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営業を科学にしたい元トップセールスマンの挑戦【キーレイズ代表 斎田】

こんにちは!株式会社キーレイズの広報担当です。代表の理念を深掘りながら『営業を科学したい』の真意に迫っていきます。

斎田さんの生い立ちからキーレイズ創業まで、非常に濃く興味深い内容になっていますので是非最後までお楽しみください!

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(1) 700年続く漁師の家系からの新たな挑戦

(2) 営業最下位だった自分がトップセールスマンになるまで

(3) 営業の世界に革命を起こしたい

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700年続く漁師の家系からの新たな挑戦

本日はよろしくお願いいたします。まず初めに自己紹介をお願いします 

はじめまして!株式会社キーレイズの斎田と申します。

私は700年続く漁師の家系に生まれました。700年も続いてると漁師を継ぐことを勧められていたと思われがちですが、両親からは伝統を守ることを強制されるのではなく、むしろ『自由に選択することの大切さ』を教えられて育ちました。そういった環境で育った私は、自分の力で人生を切り開こうと決意し医師を目指しましたが、国立医学部の受験に失敗してしまい...。大きな挫折でしたが、その経験が新たな道を探すきっかけにもなりました。


ありがとうございます。実際、明治大学の農学部に進まれておりますが、こちらの経緯についてもおしえていただけますか?

もともと医学部をめざしていたので医学関係には興味があり、その中で、遺伝子組み換え技術に興味を持ち、明治大学農学部生命科学科に進学しました。そこで実験を重ねるうちに、自分は手を動かして成果を出すよりも、人と関わる仕事のほうが向いているのではないかと気づきました。

そして大学卒業後、株式会社キーエンスに入社しました。人と関わる仕事をするために営業職を受けたのですが、実は落ちてしまい…諦めきれずに技術職で受け直した結果、最終面接までいくことができて、結局営業職をやることになりました。正直、採用されたのは運が良かったと思っていますが、与えられたチャンスを無駄にしたくないという思いで飛び込みました。

同期で成績最下位だった自分が3年連続トップセールスマンになるまで

そんな思いで飛び込んだキーエンスでの最初の一歩はどのようなものでしたか?

キーエンスでのスタートは、まさに苦難の連続でした。千葉県エリアのファイン事業部に配属された私は、生産ライン用センサーの販売に挑みましたが、同期150〜200人の中で、営業成績が最下位で同期の中で一番心配される存在だったと思います。最初の1年は本当に挫折の日々でした。「営業とは何か。どうやって顧客と向き合えばいいのか。」手探りの日々が続いており、自信を失いかけていたのですが、ある工場での事故が私の人生を大きく変えることになりました。

同エリアの工場で事故があり、その安全対策用のセンサーを提案することになりました。実際その時は私だけでなく先輩の営業の提案に同席した形になりますが、先輩の具体的な営業手法を目の前で見ることができたんです。実際にその先輩の営業手法をできるだけ真似をして、愚直にPDCAを回すことを徹底していくと、2013年から2015年には個人ランキング1位を複数回獲得するまでに成長することができました。


すごく苦しい期間を乗り越えてトップセールスに上り詰めた斎田さんにとって、大きく成長したと感じる経験は今までにありますか?

そうですね…そのような経験は2つあります。

1つ目は、昇進を巡る苦難の経験です。入社3〜4年目の時にチーム内で常に上位3位の成績を収めていたのですが、同期が続々と昇進する中、自分だけが停滞していることに強い焦燥感を覚えていました。この状況は、単なる挫折ではなく、むしろ私の潜在能力を引き出す転機となりました。

悔しさを原動力に自らの限界を押し広げるべく、徹底的に自己研鑽に励んだ結果、営業成績は常に上位層で安定し、最終的には社内で注目される存在へと成長しました。

この経験を通じて、「成果を出し続けること」「最後まで諦めない姿勢」の重要性を深く学びました。

2つ目は、ベトナムへの赴任の経験です。日本人スタッフが少ない環境で、自分の専門外の商品を不得意な英語で説明し、現地スタッフに販売してもらうという、二重の困難に直面しました。言語の壁、文化の違い、異なる商習慣—これらすべてが私にとって挑戦でした。

ここでは、単に自分で成果を出すだけでなく、他者に成果を出させる難しさを痛感しましたが、営業手法をシンプルかつ体系的に再構築する必要性を強く認識するきっかけにもなりました。

これらの経験で、困難は成長のチャンスであり、挑戦こそが真の学びをもたらすことを身をもって知りましたし、今の私の原点となっています。

営業の世界に革命を起こしたい

様々な経験を経て、どのような経緯でキーレイズを設立されたのですか?

13年半にわたるキーエンスでのキャリアを経て、製造業以外の業界にも触れたいという強い思いでM&Aセンターに転職しました。キーエンスでは非常に特化した分野でスキルを磨いたので、もっと広い視点でビジネスを学びたいという気持ちがありましたね。

実際にM&Aセンターでは、これまでの営業とは全く異なる業務が待ち受けていました。

具体的には企業の経営者に対して会社の売買を提案するというもので、財務データを見ながら、その会社がどのように利益を生み出しているのか、どんな課題があるのかを分析する必要があり、より経営的な視点が求められました。

ここでの経験は視野を広げると同時に、営業の本質についての理解をさらに深めるきっかけとなり、キーレイズを立ち上げる際の大きな財産となりました。

特に印象的だった経験は、M&Aを通じて関わった多くの経営者が共通して「営業の再現性」という課題を抱えていたことです。私自身も実感していたように、一部の優秀な営業担当者に依存する体制では、持続的な成長を実現することが困難でした。

この課題認識から、誰でも成果を出せる仕組みを提供することに意義を感じ、2022年に自身の営業ノウハウを体系化・事業化する形で株式会社キーレイズを設立しました。


営業の再現性、すごく興味深いです。もう少しキーレイズの事業内容について詳しく聞かせていただけますか?

一言でいうと「売れない人が売れるようになるための型を一緒に作る。」

それが私たちの仕事です。

単なるコンサルティングではなく、企業に寄り添い、実際の営業プロセスを一緒に作り上げる「伴走型」でサービス提供をしています。具体的には営業プロセスの改善、組織の強化、そして営業教育などです。

現在、幅広い業態の企業に導入をいただき、実際に現場に入り込んで一緒に取り組むことで、実効性の高い結果を出せるようサポートしています。

加えて、セールステックの領域にも注力しており、営業支援システムの導入や運用の最適化にも取り組んでおり、様々なシステムを現場でどう活用するかまでをサポートしています。実際どれだけ良いシステムがあっても、それを使いこなせなければ意味がありません。我々がサポートすることで、営業効率を飛躍的に向上させる仕組みも提供しています。

さらにキーレイズでは、M&Aによって譲り受けた企業に自社のノウハウやシステムを投入し、売上を伸ばす新たな取り組みも行っています。

自分たちのノウハウを活かして、停滞している企業を再生させる。

これも私たちが目指す大きな目標の一つです。


それでは最後に…キーレイズとしての目標はありますか?

セールステックカンパニーとして、営業の世界に革命を起こそうとしており、私たちの最大のミッションは、営業を完全に再定義することです。現在の多くの企業では、営業は一部の才能あるセールスパーソンに依存していますが、私は「営業は誰もが習得できる体系的な技術」だと信じています。

なので、最終的な目標は、営業を科学にすること。属人的な才能に依存するのではなく、誰もが再現性高く成果を出せる仕組みを世界中に広めていきたいのです。営業という職能そのものを変革したいと考えています。


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