【代表インタビュー】ヘルスケアの常識を塗り替えるスタートアップ・カリン。3年で30億を目指す「食べて痩せる」ロジックの正体 | 株式会社カリン
世の中にあふれる「糖質制限」や「根性論」ベースのダイエット。多くはエビデンスが曖昧なまま流通し、リバウンドという業界課題を生み続けています。そのギャップを「論理」と「科学」で埋め、ヘルスケアの常...
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「3食しっかり炭水化物を食べて痩せる」。そんな、一見すると信じがたいメソッドを掲げ、これまでに3,000名以上の卒業生を送り出してきたのが株式会社カリンです。
世の中に溢れる「糖質制限」や「過度な食事制限」といったダイエットではなく、身体のメカニズムから逆算する科学的アプローチで多くの人々を救ってきました。
カリンのサービスは、単なる減量手段ではありません。自分の身体をコントロールできるリテラシーを授けています。今回は、そんなカリンの各サービスを紹介します!代表取締役の坂野さんに、事業の核心にあるロジック、各サービスの強み、そしてカリンが目指すヘルスケアの未来について伺いました。
坂野 晃太 / 代表取締役
大手パーソナルジムでのトレーナーを経て、2019年に独立。現在は、マシンピラティス事業とオンライン栄養コンサルティング事業を展開中で、新たに資格事業もリリース。解剖学や運動生理学に基づいた「一生モノの身体の知識」を届けることを使命とし、3年で売上30億円の規模を目指して事業を急拡大させている。
僕が最も強く感じているのは、現代のダイエット法における時間軸の歪みです。例えば、「3日後のイベントだけ人生最高の体型でありたい」という極端な目的であれば、断食や過度な糖質制限も選択肢の一つかもしれません。一時的に体重は落ちますから。
しかし、ほとんどの方はそうではありません。3日後だけでなく、1年後も、10年後も健康でいたいと願っているはずです。それなのに、多くの人が「早く結果が出るから」という理由だけで、身体に大きな代償を払う手法を選んでしまっています。
過度な制限は、まず筋肉を著しく落とします。さらに小腸の絨毛(じゅうもう)が機能低下を起こして栄養吸収能力が落ちたり、代謝が極端に下がったりします。筋肉は脂肪よりも密度が高く体積が小さいため、筋肉がある方が体は引き締まって見えます。制限ダイエットを繰り返すと、手足は細いのにお腹だけポッコリした隠れ肥満のような体型になり、かつリバウンドしやすい体質になってしまうんです。
カリンが定義する本当の健康とは、マイナスをゼロに戻すことです。飢餓状態を作らず、身体の機能を維持しながらボディメイクを仕組み化する。マーケティング先行の“キラキラしたダイエット”ではなく、科学的なエビデンスに基づいたプロダクトで、ヘルスケアの不条理を打破したい。その想いがカリンの原点です。
カリンの中核事業である「オンライン栄養コンサルティング」は、3,000名以上の卒業生を輩出し、圧倒的な再現性を誇ります。
本プログラムは3ヶ月間を基本としています。LINEを用いた毎日の食事報告とアドバイス、隔週のビデオ面談、そして月2回のグループコンサルティングで構成されます。3ヶ月というように期間にこだわっているのは、数値的な変化を実感しつつ、会食や旅行などの“生活の波”をコンサルタントと共に乗り越える経験を積んでもらうためです。それができて初めて、一生モノの知恵になります。
最大の特徴は、一般的なダイエットで推奨される細かなPFCバランスやカロリー計算を、あえて行わないことです。
食品の成分表示には誤差が許容されており、正確な消費カロリーを知る術もありません。不確かな数字に執着するより、カリンでは糖尿病の食事指導でも用いられる「単位(ポーション)」という概念を導入しています。
「納豆一パックは一単位」「卵一個は一単位」といった具合に、視覚的にボリュームを把握する教育を行います。中学生でもわかるレベルで体系化しているため、受講生は3ヶ月後には、目の前の食事の栄養価を瞬時に判断できるリテラシーを手に入れています。
オンラインでありながら高いモチベーションを維持できる理由は、独自の採用基準とナレッジ共有にあります。
カリンでは採用時に取得資格を重視しません。むしろ、未経験でもコミュニケーション能力が高い人を採用します。食事のアドバイスだけならAIで代替可能ですが、不安に寄り添い、理論的に解説して安心させてあげる心の伴走は、人でなければできないからです。
一方で、指導の質は仕組み化しています。過去3,000人のデータや例外事例はすべてNotionに蓄積され、週一回のスタッフ研修で共有されます。人による感動を大切にしながら、その裏側には、誰が担当しても同じ成果が出る強固な仕組みが存在しています。
多くのサービスが「リバウンド防止」を掲げる中、カリンは「リバウンドしてもいい」という独自のマインドを提唱しています。
人生には外見に投資すべき時期もあれば、自分のために甘いものが必要な時期もあります。大切なのは、知識を持った上で今の食事を選んでいるという自己決定感です。やり方はカリンで学んでいるから、また必要になったらあのロジックに戻ればいい。この「いつでも戻れる」という自信こそが、一時的な成功を超えた一生モノの価値になります。
栄養コンサルが身体の内側を整えるアプローチだとすれば、外側から理想のボディラインを形作っていく役割を担うのが、乃木坂のスタジオで展開するマシンピラティス事業です。
カリンのピラティスは、解剖学に基づいた姿勢改善を目的としています。
女性の多くが悩む「前ももが太い」といった問題は、実は鍛えすぎではなく、姿勢の崩れによって一箇所に過剰な負荷がかかり続けていることが原因です。僕たちは、身体を元に戻すマイナスをゼロに戻すツールとして、ピラティスが最も効率的だと考えました。キラキラした宣伝文句に頼らない、本気の身体作りを提供しています。
多くのインストラクターが感覚で指導する中、カリンはすべての動きに対して「なぜ今この種目をやるのか」を理論的に言語化しています。
僕はピラティスそのものへの愛着がある訳ではなく、あくまで道具として捉えています。だからこそ、身体にどのような変化を起こしたいのかを徹底的に分析し、スタッフ全員が同じ理論で指導できるようにマニュアル化しています。この高い再現性こそがカリンの強みです。
カリンには、パワーリフティングの選手経験を持つメンバーも在籍しています。
ピラティスで姿勢を整える(マイナスをゼロにする)だけでも体型は変わりますが、さらにヒップアップを狙うには、筋肉に刺激を与えるプラスの領域が必要です。カリンは姿勢改善と筋力トレーニングの比率を個別に最適化できるため、お客様は最短距離で理想の体型に到達できます。
カリンでは現在、培ってきた知見を広く社会に実装するため、新たに2つの資格事業をスタートさせます。
SNS等で発信しながら食事指導を求められるセミプロの方が増えていますが、体系的に学べる場はまだ少ないです。カリンのノウハウを資格化することで、正しい知識を持った指導者を全国に増やしたいと考えています。現在はピラティスの資格ページが稼働し、栄養に関する資格も準備中ですが、これを全国区の指標に育て上げ、日本の健康を支えるインフラを書き換えていきます。
メリットはやはり、ダイエットを卒業するタイミングが早まることですね。食事制限だけでは姿勢が悪いまま全体的に小さくなるため、いつまでも特定部位の張りが気になり、ダイエットをやめられません。同時にピラティスで身体の比率を整えれば、ある程度の脂肪があっても理想のシルエットに見えるようになります。
以前、過度な制限ダイエットで無理をしすぎて、自然と涙が出てくるような状況だった女性がいました。カリンで初めて「食べなさすぎ」をアドバイスされ、意思を尊重される経験を通じて悩みから解放されたと。その方が今、毎日を心から楽しんでいる姿を見ると、この事業をやっていて本当に良かったと感動します。
3,000人分以上の食事記録データを精密に分析したい。「この属性の女性が、生理のこのタイミングで何を食べていると、何日後にどう変化するか」を可視化できれば、さらに精度の高い予測が可能になります。将来的に、誰もが手軽に“自分専用の健康OS”を持てる世界を作りたいですね。
僕たちはプロダクトを作る力には自信がありますが、それを正しく広めるマーケティングや事業開発の力はまだ足りていません。ロジックやデータを素材として使い倒し、カリンという枠組みを壊して新しい価値を作ってくれる人を求めています。「日本の健康のOSを書き換えたい」と本気で思ってくれる方と一緒に、次のステージへ行きたいです。
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