Bocekのフロントエンドチームに所属する平林知明さん。ユーザーの使いやすさへのこだわりや、技術愛について伺います。そして、ベンチャーだからこそできる経験や、仲間との繋がり、自分らしいキャリアの歩み方にも迫りました。
技術も趣味も“好き”を突き詰めて
ー自己紹介をお願いします。
平林:エンジニアの平林知明(ヒラバヤシ トモアキ)です。フロントエンドを中心に担当しており、フロントエンドアーキテクトを務めています。
趣味は音楽で、聴くのも作るのも好きです。きっかけは小学生の頃から続けていたピアノで、その延長で自分でも曲を作ってみたいと思うようになりました。作るジャンルはアニソン系が多く、いつかアニメのエンディング曲を作るのが夢です!
ー社内で趣味を共有する機会はありますか?
平林:僕は「アシッドジャズ」という音楽ジャンルが好きなのですが、エンジニアリングマネージャーと好みが一致して盛り上がれたのは嬉しかったです。趣味を通じてつながれるのは意外と嬉しいですね。
ーBocekに入社したきっかけは?
平林:もともと別のインターン先で働いていたのですが、そこで培ったフロントエンド技術を活かして何か面白いことができる会社を探していたときにBocekを見つけ、応募しました。同時期に入った同期も数名いて、その仲間意識もあって働きやすさを感じています。
ーその働きやすさは、業務にも影響していますか?
平林:かなり影響しています。フルリモート環境の中で、定例の全体会議やちょっとした雑談から相手の人となりが見えると、普段のコミュニケーションもぐっとスムーズになります。
作るからには、とことんこだわる
ー業務内容について教えてください。
平林:Bocekの中で唯一のフロントエンドの開発に特化したチームでフロントエンドアーキテクトを務めています。ユーザーが使いやすいUI/UXの実装を追求し、スマホやPCなど様々な環境でも見栄えよく、かつ快適に動作するWebシステムの開発をしています。たとえば、地下鉄のような通信が不安定な環境でも快適に使えるアプリを目指しています。
ーアプリの見た目や動作の軽さには、かなりこだわってるんでしょうか?
平林:はい、めちゃくちゃこだわってます!毎日使う業務アプリなので、スピードやパフォーマンスの良さは本当に大事で、ストレスを感じないUIが業務効率に直結すると思っています。
UIに関しても、直感的に使えるようにすることで、PCに不慣れな方でも弊社プロダクトの「Taskhub」を通して効率化できるようにすることが目的なので、誰よりもこだわりを持って取り組んでいます。
ーより良いサービスへのこだわりが詰まっているんですね。
平林:そうなんです!あと、僕たちはUX改善やパフォーマンス向上のために、かなり突き詰めた技術選定をしています。
たとえば、サーバーからの応答速度に左右されず画面上でページを表示できるよう、すべてCSR(クライアントサイドレンダリング)で構成しているんです。これは最近のプロダクトでは、かなり珍しいと思います。
また、サーバー通信の際には、一般的にはデータ管理ライブラリとしてSWRやTanStack Queryなどを使うことが多いですが、僕たちはTaskhubに完全に最適化した、独自のデータ管理ライブラリを構築しています。
こうして、自分たちがコントロールできる範囲を少しでも広げ、ユーザーエクスペリエンスを高める“攻めた構成”を取っています。
Taskhubに欠かせない機能を実装した達成感
―達成感や、やりがいを感じた瞬間は?
平林:Taskhubの「ワークフローエディター」の実装を任された時です。フロントエンドだけで実現するには大掛かりなシステムで、設計にはかなり苦労しました。
特に拡張性が必要だと思ったので、最初から柔軟性のある構造にしました。結果、今ではさまざまな新機能が追加されても問題なく動いており、当時の判断が正しかったと実感しています。
スタートアップや学生ベンチャーで扱うには難易度が高く、正直「無理かもしれない」と思った時期もありました。でもそれを乗り越えて形にできたことに、強いやりがいと達成感を感じています。
業務知識や技術のキャッチアップもめちゃくちゃ進んだので、入る前と比べてかなり技術力も上がったと実感しています。
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体育会系からギークまで、隔たりのないチーム
―Bocekの雰囲気やカルチャーについて教えてください。
平林:Bocek全体の雰囲気としては、体育会系っぽいイケイケな人が多いなという印象があります。でもみんな優しくてフレンドリーな人ばかりで、インドア派の僕でも近寄りがたいってことは全然ないです。
それと、フロントエンドチームはBocekの中でもちょっと異質で、わりとおとなしい人が多いです。ギークな人が多くて、普段は静かだけど技術の話になると饒舌になる、みたいな人が多い印象です。だから体育会系じゃない人でも全然馴染める環境だと思います。
―確かに、クリエイティブで芸術家肌の人が多い印象です。
平林:そうですね、こだわりの強い人が多く集まっているチームです。学生インターンの中では、かなりレベルの高いチームになっている要因ですし、良いところだと思っています。
―エンジニアチームではどのようにコミュニケーションを取っていますか?
平林:基本的にコミュニケーションはSlackで行います。全体的に、自分が思った技術的な課題については遠慮せずにビシバシ言うような雰囲気はありますね。
ただこれは、より良いプロダクトを作るという共通の目的があるからなんです。たとえ強めの意見でも「プロダクトをよくするため」という共通認識のもとでやりとりができているので、それが仲良くやれる要因じゃないかなと思ってます。
―技術に対してまっすぐな人が多いからこそ、コミュニケーションが活発なんですね。一方で、営業チームとの距離感はどのように感じてますか?
平林:担当業務にもよりますが、それなりに業務で関わりますし、飲み会で席が一緒になったらめちゃくちゃ盛り上がったり、バカ言い合ったりできる仲です。
そういう中でも「こういう人が作って、こういう人が売ってくれてるんだな」っていう、お互いへのリスペクトはあるんじゃないかなって思ってて。すごく素敵だなと思ってます。
技術は目的ではなく、課題を解決するための手段
―Bocekで成長したことについて教えてください。
平林:「技術をプロダクトに適用する力」が一番成長した部分だと思います。
プロダクトマネージャーから要件をもらった後、それをどう実装に落とし込むかはエンジニアに任されていて、技術選定も含めて自分で判断することが多いんです。その中で、「この技術を使えば、ビジネス要件に対してこれだけ効果がある」という視点を持てるようになったのは大きな変化でした。
また以前はテックリードを務めたり、今はフロントエンドアーキテクトも任されていて、チームメンバーが楽しく働ける環境づくりと、ビジネス側の期待に応えるバランス感覚も培われてきたと感じます。「技術は目的ではなく、課題を解決するための手段」という考えが、体に染みついた感じですね。
ーフロントエンドエンジニアのチームをまとめるうえで、苦労したことはありますか?
平林:プロダクトマネージャーから降ってくる要求を、どのくらいの粒度でタスクに細分化するかは、やはり苦労しました。
この人のスキルレベルならこのくらいの粒度が合いそうだな、とか、逆に大きな単位でドンと任せた方がやりやすいだろうな、とか。そうした工夫はとても大事ですし、同時に難しいと感じています。
目指すはフロントエンドのスペシャリスト
ー今後のキャリアビジョンを教えてください。
平林:キャリアビジョンとしては、エンジニアとしてフルスタック――つまりフロントエンドもバックエンドもインフラも、ある程度分かる状態になっていたいと思っています。
そのうえで、フロントエンドにはスペシャリティを持ち続けたいです。どこに行っても「この人が一番フロントエンドに強いから聞いてみよう」と言ってもらえるような存在になるのが目標です。
加えて、僕は課題を技術で解決するのが好きなので、技術一辺倒ではなく、フロントエンドの強みを活かして課題を解決していけるエンジニアになりたいと思っています。
ーBocekへ興味をもってくださった方へメッセージをお願いします。
平林:求める人物像としては、フロントエンドがめちゃくちゃ好きな人。(※もちろん、他領域に特化している人も大歓迎です!)
「どうやったらユーザーにとって使いやすいUIが作れるか」とか、「どこまでパフォーマンスを突き詰められるか」とか、そういうギークなところに強い人に来てほしいなと思っています。
学生ベンチャーの中ではおそらくどこよりもフロントエンドに対する熱量が高いチームです。フロントエンドで面白いことをやってみたい方、ぜひ一度お話ししましょう!
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