参加を決めた理由は「何か新しいことに挑戦してみたい」という漠然とした気持ち
小学校から高校生まで、野球に情熱を注いだ学生生活を過ごしてきました。
大学進学後はこれまでの生活の中心であった野球を離れて、何も目的がないままアルバイトをするという生活が続き、当時のように熱中できるものがなく、何かすっきりとしない日常を過ごしていました。
そんな日々の中で、ふと目に入った校内でのフィリピン・セブ島での短期語学研修の貼り紙。
海外への渡航経験がないため、フィリピンでの長期滞在は生活は想像もつかないものでしたが、「どんなことでも良いから、何か新しいことに挑戦してみたい」と思っていた私にとってのチャンスと捉え、その日に参加表明をしました。
ボランティア活動を通して感じた、世界の大きさと自分の小ささ
語学研修のテーマは「フィリピン・セブ島の異文化に触れる」といった内容で、児童養護施設への訪問やダンプサイトでのボランティア活動を経験しました。
これまでテレビやインターネットでしか見たことがない世界であり、どこか自分には関係がない、遠い世界のお話のように感じていました。
しかし、実際に足を運んでみると想像をしているよりもさらに厳しい環境で生活している子どもたちがいました。
そのギャップに驚き、はじめは主体的に行動ができませんでしたが、現地の方々と触れ合う中で経済的に厳しい環境にも関わらず笑顔で生きる人々の強さや、どこの誰かも知らない私を迎え入れてくれた心の広さを目の当たりにして、世界の広がりや多様性を強く感じました。
この経験を通して厳しい環境で生きる人々が身近な存在に感じるようになり、なにか手助けできることはないのかと考えるようになりました。
英語での表現の難しさを実感したビジネスフェア
「外貨を稼ぐ」をテーマにしたこの取り組みは、同年代のフィリピン人学生とともに祭りのような屋台を出店してビジネスを体験することができました。
そこで販売する商品を決める企画会議の中で、うまく自分が考えている事が英語で表現できず、英語でのコミュニケーションに難しさを感じました。
携帯の翻訳機と身振りと手振りを駆使して、なんとか成功を収めることができましたが、英語スキルをさらに向上させたいという気持ちを強く抱くようになりました。
短期語学研修で体験したこと
チームビルディング
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児童養護施設・ダンプサイト訪問
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University Of San Carlos - Cebu City(現地の大学)訪問
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児童養護施設の子供たちとスポーツフェスティバル
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フィリピン・セブの海でアイランドホッピング(島めぐり)
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ビジネスフェア
短期語学研修からの帰国時には決めていた、フィリピン・セブ島での再挑戦から1ヶ月が経過しました
とても刺激的な体験をした短期語学研修から1年が経過して、現在はフィリピン・セブ島のUNIVERSITY of SAN CARLOSで約半年の語学留学をしています。
語学を学ぶだけではなく、興味を持っている映像制作の現場も経験したいと感じて、インターンシップも同時にはじめました。
インターンシップでの業務内容
① SNS向けのショート動画の制作
日々様々なジャンルの動画を制作し、再生回数の多い動画の成功要因を分析しながら、次回の企画内容を検討しています。
加えて、動画の編集・演出をサポートしてくれる外国人上司とのコミュニケーションは、チーム全体で英語を使用しているため、私の会話も英語で行われます。
② 企画
常に視聴者が何を求めているのかと様々なジャンルを撮影することを意識しています。
視聴者の方が、英語に興味を持ってもらえるためのコンテンツがどんな動画なのかを考えることは、とても難しく感じています。
しかし、自分で企画をしたコンテンツが撮影をし、編集を得て、視聴者の方に視聴していただけるという楽しみがあります。
一人でも多くの方に視聴していただけるように、毎回の動画の評価や既存の動画を参考にして、企画を進めていきたいと思っています。
③ 撮影
構図とフィードバックを意識しています。被写体や背景の配置に意識を置くことで、より見やすく、動画の内容が伝わりやすくなると考えています。
フィードバックでは、撮影した動画をカメラで1回ずつ確認し、改善すべき点や新たなアイデアを話し合います。
そうすることにより、初めに撮影しようと考えていた動画からもっと優れた動画を撮影することができるようになります。
撮影をしていく中で、自分だけではなく、同じチームのメンバーも新たな意見を話してくれるので、新たな気付きの発見にもつながっています。
④ 編集
編集では、「Adobe Premiere Pro」というソフトを使用して編集をしています。編集ソフトを使用することが初めての経験であり、同じチームの上司に使用方法を聞いて取り組んでいます。
アニーメーションや動画に合わせた音楽など1から全てのことを編集で行わなければなりませんが、徐々に完成していく動画を見ていく中で、動画編集の面白さを感じています。
これからは、自分一人で編集をすることができるようになる為に、空いている時間を使って勉強していきたいと思っています。
今後の展望
インターンシップが終了した後も、私の企画した映像コンテンツが継続して制作・投稿されることを目指しています。
笑顔を引き出すコンテンツやフィリピンの街中で行う街頭インタビューなど、多彩なコンテンツを通じて、視聴者が英会話に興味を抱くように努力します。
高評価を得るためには、視聴者の反応を的確に捉え、動画の内容、撮影場所、アップロードのタイミングなど、詳細な計画を策定し実行する必要があります。
12月までの期間で、様々な人々が英語に興味を持つきっかけとなるコンテンツ制作と英語スキルを最大限伸ばしていきたいです。