クリエイティブ職は、感性やセンスがある一部の人のもの。
多くの人が、そんなイメージを持っているかもしれません。
しかし、No.ホールディングスの考え方は逆です。
センスは生まれ持った才能ではなく、あとから鍛えられるもの。
大事なのは、才能よりも「なぜ?」と問い続ける姿勢だと考えています。
今回話を聞いたのは、クリエイティブチームの毛利さん。
入社7年目、採用や広告運用など複数の業務を経験し、現在はクリエイティブを担当しています。
そんな毛利さんだからこそ見える、No.のクリエイティブ観を深掘りしていきます。
No.のクリエイティブの仕事
No.のクリエイティブチームでは、LPやバナー、広告文など、ユーザーの目に触れる部分を制作しています。
そして、それを見た人が行動し、成果につながるところまでを担います。
「センス」の正体
では、センスがないと、この仕事はできないのでしょうか。
「もちろん、センスは必要です」
でも、と毛利さんは続けます。
そのセンスは、生まれ持ったものではないと言うのです。
「感性は、インプットの量で変わります。いいとされているものを、たくさん見ていけば、もともとセンスがないと思っていた人でも磨かれていく」
センスは、才能ではなく、蓄積。
いいものをたくさん見てきた人ほど、何がいいものなのかを判断できるようになる。
しかしNo.では、センスだけで「これがいい」と決めることはありません。
何によってクリエイティブの方向性を決めているのでしょうか。
「なぜ?」を繰り返す意味
「なんでだと思う?」
これは、毛利さんが現場でよく口にする言葉です。
取材中、3つの広告画像を並べて見せてくれました。
例えば、一番左の広告が成果につながったとします。
では、なぜか。文字の大きさか。モデルの有無か。キャッチコピーか。
そこを問い、確かめていきます。
ただし、その答えは、いつも同じとは限りません。
ターゲットや競合が変われば、次は別の広告が成果につながることもある。
だからこそ、成果が出たときも、出なかったときも、「なぜ」を問い続けます。
「クリエイティブに、100%の正解はない。だからこそ面白くて、だからこそ難しい」
正解がないから、一つひとつ「なぜ」を確かめながら進んでいく。
その積み重ねが、No.のやり方の核にあります。
では、実際にどう進めているのでしょうか。
「仮説検証型」とは
データをもとに仮説を立てて、つくって、検証する。
こうした進め方は「仮説検証型」と呼ばれ、言葉自体は、広告業界では珍しいものではありません。
No.も同じ「仮説検証型」です。
ただ、こだわっているのは、その徹底度です。
極端な例で言えば、あるサプリの広告をつくるとき、
画像に写るサプリの粒が、1個だけのパターン、2個……30個と個数だけ変えたパターンを用意し、ひとつずつ試す会社もあります。
しかし、No.では、どの数が最も効果につながりそうかを先に突き詰めて、可能性の高いものに絞って制作します。
つまり、やみくもに数を打つのではなく、データをもとに仮説を立て、 可能性の高いものに絞ってから作っていくのです。
それを可能にしているのが、自社ツールです。これまで蓄積してきたデータをもとに、成果が出ている複数の広告を一度に比較できます。
その中から、「これとこれには、こういう共通点がある。そこから派生して、次はこういうのをやろう」と仮説を広げていきます。
ひとつの発見を次につなげて、また検証する。
当たりも外れも、理由を言葉にして、次の一手にしていきます。
ここで、身につく力
「私たちは、完成形にたどり着くまでの過程を大事にします」
どんなデータを見て、どんな意図で、そこに行き着いたのか。
それを、自分の言葉で説明できることが求められます。
「これ、なんかいい」だけでは、成果につながりません。
なぜそう思うのか、どこがどう効くのかを問い、形にしていきます。
しかし、それをひとりで抱えることはありません。
「入社して日の浅いメンバーからも、たくさん相談を受けます。その都度、私なりの考え方を伝えています」
迷えば、聞ける人がいる。その会話を重ねるうちに、頭の中の「なんとなく」が、少しずつ「言葉」に変わっていきます。
大切なのは、最初からセンスがあるかどうかではありません。
問い続けながら、磨いていく姿勢なのだと毛利さんは言います。
あとがき
取材中、毛利さんは3つの広告を比較しているときに「一番成果が出たのはどれだと思う?」と聞いてきました。
私は、固まってしまいました。どれも良く見えるような、どれも決め手に欠けるような。
でも、それぞれのデータを比較していくと、どの広告がどう成果につながっているのかがはっきりと分かりました。
その瞬間、素直に、おもしろいと思いました。
クリエイティブ職は、感性のある人だけの仕事だと思われがちです。
でも本当に必要なのは、「なぜ?」と問い、その理由を確かめ続ける姿勢なのかもしれません。
最初からセンスに自信がなくても、確かめながら選んでいける。
No.のクリエイティブは、選ばれた人だけのものではないと、取材を通して思いました。
クリエイティブに興味はあるけれど、自分にセンスがあるか分からない。
そう感じている方にこそ、No.を知ってほしいです。
少しでも気になったら、ぜひ一度お話しましょう!