ミゲルさん(中途入社/キャリア3社目)インタビュー
スペインでの勤務を経て、日本でのキャリアを歩み始めたミゲルさん。アキュイティーはそのキャリアの中で3社目にあたる。技術力の高さはもちろん、多国籍な環境の中で自分らしく力を発揮している姿には、グローバルな人材を迎え入れようとするアキュイティーらしさが表れている。
「Sさんと働きたい」—— 一つの出会いが後押しした転職
日本での転職先を探していたミゲルさんは、インターネットで求人情報を検索し、見つけたオファーに応募した。決め手は複数あったという。スペインで働いていた頃からAIを積極的に活用してきた経験があり、「ここでもいろいろなことができそうだ」と感じたこと。そしてもう一つ、面談で出会った開発部門のSさんの存在だ。
「Sさんのイメージが強かったから、Sさんと働きたいっていうイメージもあったんです」
技術に強い印象を持つ相手と一緒に働きたい——そのシンプルな動機が、入社への大きな後押しになった。
「ロボットを使う仕事」だと思っていたら
入社前、ミゲルさんは人間の動きのデータをロボットに取り込み、ロボットが美しく動けるようにする——そんなイメージを描いていたという。ところが実際に携わることになったのは、モーションキャプチャーでデータを取得し、動作判定までのモデルとシステムを構築する仕事。ロボット自体を扱う機会は、想像していたほど多くはなかった。
「最初のイメージはちょっと違いましたが、面白いこともできましたから、大丈夫だと思います」
思い描いていた形とは違っても、そこには思わぬ面白さがあった。ギャップを驚きだけで終わらせず、「面白い」という言葉に変えられるところに、ミゲルさんらしさが表れている。
お客様の「できた」という顔に、やりがいを感じる
仕事のやりがいについて、ミゲルさんは二つを挙げる。一つは、最初は「難しいかもしれない」とお客様も自分たちも感じていたPOCや案件が、最後には「できた」という形になる瞬間だ。
「終わるときには、わあ、できたという感じ。お客様はすごく嬉しくなるから、その顔を見たら、すごく気持ちよかったし、嬉しいっていう感じですね」
もう一つは、ほぼ毎週のように新しい技術を学び続けていることによる、技術力の着実な伸び。わからないことがあれば、お客様や先輩に相談したり、自分で調べたりしながら、少しずつ形にしていく。そうした積み重ねが、確かな実力につながっているという。
うまく話せなくても、ちゃんと届いている
日本語での高度な技術的な会話や専門的な話は、今もすべてを完全に理解できているわけではないという。それでも、ミゲルさんの語り口に深刻さはない。
「顔を見たらお客様も私の言語レベルをわかるから、厳しくないと思います」
流暢でないことを心配する必要はない、自由に話していい——お客様からそう受け止めてもらえている感覚があるという。営業やお金の話といったビジネス面は得意ではないと本人は話すが、それを理由に孤立することもない。
文化的な部分についても、ミゲルさんは前向きだ。日本に来た当初は「日本」という一つのイメージしか持っていなかったが、実際にはさまざまな国の人たちと出会い、多くのことを学んできたという。今後、グローバルな仲間が増えていくとしたら、と尋ねられたミゲルさんは、迷わず「嬉しい」と答えている
お弁当を持ち寄り、ランチスペースで過ごす時間
働く仲間について尋ねると、ミゲルさんはまず「みんな優しい」と口にした。自分は開発寄りの人間で、営業やビジネスの話は得意ではないというが、デモや展示会の現場に営業メンバーと同行する中で、いろいろなことを自然と学べていることに嬉しさを感じているという。
日々のランチは、お弁当を持参するスタイルだ。
「私、毎日お弁当を持ってきてるんですね」
オフィスにはランチスペースがあり、お昼の時間に居合わせたメンバーで自然と集まって食べる。毎日決まったメンバーというわけではなく、日によって顔ぶれが変わるという、ゆるやかな距離感がここにも表れている。飲み会は1〜2ヶ月に1回程度。無理なく、それでいて仲間との時間をしっかり楽しめる頻度だ。
「これ、絶対世界一になるね」——自分の実感と重なった社長の言葉
ミゲルさんが特に印象深く語ったのが、社長が「世界一を獲る」と語った際のエピソードだ。実はその話を聞く前から、ミゲルさんは同じことを考えていたという。
自社で開発してきたモーションキャプチャー系のアプリケーションが、最近リリースされた。それまでのデモでは、自社のアプリがまだ整っていなかったため、海外製のキャプチャーアプリを使っていた。しかし、自社アプリがリリースされ、両方のアプリケーションを比較してみたとき、ミゲルさんは「これは世界的に見ても一番になれそうだ」という手応えを感じたという。
「世界一になるという社長の話を聞き、私も確信していました。両方のアプリケーションを比べたら、私たちのアプリケーションは世界的には一番になりそうなイメージがあったから、嬉しかったです」
エンジニアとして開発に携わる自分が「これは絶対に世界一だ」と感じていたものを、社長自身が同じ言葉で語ってくれた——その一致に、ミゲルさんは大きな喜びを感じたという。
いつか宇宙へ、そして次の世代へ
将来の展望を尋ねると、ミゲルさんは少し照れながらも、大きな夢を語ってくれた。もともと「宇宙船の開発を手伝えたらすごい」と思っていたそうで、今、会社がフィジカルデータを扱う方向に進んでいく話が出ている中で、その領域にも自分が関われる可能性があるのではないかと考えているという。
「できたら嬉しいですね」
人間の身体データを扱ってきたこれまでの経験の先に、宇宙という舞台がある。そしてもう一つ、学生など次の世代に向けた取り組みにも関わっていきたいという思いも語ってくれた。技術を磨きながら、それを次の目標や次の世代につなげていく——ミゲルさんの歩みは、まだ続いていく。