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トヨタの販売店全国約3,600店舗のDXへ。開発チームが語る販売店と顧客の体験に寄り添う開発体制とは
KINTOは、トヨタとレクサスの新車を定額の月額料金で購入できるサブスクリプションサービスです。2019年の提供開始以降、新しい自動車所有の形として支持を広げています。
自動車販売の商談の場において、お客様にとってベストな選択肢を提案するためには、全国3,600店舗の販売店との連携とあわせ、付随するシステムの開発も欠かせません。DX企画推進グループでは、そのような環境を構築するべく、「販売店DX」をテーマに掲げ、さまざまなソリューションを販売店向けに提供してきました。KINTOの見積もり比較ツール「かんたん見積り比較ツール」「プライスボード」はその一例です。
今回は、両サービスの企画や開発において中心的な役割を担ってきたディレクターの須藤さん、エンジニアのヤンセンさんにインタビューを行いました。お二人は「かんたん見積り比較ツール」「プライスボード」を企画や開発する面白さを、どのような点に感じているのでしょうか。誕生の裏側へと迫ります。
■ 須藤 DX企画推進グループ ディレクター
Webディレクションや開発ディレクション、サイトの運営などを担当したのち、金融業界に対する興味や関心からクレジットカード事業を展開する金融領域へと転職し、法人営業などを経験。その後、車のサブスクリプションサービスであるKINTOの新しさと将来性に惹かれ、2023年11月にKINTOテクノロジーズへとジョインする。入社後はかんたん見積り比較ツールやプライスボードの企画へと従事。過去の経験を活かし、チームをあるべき方向へと導いている。
■ ヤンセン DX開発グループ フルスタックエンジニア
2019年に来日。楽天グループ株式会社でエンジニアとして勤務したのち、KINTOテクノロジーズに参画する。入社後は、プロジェクト推進グループへと配属。トヨタウォレットの自動化テストなどに携わった。2023年9月からは現チームの所属となり、「かんたん見積り比較ツール」「プライスボード」の開発担当に。持ち前の穏やかな人柄がチームに好影響をもたらしている。
KINTOの提案における利便性向上を目的に企画・開発がスタートした「かんたん見積り比較ツール」「プライスボード」
――まずお二人が企画や開発に携わっている「かんたん見積り比較ツール」「プライスボード」について教えてください。これらはどのようなツールなのでしょうか。
須藤:「かんたん見積り比較ツール」「プライスボード」は、トヨタグループの販売店様へ向けた業務効率化ツールです。車を保有したいと考え、店舗に来店しているお客様に対し、トヨタのカーリース、サブスクリプションサービスであるKINTOの支払いプランを、よりわかりやすい形で提案できます。そのようなシステム全体を指すのが「かんたん見積り比較ツール」、展示車のフロントガラス部などに掲出されている支払いプランを印刷する仕組みが「プライスボード」ですね。社内では、2つに代表される一連の取り組みを「販売店DX」と呼んでいます。
――どのようなきっかけで販売店DXの取り組みはスタートしたのですか?
須藤:車の所有にKINTOという新たな選択肢が増えるなかで、お客様にとってわかりやすい提案をする環境が整備されていなかったことが、スタートするきっかけになりました。
車の購入は、分割払いやローンの利用、それにともなう頭金や残価の設定など、支払いプランが複雑化しやすい構造を持っています。特にまだ新しいサービスであるKINTOでは、リース期間満了後の買い取りが新たな選択肢に挙がるなど、従来の方法にくらべ、販売店様スタッフでも全貌を把握しづらい状況がありました。魅力的なサービスであるにも関わらず、内的な問題のせいでお客様に満足な提案ができないのは、機会の損失だと感じていました。そのような課題の解消を目的に、販売店DXはスタートしています。
――販売店様からの反応はいかがですか。
須藤:かんたん見積り比較ツール、プライスボードともまだリリースしたばかりではあるのですが、「スムーズにKINTOの提案を行えるようになった」と、好評をいただいています。導入店はまだ一部にとどまっているので、今後はその数を少しずつ増やしていきたいですね。
「顧客体験に直結するシステムだから、妥協するわけにはいかなかった」。各自の専門性を活かし、チーム一丸で臨んだ販売店DX
――企画・開発にあたり、苦労したことはありましたか?
須藤:印刷まわりの確認作業が大変でした。開発側と各販売店様でブラウジングの環境が異なっていたために、当初の仕様では多数の表示崩れが発生してしまいました。また、盛り込むべき機能については、企画段階で販売店様に十分にヒアリングを行っていたつもりではあったのですが、実際にプロトタイプが完成すると、不足があったり、新たな要望が出たりと改修が必要になりました。このことからは組織を横断するシステムを開発する難しさを思い知らされましたね。ヤンセンさんの協力なくして、かんたん見積り比較ツールとプライスボードのリリースは成し得ませんでした。
ヤンセン:この類の調整はエンジニアにとってよくあることなので、全く問題に感じていませんでした。むしろ私が考えていたのは、エンドユーザーの体験に関わるシステムであるため、妥協して作るわけにはいかないということでしたね。須藤さんのおっしゃるとおり、改修作業には骨が折れましたが、今では納得のできるものが完成して良かったと感じています。
――一方で、面白さを感じている点は?
ヤンセン:販売店様、お客様の体験に直結するサービスをチーム一丸で作れていることでしょうか。エンジニアはエンドユーザーの顔が見えにくい仕事です。だからこそかんたん見積り比較ツールやプライスボードのように、販売店様、さらにはその先にいるお客様の体験に寄り添うプロダクトに携われるケースは珍しく、開発には大きなやりがいを感じています。今後も一致団結してサービスの良化に努めていきたいですね。他の開発ではなかなかできないような経験ができているような気がしています。
須藤:私たちが企画や開発するプロダクトが少しずつ形になり、最終的には販売店様とお客様の笑顔につながっていく。この点が1番の魅力だと思いますね。リリース後に分析ツールなどから使用状況を確認できたときは、これまでに経験したことのない喜びを感じました。もちろん道は平坦ではありませんが、だからこそ、そこには大きな達成感も伴います。そのようなプロダクトにOne Teamで携われていることが、仕事に向かうモチベーションになっていますね。
――One Teamでプロジェクトに取り組めている様子が、とてもKINTOテクノロジーズらしいと感じました。
須藤:そうですね。もともとプライスボードは、販売店DXの取り組みのなかから派生的に生まれた差し込み案件でした。諸々の改修を含め、柔軟に対応できたのは、KINTOテクノロジーズが内製開発組織であったからだと思います。想定外のトラブルもありましたが、スケジュールは遵守しつつ、クオリティに妥協しないプロダクト開発ができました。各自が専門領域でバリューを発揮したことが、この結果をもたらしたのだと感じています。KINTOテクノロジーズの組織力がかんたん見積り比較ツールとプライスボードを完成させたとも言えるかもしれませんね。
魅力は「将来性」と「手触り感」に。大企業と少数体制、それぞれの良さを両立するKINTOテクノロジーズの職場環境
――お二人は今後、両サービスをどのように進化させていきたいと考えていますか?
須藤:車種やグレードによって、アウトプットのデザインを変えることができれば、より特別な購買体験を演出できると考えています。また、販売店様に向けては、見積もり機能に加え、お客様に直接お渡しする提案書を作成する機能を4月にリリースしました。目指すのは、商談のワンストップ化です。実現すれば、販売店様、お客様の両者に利益になると確信しています。
ヤンセン:私は須藤さんのディレクションに従いつつ、よりユーザーに近い目線で機能をブラッシュアップしていければと考えています。誰がどのような環境で使用しても、同じように動作するツールにしていくことが当面の目標ですね。将来的には、販売に関わるインフラのような存在を目指しています。そのために本質的なアップデートを重ねていきたいですね。
――最後に、KINTOテクノロジーズはキャリア採用でバックエンドエンジニアやフロントエンドエンジニア、さらにはDX企画ディレクター、DXデザイナーなど複数のポジションを募集しています。応募を検討している方に向けて、メッセージがあればお願いします。
須藤:私たちが所属するグループは、メンバーの総数が10人に満たない小さな組織です。ですが、限られた人数の力を結集して販売店DXへと取り組んできました。トヨタグループと言うと巨大な組織であるようにも感じてしまいますが、実際は少数精鋭、適材適所のミニマルな体制で、業務に横たわるさまざまな課題の解決を目指しています。
一方、かんたん見積り比較ツールとプライスボードの母体となっているサービスのKINTOは、名前こそ知られていますが、まだ広くは受け入れられていない発展途上のプロダクトです。そのように将来性のあるプロダクトを限られた人数でより良くしていけること。この点がいまKINTOテクノロジーズにジョインする魅力だと思いますね。「将来性」と「手触り感」を両立する環境はそれほど多くないはずです。これらの要素を大切にしている方にはぴったりな場所だと感じています。
ヤンセン:また、KINTOテクノロジーズは、新しい技術も積極的に業務に取り入れています。社内では定期的に勉強会なども開かれており、成長の機会には事欠きません。上昇志向の強い方にとっては、このような環境も魅力的に映るのではないでしょうか。みなさんのご応募をお待ちしています。