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ビズフライトのビジネスモデルと方向性

こんにちは。ビズフライト合同会社の幾田です。
ビズフライトという会社の成り立ちについてお話しさせていただきます。
合わせて、会社のコンセプト、ビジネスモデル、今後の方向性についてもお話しします。

ビズフライトの成り立ち

ビズフライトを立ち上げる前は、私はシグマクシスというコンサル会社に在籍していました。ここでは、私はSCM(サプライチェーンマネジメント)領域のコンサルタントとして、お客様の業務改革や新規ビジネスの立ち上げ支援を行ったり、グローバルの需給調整、受発注、輸配送を管理するSCMパッケージシステムの導入をリードしたりしていました。主に製造業、運輸業を中心に、お客様の課題をとらえ、解決に導く仕事として使命感を持って仕事に取り組んでいました。

その前は野村総合研究所に所属し、システムコンサルティング事業部、ERP事業部において、企業における中期IT計画を作成したり、グローバル規模でのSAPの導入を進めたりしていました。こちらにおいても、多くの会社の経営層の方々とふれあい、グローバル規模でのシステム化の構想などにも関わり、充実した日々でした。

このように、忙しくも充実した日々を過ごしていたのですが、私は当時静岡に住んでおり、静岡から東京に通う生活を10年以上続けていました。毎日新幹線に乗り、通勤途中に打ち合わせ資料を作成し、打ち合わせに出て、同僚とミーティングをして夜遅くに帰ってくるという生活です。静岡に住み、東京に通うという形は自分で選択したのですが、これを10年も続けると、本当にこのままでよいのかな、と思うようになります。子供も生まれ、家族との時間を増やさなければいけないとも感じていたこともあり、一旦仕事を離れ、静岡に落ち着こうと決めたのが2018年のことです。

静岡に戻ると決めてからは、次にどのように生活をしていこうかと考えました。以前から、Webサービスやアプリ開発を自分でやっていきたいと考えていたので、その作業に集中しようかと考えたのですが、生活を成り立たせるための収入源も必要です。そこで、静岡の中小企業向けにコンサルティングサービスを始めました。会社名は、お客様のビジネスをはばたかせるという意味を込めて、「ビズフライト」と名付けました。

会社を立ち上げてすぐ、東京のかつての同僚や協業していた会社から声がかかるようになります。やはり東京には多くの企業があり、様々な場所でプロジェクトが動いているので、案件の機会は多いのだと思います。東京での最初の案件は、食品メーカーの業務改革プロジェクトでした。1000億円の売上規模の食品メーカーにおいて、開発、生産、営業の各部門の業務課題を分析し、解決に向けた施策を立案する役割です。そのあとは、別の会社でのOracle EBSのバージョンアップ、SAP S/4HANAの新規導入など、いろいろと引き合いが来るようになりました。新たに社員になった仲間や、パートナー会社の協力もあったおかげで、2年目で年商1億円を超えるところまでビジネス規模が拡大しました。

自分の時間を増やすために静岡に戻ったのに、再び東京のプロジェクトに入っていくのは若干矛盾があるのですが、お客様の期待にこたえたい、問題が解決できた時のお客様の喜ぶ笑顔を見たいという思いから、再びコンサルの世界に戻っていくことになりました。

ビズフライトのコンセプト

ただ、これまでと違うのは、大規模な会社の1社員ではなくて、自ら経営を考えていける立場にあるということです。コンサルティングサービスは高度で難易度が高い案件が多く、収益としても多くが見込めるのですが、お客様の事業環境に影響されるので安定はしません。お客様に対して高品質なサービスを提供し続けるためには会社として安定していることも重要です。そのためには、お客様のビジネスの支援だけではなく自らもビジネスを生み出して、社会における存在価値を高めていくことが必要だと考えています。

以下の図がビズフライトのコンセプトになります。B2Bとしてのコンサルティングサービスを主軸としながらも、自らもサービスを生み出すことに力を入れていきます。進めているサービス開発はB2Cのもので、これにより社会的な問題解決に取り組んでいきます。このコンセプトが実際の事業の形になっていくに従い、既存のお客様にとっても、新しいお客様にとっても価値あるものとなり、それがビズフライトの社員における生活の安定と充実、モチベーションの向上、そして各社員がそれぞれ描く新たな夢の実現へとつながっていくと考えています。

ビズフライトのビジネスモデル

このコンセプトに沿って、ビズフライトにおけるビジネスモデルを築いてきました。下の絵に、すでに現時点で形になっているビジネスモデルを示してあります。

現時点のメインは左側にあるB2Bサービスです。この中でも、プロジェクトの性質ごとにビズフライトの関与の仕方は少しずつ変わってきます。

左上に示してあるのは「複雑で難易度が高いプロジェクト」です。大手企業における新規事業の構想策定や、SAP S4/HANA導入などの大規模プロジェクトなどが該当しますが、多くの高度な人材の参画が必要となるため、プロジェクトのリードは大手のコンサル会社やSIerにお任せし、ビズフライトとはプロジェクトチームの一員として支援します。

それよりも小規模の案件で、特定領域の課題で作業内容がある程度明確になっているプロジェクトは自社で対応します。「部門の業務プロセスを見直したい」「システムの構造を見直したい」「システム導入の要件をまとめてほしい」などといったものになります。

左下は、ビズフライトが現在フォーカスしているSalesforceのプロジェクトを意味しています。上の二つとは異なり、Salesforceという具体的なソリューションを起点としたプロジェクトになるため、短期で集中的に、複数の案件を対応するという進め方になります。

右下のB2Cサービスが、今後のビズフライトの価値を決める重要なものになってくると思います。こちらもすでに動き始めており、コンサルやシステム開発といった世界とは全く異なる業界の方々と連携しながら、新しいサービスの構想、計画を立てています。今検討しているのはアニメのクリエーター向けのサービスです。

ビズフライトの方向性

今後、ビズフライトは数十人規模の会社にしていく方向です。上で示したコンセプトを実現し、ビジネスモデルをさらに強固なものとしていくには今の人数規模では足りません。現在、社員としては3名、協力会社さんから十数名、各プロジェクトに参加しています。協力会社さんには優秀な方が多く、各方面で活躍していただいてるのですが、ビズフライトとしてお客様に対して責任をもってサービスを提供していくためには、やはり社員の立場で一緒に働ける仲間がもっと必要です。

静岡という場所で立ち上げた会社ですが、静岡という場所に特にこだわりはありません。静岡というよりも、地方であるということの強みが大きいと感じており、地方であるからこその多様な人材による柔軟な体制が作れ、東京ではできない新しい発想が生まれるものだと考えています。私自身、京都や、福岡といった地方都市で長く生活したことがあり、日本全国のどこでもビジネスフィールドだと考えています。また、現在の社員も海外生活が長いものが多く、すでに日本の枠にもこだわる必要がないと考えています。

このようなビズフライトのコンセプト、働き方に、少しでも共感を持っていただけると嬉しいです。興味のある方はぜひご連絡ください。お待ちしております。

写真「冬の新潟にて、社員集合」

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