HITのミッションステートメント
HITのミッションステートメントは
「私たちの主体的な取り組みが感動を生み 誇りと敬愛をもたらし さらに平和な未来へと繋がることを目指します」
です。
皆さん、この言葉を聞いて、HITがどのような思いで広島の観光施策に取り組んでいるかわかりますか?
10月にHITのミッションステートメントに関するワークショップを実施しましたので紹介します。
ワークショップを開催しようと思った経緯
今年度の組織力強化に関する取組方針である「職員個々の持つ力を総結集し、組織力最大化」に基づき、企画・総務事業部の施策の一つに「安心して働き続けられる職場環境」という取組があります。
その一環として、昨年度から職場アンケートを実施しています。その中で見えてきた職場課題に対して、人事部門としては対応してきましたが、職場課題というのは一朝一夕で解決するものではないこと、そして、私たちが対応してきた(つもりでいた)ことは、表面的な対応になっていたのではないかと思うようになりました。そのような中、職場の深層的な課題が見いだせるのではないかという思いで、今回のワークショップを実施しました。
今回のワークショップは講師をお招きし、インフォーマル・コンステレーションという手法でHITのミッションステートメントを考えるワークショップを実施しました。
ワークショップの結果
前半と後半の2チームに分かれ、ワークショップを実施しました。
インフォーマルなワークショップであるため、詳細は記載しませんが、職員の中には、もやっとした気持ちで終わった方も多かったのではないかと思います。
ミッションステートメントという切り口で、自身がどう考えるか、どう行動しているか、どう行動していきたいかを考えました。
私自身もそうですが、普段、ミッションステートメントを目にする機会はほとんどありませんでした。なんとなく、HITができあがった5年前くらいにいた職員でつくったという話は聞いたことがありましたが、どういう経緯や思いでつくったのかということは知らずに1年半過ぎていました。
HITの組織構造は特殊で約40名の職員の内、半数程度は自治体や民間企業からの出向職員で構成されています。そのため、最短1年、最長5年で必ず人事異動があり、3年も経過すれば、職員構成は大きく変化している組織です。
その組織において、職員が同じ方向性を向いて、広島県を観光で盛り上げるために、ミッションステートメントの位置づけをどうするのか考えさせられるよい機会となりました。
ミッションステートメントに関して職員から出た声を一部紹介させていただくと、
- この文章にした経緯や背景を聞いたことがない
- 文章が長い
- 誰に対して言っているのかわからない
- 目指すことが大きすぎる
などなど。本当にその通りだなと思わされる意見ばかりでした。
HIT特有の組織構造の中、職員の力が最大限に発揮され、組織力を最大限化するために、HIT職員が共通してもつ(考える)「何か」は必要なのではないかと思っています。それが、HITではミッションステートメントになる得るのか。今回のワークショップを通じて、考えさせられました。もしかしたら、「リピータブルな観光地“広島”を実現し、地域に貢献する。」という方向にみんなが向かっていたらいいのではという意見もあるかもしれません。他の意見もあるかもしれません。HITになって6年目となる今年、職員にとっても今回のワークショップが組織を考えるよい機会になっていれば嬉しいです。