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東京を拠点に、音楽やアート、カルチャーで「楽しい」を創るSTARBASE。企業のブランディング、アーティストの楽曲プロデュースやエージェント、デジタルディストリビューション、ライブ制作、カルチャーショップの運営など、幅広い事業を展開しています。
スタッフインタビューVol.3に登場するのは、音楽の制作プロデューサーを務める日下部俊さん。入社2年目にして着実にキャリアを築いている日下部さんに、仕事のやりがい、成長を感じた瞬間について聞きました。
アーティストの音楽活動をワンストップでサポート
──日下部さんは、中途採用でSTABASEに入社したそうです。前職でのキャリア、STARBASEに入社したきっかけを教えてください。
STARBASEは、僕にとって3社目の勤務先にあたります。まず新卒でライブの音響オペレーターを1年半ほど経験し、次に音楽の制作ディレクターをしていました。もともと制作プロデューサーを目指していたのですが、未経験で就ける仕事ではないのでキャリアを積みたくて。
その後、転職する際、ネット検索したところSTARBASEを見つけました。正直なところ、メジャーレーベルの場合、プロデューサーとしての勤続歴、担当したアーティストの実績がなければ一次面接も通りません。ですが、STARBASEは間口が広く、若手でも有名アーティストと大きな仕事に取り組めます。制作プロデューサーとしてステップアップできると思い、入社を志望しました。
──現在所属しているコンテンツ事業部レーベルチームでは、どんな仕事をしていますか?
基本的には、音源の制作進行を行っています。ただ、少数精鋭チームなので、営業やMVのプロデュース、マネジメントなど、アーティストまわり全般を担当しています。
──同じ部署のメンバーとは、どのように仕事を分担しているのでしょうか。
それぞれがアーティストを受け持ち、案件の受注から音源制作までワンストップで手掛けています。「ここまでは自分が担当。その先は別のスタッフ」と分業にならずに一気通貫して自分ひとりでプランを考えられるので、個人的にはこのワークスタイルが合っていますね。まだ2年目ですが、すでにどこでも働けるくらいの経験値が身につきました。
──日下部さんの担当アーティストを教えてください。
音楽プロデューサーのMatt Cab、MATZの制作進行とマネジメントを手がけています。ほかにも、アーティスト・金子みゆのA&R(アーティスト・アンド・レパートリー/楽曲制作をはじめ、アーティストの音楽活動をサポートする仕事)も担当しています。最近は、ありがたいことに僕自身に仕事のご依頼をいただく機会もあるので、外部のレコード会社に所属するアーティストの音源制作を請け負うこともあります。
トップアイドルのライブ開演を彩るOVERTUREを制作
──仕事のやりがいを感じるのは、どんな時でしょうか。
音楽が好きなので、やっぱりかっこいい音源ができた時にはテンションが上がりますね。表に出るのはアーティストで僕はあくまでも裏方ですが、気持ちのうえではアーティストと二人三脚で制作を行っているつもりなので、そこにやりがいを感じます。
──これまで手がけた中で、印象に残っているプロジェクトを教えてください。
外部の仕事になりますが、ある人気アイドルの音源制作を手がけた時のことです。前任の担当者が楽曲を制作したことからつながりが生まれ、ご一緒する機会が増えていきました。その流れで、アリーナツアーでライブの開演時に流れるOVERTUREの音源を作らせていただくことになったんです。ツアーに招待していただき、会場でその曲が流れた時は感動しました。
──入社2年目ですが、大きな仕事に関わっているんですね。
そうですね。ただ、結局のところ楽曲を作っているのはアーティストなので、そこは勘違いしないように気を付けています。自分は替えがきいても、アーティストは替えがきかない。その点は常に意識しています。
──ワンストップで制作に関われるというお話がありましたが、その点もやりがいにつながっているのでしょうか。
はい、自由にやらせてもらえるので、僕としてはありがたいですね。トータルで仕事を任せてもらうと、最初に決めたビジョンからブレることがありません。音楽業界の仕事の流れを実地で学べるというメリットもありました。
それに、すべての仕事状況を俯瞰し、「この仕事はキャリアアップにつながるので、しっかり向き合おう」「この仕事は予算も少ないので、工夫しがら効率的に短期間で仕上げよう」と、ひとつひとつの仕事の位置づけを考えたうえでプランを考えられます。
外部のやりとりも自分ひとりで行うので、人脈も広がりましたね。ほぼすべてのレーベルとつながりができたので、「このアーティストとコラボしたい」という時にはなんらかの形でコンタクトを取れるようになりました。
必要なのは、自分で考える力
──会社の雰囲気はいかがですか?
社外の業務も多いのでずっと会社にいるわけではないですが、定例会議があるときはもちろん参加し、風通しよく意見交換をしています。ベテランスタッフも多いので、困った時には相談に乗ってもらうこともあります。
──どんな人が、STARBASEの制作プロデューサーに向いていると思いますか?
やっぱり自分自身で考えられる人でしょうか。アーティストと自分、それぞれのキャリアを見通して、年間計画を考えられる人。そのうえで、「この仕事はどういう位置づけなのか」を考えられる人が向いていると思います。
今、担当アーティストはどのような状況にあるのかを考え、「この仕事は全力で取り組む」「この仕事は効率性を重視する」といったプランを組める人でないと難しいかもしれません。
──ある程度、自立して考えられる人が望ましいんですね。
そう思います。新卒であれば上司が仕事を割り振ってくれて、いつのまにかできる仕事が増えていくのかもしれませんが、中途採用ではそうもいきません。未経験であっても、「この仕事はどう位置付けるべきですか?」と先輩に聞ける人が向いていると思います。
状況をきちんと把握し、それなりに仕事をさばいていける人。端的に言うと大人、でしょうか(笑)。「何でもやります! 頑張ります!」という気持ちももちろん大事ですが、むしろあまり力まず、いい意味で肩の力が抜けている人のほうが合っているかもしれません。
恵まれた環境を生かして、経験と人脈を広げたい
──日下部さんは、今後STARBASEでどんな仕事を成し遂げたいですか?
そもそも入社当初は、制作進行やプロデュースは未経験。著作権の知識もありませんでしたし、MVを作る時には誰に連絡して、どうすれば映像ができるのかもわかりませんでした。ですが、今では入社2年目ながらもそれなりにできる状態になりました。今後は、さらにキャリアを重ねてどんな現場でも通用するプロデューサーになれたらと思います。
今は、ありがたいことにMatt CabというSTARBASEでもトップクラスのアーティストとご一緒できています。メジャーレーベルでもなかなかできない経験をさせてもらっていますし、音楽業界でのつながりも広がっています。恵まれた環境にいるので、さらに経験と人脈を培っていきたいですね。
──STARBASEに興味をお持ちの方、入社を検討している方に向けてメッセージをお願いします。
あまり気負わずにチャレンジしていただきたいですね。なにかあっても会社がサポートしてくれますし、ある程度気楽にかまえたほうが無理なく仕事をこなせると思います。ぜひ若い方に入社していただきたいですね。
<プロフィール>
日下部 俊
2024年入社 コンテンツ事業部レーベルチーム所属