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【PMに優しい】システム開発が工程に分かれている理由

Photo by Hamed Daram on Unsplash

株式会社クリエイティブテックスタジオがお届けする、【マネジメント虎の巻】シリーズ!

弊社はシステム開発領域のPMを生み出す会社として日本一といっても過言ではないほどのノウハウを持つ、プロジェクトマネジメントのプロフェッショナル集団です。

門外不出・社外秘のマネジメント方法論ですが、その一部をご紹介していきます!

今回のテーマは、『システム開発が工程に分かれている理由』。


システム開発が要件定義、設計、開発…と工程に分割されていることは、少しでも関わったことのある方であれば誰でも知っている当たり前のことですね。

では、なぜ工程に分割されているのでしょうか?工程に分割すると、どんな良いことがあるのでしょうか。

当たり前のこととして考えてこなかったこの疑問を今回は取り上げたいと思います。

少し意識が変わるだけで、プロジェクトが更に進めやすくなるかもしれません。ぜひ最後までご覧ください。

◆本コンテンツのゴール

・システム開発を工程に分けるメリットを知る

◆こんな方にオススメ

・PMを務める方

・PL、PMOを務める方

◆本文

システム開発の工程は「要件定義、設計、開発、テスト(、リリース・運用保守)」という内容に分かれています。IT業界にお勤めの方であれば、新人研修で学ぶほどの超基礎知識です。

システム開発を工程に分割するメリットは大きく3つあります。


マネジメントがしやすい

システム開発という大きな管理対象を分割して小さくすることで、マネジメントしやすくなります。

例えば、100人月のプロジェクトがあったとしましょう。あなたがPMであれば100人月ひとかたまりで捉えるより、期間で区切ったり、メンバーをグループに分けたりすることから始めるでしょう。

同様のことを既に提示してくれているのがシステム開発の進行に応じて分割された各工程なのです。


マイルストーンが明確になる

工程の分け方や名称は業界でほぼ間違いなく共通しています。細かな差はあるにせよ、同じ言葉が全く違う意味を指したり、ある工程のことを互いに通じないような単語で表現するようなことはないと考えて良いでしょう。

つまり、「設計工程が完了し、これから開発工程に入ります。」という報告はそれだけでプロジェクトの現在位置を関係者全員に正しく伝えることができるのです。

更に、各工程の終了をきっかけとしたタスクでプロジェクト進行をより確実にする助けにもなります。

例えば開発すべきものの全量が見えていない時には、要件定義工程のみで契約を交わし要件定義終了時点で改めて見積もりを算出して後続工程の契約を行うといった活用方法。

テスト完了後不具合分析を実施して再テストの必要性を判断する、その後のスケジュールを見直すなど、工程の区切りはマイルストーンとして意識しやすくなります。


評価のタイミングを生み出す

要件定義工程が完了した時、出来上がった要件定義書は開発規模に対して適切なボリュームとなっているかチェックする。開発工程完了時までに確認されたバグに深刻なものがなかったか評価する。

工程に分けられていることで半ば強制的にその工程の品質を振り返り評価しようとする意識が生まれます。

終わりと始まりが設定されていると終え方、始め方へ意識が向くようになるのです。


この状態で工程を終えて良いのか、この工程はどのように進められてきたのか、大きな問題が発生しなかったか、次工程を始めて良いのか、次工程を始めるための準備は済んでいるか…

この考え方こそが円滑なプロジェクト運営を支える要となります。その工程でやるべきことを終えたら次の工程、また次の工程とぶつ切りで進めると見逃した問題が膨れ上がって大きな手戻りが発生するなどトラブルの原因になります。

工程完了時の評価など、今回取り上げた内容を既に実施されている方は実際には多いことと思います。特筆するような内容ではないとお思いのことでしょう。しかし、それはこなすべきいちイベントとなってしまっていないでしょうか?

システム開発の流れをなんとなくそれが当たり前だからと受け流さずに、メリットを意識して活かしてみましょう!

同じことでも意識ひとつで変化することがあるかもしれません。

◆採用情報

最後までご覧いただきありがとうございました。

クリエイティブテックスタジオでは日本最高峰のシステム開発におけるPMを輩出する場を目指し現在メンバーを募集しています。

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