キャリアも、暮らしも、自分の手で作る⸻伊豆大島のホテルに飛び込んだ理由
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⸻「手触り感のある仕事に惹かれて」——都心から離島のホテルへ。小島泰代の新たな挑戦
「自分の仕事が、どんなふうに人に届くのかをもっと実感したい——」そう語るのは、小島泰代。長年、大手のインターネットサービス企業でEC支援やマーケティング、マネジメントに携わってきた彼女が、2024年よりFlarito 伊豆大島という離島の小さなホテルプロジェクトに関わりはじめました。大きな組織で経験を積んできたからこそ見えてきた「仕事のリアルさ」への渇望。そして、新しい働き方・生き方を模索する中で見つけた、“等身大で向き合える仕事”。その背景にある想いを伺いました。
⸻キャリアのスタート——EC支援からマネジメントへ
小島は大学卒業後、2010年にインターネット関連企業に新卒入社。ECコンサルタントとしてキャリアをスタートし、ベビー・キッズやペットなどのカテゴリで、オンラインショップの成長を支援してきました。「100社以上の店舗を担当しながら、広告やプロモーションの提案を行っていました。クライアントのビジネスに直接貢献できる感覚があり、やりがいを持って働いていましたね」その後、社内異動でマーケティング部門へ。ECモール全体の売上拡大をミッションに、販促企画の立案・実行、テレビCMやWeb広告の運用、代理店との連携などに従事しました。「新しい企画を考え、数値で検証しながら改善していく。そのプロセスに面白さを感じていましたし、成果が見える点にも達成感がありました」やがて、20名規模のチームを率いるマネージャーに昇進。個人として成果を出すだけでなく、チームの育成や仕組みづくりにも力を入れるようになります。「チームメンバーの強みを活かした役割分担や、日々の業務フローの改善を重ねながら、組織全体で成果を出すことに面白さを感じるようになりました」
⸻人生の転機と「働き方」の再定義
そんな中で迎えた2024年。結婚を機に、これまでの働き方について見直すタイミングが訪れます。「やりがいは感じていたのですが、この先もずっとこの働き方でいいのかと考えるようになりました。もっと自分らしく、持続可能に働ける選択肢はないのか、と」そんな折、伊豆大島で始まろうとしていた宿泊事業の話を聞きます。最初は軽い手伝いのつもりで関わったものの、次第に「もっと深く関わってみたい」という気持ちが芽生えました。「初めての業界でしたが、立ち上げフェーズということもあり、自分のこれまでの経験が役立ちそうな場面が多くありました。未完成のプロジェクトに携わることで、やっと“自分の手で事業をつくる感覚”を取り戻せたように感じました」
⸻Flarito 伊豆大島での現在と、これから2024年11月、小島は業務委託という形でFlarito 伊豆大島に参画。「今はまだ現場の業務に直接関わっているわけではありませんが、少しずつ立ち上げの方向性やオペレーションを一緒に考える中で、自分の経験がどこで活かせそうかを模索しています」今後は、マーケティングや業務改善、情報発信など、様々な分野での貢献が期待されていますが、それらはまだ“これから”の話。それでも、「余白のあるフェーズ」にこそ価値を感じていると小島は語ります。「枠組みが整っていないからこそ、自分の意見やアイデアがそのまま反映される。そういう環境は、大きな組織ではなかなか得られなかったものです」
⸻あなたの「経験」と「変化したい気持ち」が価値になる場所「よりリアルな手応えを感じながら働きたい」そう感じているなら、Flarito 伊豆大島はきっと、その想いを受け止めてくれる場所になるはずです。まだ立ち上がったばかりのこの宿泊事業は、まさに「これから」を一緒につくっていく段階。お客様にどんな体験を届けるか、どんな仕組みで運営していくか。全てが未完成だからこそ、自分の経験や感性がそのまま活かされる環境です。今はまだ模索の途中ですが、今後マーケティングや業務改善などにも関われる可能性があり、**「自分の関わりが事業に直結する」**という実感を得られる場所でもあります。「一つの事業を、自分の手で育てていきたい」
「暮らしと仕事のバランスを見直したい」そんな想いを持っている方と、一緒にFlarito 伊豆大島の未来を描いていけたら嬉しいです。
まずは、気軽にお話ししましょう。