朝活制度とは、従業員が朝の時間を有効に活用するための制度で会社が支援を行っています。
働き始める前に、自分のスキルアップや目標達成に向けて活動を行い、その時間に対して報酬を得ることができるのが特徴です。
今回は実際に朝活を積極的に活用している社員のお二人にお話を伺い、どのように活用しているのか、そのメリットや工夫について深掘りしていきます。
朝活、使い方を聞いてみた
Cさん: 私は、2年ほど週に4回くらい参加しています。最初は日本語の本を読んだり、敬語や日本のコミュニケーションを学ぶ時間にしていましたが、最近では社長が求める業務整理やタスク管理に使っています。
Sさん: 私は入社してから基本毎日参加していますが、忙しい月は参加できないこともあります。
主にタスク整理の時間として使用し、導入プロジェクトや既存プロジェクトのタスクを整理することに充てています。
また、勉強の時間としても活用しており、応用情報技術者の資格勉強を行ったり、スケーリングに関する勉強を朝の時間に行うこともあります。
朝活の制度を使うことでどんな変化がありましたか?
Cさん: 生活を整えることができたかと思っています。
最初は夜型だったんですが、朝活を取り入れてから、自然と早寝早起きの習慣がつきました。それに、朝の時間を有効に使うようになって、前日の夜から何を準備すればいいのかがクリアになり、仕事の効率も上がったと感じています。
Sさん: 私は仕事的な観点で「整える」ことができているかと思っています。
最終的な業務の効率化に繋がるんですけど、規模の小さい会社ではどうしてもまず人が人に教える時間ってなかなか取れません。そんな環境下において、自助努力でそこを補っていくっていう点に関しては、朝活の時間を活用し整えることができました。
朝活の使い方と報酬システム
朝活を使う上で、工夫していることやポイントはありますか?
Cさん: 「スケジュール調整」は意識しています。
朝活でどんなことをやりたいか、朝起きるためにその前日には、明日どんな服を着て、朝何を食べて出発するのか等、朝活に備えて日々のスケジューリングをする癖がつき、生活に余白というか余裕が生まれた気がしています。
Sさん: できる限り残業しないことですね。
残業しないことで翌日、朝活の効率がどんどん上がるんですよね。
タスク管理の精度も少し上がった気がしていますし、キャパが少し広がった気がします。
実際にどれくらいもらっていますか?
Cさん: 私は今、850円ですね。
50回参加ごとに50円ずつ増えて、最大1000円まで上がります。
Sさん: 今も850円で、来月900円になるかな。
自分でポイントを計算しているのですが、ゲーム感があって楽しいです笑
今後の朝活の使い方
Cさん:資格勉強に使ったり、仕事が忙しいときはタスク整理に使ったりと、その時々に合わせて使い方を変えていきたいです。
Sさん: 理想は仕事をちょっとバランスよく落ち着かせて、勉強したい気持ちが強いです。
仕事のプレッシャーから解放される時間を朝に作るというのは大事な気がしています。
資格取ったり、何かを作ってみるとか...ITの何かを習得できる時間にするものいいですね。
実際に朝活を使っていない方へメッセージ
Cさん: 朝活は強制ではなく、自分のペースで参加するのが大事です。
自分の生活に無理のない範囲で参加するのが良いと思いますし、朝起きることで睡眠時間を減らすことになってしまうのも良くないと思います。
個人の思考性によってやる朝活も色々あるかと思うので、最初はそう難しく考えず、「週に1回くらい朝早く起きてみる日を作ってみようかな」くらいの気持ちで参加してみるのが良いかと思います。
あと、資格が取りたいなどの目標がある人にとっては、同じような目標の仲間を見つけてモチベーションを保つ手法として朝活の制度を使うのは良いかと思っています。
Sさん: 私は、実はもう1個前に朝活をしていて、5時に起きてトレーニングしてから、会社に来て朝活を開始するので、その前の朝活があるんですよね。
朝活に「苦」とかはないんですけど、朝活を2回やることを目標にしているんです。
そしたら、朝活2回をどっちもさぼることってあんまないので、どちらかができたらいいなというマインドでいます。
まとめ
「朝活」という制度は、社員それぞれが自分の目的に合わせて活用しており、健康的な生活習慣の構築や業務の効率化、スキルアップに繋がっています。
みなさんも朝活を利用して、有意義な時間を一緒に過ごしませんか?