロナに直面。事業を立ち上げた後、スタートアップインターンへ

私たちの世代は、大学進学と同時にコロナウイルスに見舞われました。
大学ライフを満喫するぞ!と意気込んでいた私たち新入生の楽しみを全て奪い去っていったのです。

そんな中、家で引き篭もってテレビを見ていると、ネカフェに今まで住んでいた人たちが(本当はダメなのですが笑)、住む場所を失って困っているというニュースを目にしました。
このニュースを見た時、民泊業者とネカフェ難民の方々をマッチングさせたら、この課題を解決できるんじゃないか!と閃いたんです。
というのも、友人の民泊業者さんがコロナでインバウンドがなくなり、困っているという悩みを聞いていたんです。そこで、ここ両者をマッチングさせば社会課題を解決できると考えたんです!

実際に立ち上げてみると、とてつもなく泥臭いことばかりでした。
しかし、本当に困っている人の悩みを解決することで、心の底からでる「ありがとう」に心が癒されました。
それまでは哲学に関心が強かったこともあり、「お金を稼ぐ」ことに対してなんとなく、「よくないことなんじゃないか?本質じゃない!」という抵抗がありました。
しかしこの経験から、「資本主義に乗りながらでも、幸せを作れるんだ!!」と考え、もっとビジネスに関わりたいと思い、スタートアップでのインターンを始めることを決めました。


スタートアップでのインターン

こうしてインターン募集サイトで見つけたプロトスター株式会社でインターンを始め、ライターからイベント企画、法人営業まで様々な経験をさせていただきました。
大学生ながらBtoB営業における商談をさせていただいたのは、私にとって非常に大きな糧となりました。

プロトスター株式会社の方々には今でもとっっっっっっっても感謝しています!
プロトスター株式会社に追いつけ追い越せで事業を推進させていただきます…!!
※プロトスター株式会社はスタートアップ支援も積極的に行なっている会社なので、起業直後の方、資金調達をする方などはサービスをぜひチェックしてください!

ジャパンキャリアの想い

思想の時代を乗り越える

21世紀の戦争は、かつてのような物質的な利益や経済的な欲望からではなく、むしろ国家や民族の「思想」によって引き起こされているように感じられます。たとえば、ロシアによるウクライナ侵攻は、プーチン大統領が掲げる「ロシアとウクライナは一体である」という歴史的・文化的な理念に基づいています。プーチン大統領が2021年7月12日に発表した「ロシアとウクライナ人の歴史的一体性」に関する論文でも、ウクライナをロシアの一部として取り戻すべきだという考えが表明されています。

同様に、中国が台湾の統合を目指すのも、習近平主席が掲げる「中華思想」によるものです。台湾を中国領とすることが国家的な悲願とされ、統一を目指した行動が進められています。
また、イスラエルとパレスチナの対立も、単に領土の分割では解決できない思想や信条が絡んでいます。

もちろんエネルギー、国防、半導体などの合理的な要素もあるので、単純化して説明していますが、
少なくとも先進国においては生きることが最低限可能な物的資源が十分に行き渡っているにも関わらず現代で戦争が起こるのは、思想的な背景があることは間違いないでしょう。

つまり私たちは物的資源を充足させるだけでは、争いをやめないのです。
争いを減らすためには「思想」を乗り越えて、今とは別の価値観を提示する必要があります。

すべての人が共生する社会を創る。

【日本のリベラル(左派)とは】政治的立場と戦前~現代の歴史を解説

私は思想の時代を乗り越えるために重要なのが、「家族」だと考えています。
現代における保守とリベラル(右と左)の対立を多少乱暴にわけるなら、「家族」「伝統」が重要か、「個人」「自由」が重要かという対立となります。

私はこの両者の対立を乗り越えたいと考えています。それこそが新たな価値観の提示につながるからです。
まず、家族や仲間という概念は非常に流動的で曖昧なものです。犬や猫も当たり前に家族ととらえるし、夫婦のもとに突然入ってくる赤ちゃんも家族です。また会社の仲間を“家族”とも表現したりします。もっと大きい目で見たら、私たちは本来何の関係もない、テレビに映る見たことない競技の日本人オリンピック選手のことを、なんとなく応援してしまったりします。つまり、会ったこともない、知らなかった人のことも仲間(家族)に組み込んだりするんです。
このように血縁に関係なく、さらに種族間まで超えて「家族」の範囲は拡張したりするんです。対して、家族は離れることもあります。夫婦なら離婚したり、子供が巣立ったりして家族から離れます。会社なら退職することで別の会社の家族になります。なんとなく応援してたオリンピック選手は、競技が終わってテレビを消せば、数日後には存在すら忘れるでしょう。

このように私たちの「家族」の概念は、非常に曖昧なものなんです。
かといって、「個人」もそれ単独で維持できる概念ではありません。他者や社会があるから、対立構造として「私」があるからです。
つまり、社会や家族が存在しなければ、個人は存在しないのです。

この両者の対立を越えるために私は、家族という曖昧な概念を拡張しながら、固定化させないことが重要ではないかと考えています。
今まで固定化されてきた家族(日本国民)に当たり前のように家族以外(外国人労働者)が入ってくる。そして、家族になっていく。
かと思ったら母国に帰ったりして、家族から離れていく。

このように家族とその他の境界を行き来する人が増えることこそが、思想の対立を乗り越える手段なのではないかと私は考えます。
そうすれば、当たり前に会社の家族にインドネシア出身の方がいる。結婚相手がベトナム人。みたいな状況が生まれます。そして、この家族が固定化されることなく、広がったり離れたりすることで、家族が可変性を持つのです。
それぞれの国を自分の「家族」を通してみることで、勘違いも含めたフィルターがかかります。
今までよくわからなかった国に対して違った見方ができるようになるでしょう。

ただし、単純に何も考えずに受け入れればいいとは思いません。それによって、文化の違いや言語音違いなどによる、さまざまな衝突や摩擦が起こるリスクが大いにあるからです。

私たちはこの衝突をできる限り減らしながら、外国籍労働者と人手不足企業をマッチングさせることで、日本にとっての最重要課題である労働力不足を解消する。
それが結果的に「家族」と「それ以外」の境界線を乗り越える人々を生み出し、「家族」を流動的なものにする。
これこそが「思想の時代」を乗り越える手段になるのではないでしょうか。

以上が私たちジャパンキャリアの哲学であり、「すべての人が共生する社会を創る」ことこそが、現代の日本や世界にとって非常に重要だと考えています。

何をやるか

外国籍の方が日本で生活するうえで直面する様々な負を解消する

外国人の課題の一例
平成28年度 法務省委託調査研究事業外国人住民調査報告書

外国籍の方の人材領域はスタートアップにとっては非常に挑戦が難しい分野です。大手でさえも挑戦が難しく、事業の撤退や規模縮小などが続いています。

しかし私たちはこの領域において、愚直に、丁寧に解決策を提示することで、この市場を攻略します。
ここでは公開できないものもありますが、
・人材
・メディア
・コミュニティ
をはじめとして、様々な角度から外国籍労働者さまの課題を解決していきます。

日本に来た時に直面する課題を一つ一つ丁寧に解消することで、当たり前に日本の生活や文化に馴染んでもらう。
そうすることで、文化や言語の壁からくる衝突をなくす。

これによって、少子高齢化社会においても日本は今のインフラを保つことができる。外国籍の方も今より良い賃金で働くことができる。

私は大学で哲学を学んだからこそ、思想の限界を感じました。
「世の中がこう変化するべきだ!」と考え、思想の角度から活動した時期もありましたが、活動を通して変化する人はあくまで一部なんです。
それは思想に答えがないからだと思います。

思想の立場からではなく、社会課題をビジネスで解決する。
これによって、私たちは「すべての人が共生する社会を創る。」を実現し、来るべき社会をより良い社会を作りたいと考えています。

ジャパンキャリアの創業メンバーになりませんか?

これから上記で示したような夢を実現するのがジャパンキャリアです。
しかし私たちはまだ0→1フェーズで、全く何も整っていないのが現状です。
そこでジャパンキャリアでは、泥臭く一緒に戦ってくれる仲間を募集しています。
今ある事業と、これから作っていく事業、カルチャーをあなたにも一緒に作って欲しいと考えています。

一緒にジャパンキャリアで、すべての人が共生する社会を創りましょう!

将来起業する上で腕を磨きたい!という方も大歓迎です!
自薦他薦問わず、たくさんの人とカジュアルにお話しできたら嬉しいです!

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