今週は予定していたメンバー紹介を少しお休みして、
広報として現場に同行する中で感じた、メドエックスの事業と
右高稜大さんという人物の“本質”について綴ってみたいと思います。
初めて話した時、正直「理想論だけで突っ走るタイプかもしれない」と思った。でも、何度か取材に同行し、病院現場の声に真正面から向き合う姿を見て、この人の本質が少しずつわかってきた。
今回は、長年の広報経験から数々の経営者を見てきた私が、“スパルタ指導”の目線で語る、右高稜大という人間の等身大のお話です。
先日、ある取材対応のために横浜市の某高度急性期病院の取材に同行しました。現在深刻化している看護師不足の実情について、現場の責任者の方から直接お話を伺うためです。
この方は、メドエックスのサービス立ち上げ当初からずっと関わってくださっている方で、右高さんにとっても、頭の上がらない大恩人のひとり。
私自身はこれまでオンラインでのやり取りしかなかったのですが、今回初めて直接お会いすることができ、とても感慨深い取材となりました。
医療現場の人材不足に向き合う真剣な姿勢、スタッフや患者さん一人ひとりへの思いやり。その優しいお人柄は、限られた時間の中でも十分に伝わってきて、改めて現場に根ざした言葉の重みを感じました。
帰りに右高さんから聞いた、そんな優しい方からお叱りを受けたエピソード
ローンチ当初の僕は、現場の負担を本当の意味で理解できていなかったんですよ。
SNSによる採用支援サービスという特性上、「発信頻度は多いほど良い」と信じていた。多く配信すれば、より多くの人に届く。そう思っていた。
だから、思うように進まない時「病院のために一生懸命やっているのに、どうして伝わらないんだろう」そんなもどかしさを感じていた時期もあった。
けれど、看護師の方々は命を預かる現場で働いている。
8回の配信でPVを稼ぐことよりも、月4回の発信でも“心に届く質の高いコンテンツ”を作るほうがずっと重要だと、あの看護部長さんに教えられたんです。今考えると、言いにくいことを、僕のために愛をもって教えてくれたことに感謝の言葉しかありません。
取材を終えて、帰り道のバスの中でこの話を聞きました。
病院を出たときに記者さんが「うちの経費で落としますから、タクシーで駅まで行きましょう」と声をかけてくださったのに、「いえ、ちょうどバスが来たので、あれに乗りましょう」と答える右高氏。
その瞬間、アラフィフの私は「いや、ここは甘えましょうよ」と心の中で思った。
正直、足腰にバスに乗る元気が残ってない(笑)
けれど右高さんは、スタスタとバスに向かう。……社長の意向なので、仕方ない(笑)
でも、その何気ない判断にも、この人らしさがにじんでいた。
便利さよりも誠実さ。効率よりも節度。どんなときも“人としてどうあるか”を大事にする姿勢が、右高さんには自然に染みついている。
だからなんとなくわかるのだ。
あの病院の看護部長さんが、なぜこの人を支えようと思ったのか。
右高さんは、まっすぐな思いと行動力で、人を“巻き込む”というより“共に動かす”人だ。それは言葉ではなく、日々の小さな選択――
タクシーではなくバスを選ぶような、そんな誠実さの積み重ねなのかもしれない。
この人が率いるメドエックスが、これからどんな形で医療業界に新しい風を吹かせていくのか。その歩みは決して派手ではないけれど、医療の現場を必ず変えてくれるような、そんな気がしている。
かつて私が「もうスタートアップ広報はやらない」と決めたその日に、届いた右高さんからのオファーメール。
次回はあのときのことを思い出しながら、右高稜大という人間の“根っこ”にもう少し踏み込んでみたいと思います。