今、多くの企業は変革の時を迎えています。
コロナ等の感染症の拡大、消費の落ち込み、オリンピックの延期、様々な要因で消費者や企業の経済活動も落ち込みを迎えています。
ですが、日本企画ではこのような状況になる前から、会社の変革を推し進めてきてました。
狙うは、会社の上場!そして、ホールディングス化というグランドデザイン!
本日は、このグランドデザインを掲げ、会社を変革に導びくキーマンの一人、経営企画室所属利 哲平さんにお話しを聞きました!
利さんのご経歴を教えてください!
大学を1999年3月に卒業をして、4月に社員数が300名程度のIT企業に就職しました。
そこでは、当社と一緒で金融系のバンキングシステム等の業務系アプリケーションの受託開発を行っていました。
30歳を転機に、上流工程にも関わるって決めていて、大手SIerに転職を決意したんです。
30歳になり、無事転職をされたのでしょうか?
いいえ。笑
小規模の会社から大手に就職するのは難しかったので、自分に箔をつけるためにも28歳の時にMBA(経営学修士課程)に入学しました。
昼間は働いて、夜や土日は学校で結構ハードでしたね。
だから、そのIT会社を辞めて、父親が経営していたIT会社でアルバイトを始めました。
それが、日本企画株式会社ですか?
そうです。ちょうどその時に、日本企画の株式上場の話が持ち上がっていて、株式上場委員会というものがあったんです。
上場するためには色々な書類があるのですが、やはり経営に詳しくないとかけないので、私がそれを担当することになりました。
上場できたら、父親の会社を辞めようと思っていたんですが・・・なかなか上場の道は険しく、今やめられたら困るって言われ続け、転職の道が遠のいていったって感じですね。笑
元々、日本企画に入ることも考えてはいたんですが、やはり社長の息子というだけで入社したくないと思っていて、社員にも認められたいって思っていたんです。
どこに入るにしても、上流工程は経験してからのほうがいいんじゃないかって考えていました。
その後は、どうなったのでしょうか?
リーマンショックがあって、上場の話が一旦凍結になりました。
そこで一旦、日本企画の実際の現場を見に行くことになったんです。
僕が派遣されたのは、大手運送会社のシステム開発会社で、そこではセキュリティ関連等の管理と運用を任されるはずでした。
でも、プロパーさんが深く入り込んでいて、実際何もやることがなくて、昼ご飯を食べに行ってる状態でしたね。笑
しばらくして、大手運送会社の本社でIT戦略の仕事をやってみないかと言われて、そこの仕事をやっていくことになりました。
2008年に運送会社のIT戦略を担当することになったんですが、セキュリティ意識が当時にしてはとっても高かったんです。
大手運送会社では、海外進出や労働組合、独自の年金機構もあり、50社ぐらい子会社として持っていたので、そこの意識がとっても強かったんだと思います。
そこで、他の会社に比べてセキュリティレベルがどのくらいあるのかを調べることになり、セキュリティ調査を開始しました。
実際にやってみて、どうでしたか?
やはり、大手だけあって、スケールが大きすぎたので、どこから手を付けていいかわからない状態でしたね。
でも、まずは物流ターミナルで様々な積み荷や配達状況等のアンケート調査して、色々なデータを収集して、分析システムを作りました。
そんなにお金を使えないといわれたので、マクロで作ったんです。3年くらいかかりましたね。
その後、アドバイザーという形で内部監査をしながら、大手運送会社に6年いて、日本企画に帰ってきた形になります。
日本企画に戻ってきてから、どんな仕事に取り組まれたんですか?
大手運送会社で培ったサイバーセキュリティを活かして、スモールビジネスというチームを作りました。
でも、ビジネスの仕方がよくなくて、やはり大手とは違って、中小では予算をとれないところもありますから、いきなりエンドユーザーに売り込んで、セキュリティを構築しても大手とは同じような加減でできないわけです。
日本企画の力量もリソースもそれに達していませんでしたから・・・・大反省です。
それで思ったんです。
会社を発展させていくためには、ホールディングス化が必須だと。
そこからグランドデザインが生まれたということでしょうか?
そうです!そこで社長じきじきに作っていた経営計画を今後のビジネスプラン等も考えて、経営企画室が作るようになっていきました。
でも、その前に「日本企画株式会社」の体制を見直さなければならなかったんです。
経営計画書を作ろうとする気、毎月の資料を経理からもらうんですが、見ていると一つの疑問が浮かんだんです。
「あれ・・・この会社、何がしたいんだろう。」って。
営業が受注してくる案件って、金融系、医療系等も色々あって、仕事があるものは何でも受けている感じで一貫性がなかったんです。
「お客様は選べ、仕事は選ぶな」がモットーだった会社が、今は仕事もお客様も選んでないよねって感じになっていました。
どのお客様に対して、どのサービスを提供していくなどのマーケティング要素が全くなかったんです。
ジョブローテーションも全くなくて、俗人化してしまっていて、一人の人がずっと同じ業務をしているので、変な話、病気やケガ等でその人が働けなくなったら、会社が回らない状態になっていました。
蓋を開けてみたら、事業部にもバックオフィスにも問題があったんですね。
グランドデザインが経営を整えるきっかけになったんですね。
では、グランドデザインを実現するにあたり、これからどんな取り組みがされていくのでしょうか。
まずは上流工程を担うSIer事業に力を入れていきたいです。
派遣という形ではなく、お客様と直接やり取りをして、お客様ごとにシステムをカスタマイズしていきたいと思っています。
あとは、株式上場ですね。
資金調達だけではなく、会社の制度を整備することで社員の成長や人の成長にもつなげていくことができると思っています。
最終的には、海外進出ができたらいいなぁ~なんて!
グランドデザインを実現するにあたり、どんな人材が欲しいとかありますか。
まずは、先ほども言った通り、現状日本企画で受注している案件には、一貫性がないので、やっぱりマーケティングをおこなえる人材がいいですね。
今の市場は、どんなものが需要にあって、この業界が盛り上がりそうだから、切り込んでいく!とか皆を引っ張てくれる方が欲しいです。
あとは、SIer事業はまだ立ち上げていない事業ですから、チームや新規事業の立ち上げに関わったことがある方も歓迎です!
まだまだ会社に至らないこともたくさんありますので、様々な部署と連携しながら、業務全体を見て、改善できる方が欲しいです。
終わりに
インタビューの中で、会社の問題点を的確に分析し、改善を行いたいという利さんの熱い思いが伝わってきました!
貴方の手で一緒に日本企画株式会社を作っていきませんか?