マーケティング未経験でAegisに入社し、現在はMETA(Instagram・Facebook)広告を中心に幅広く運用を担当している、中野さん。
前職はキーエンス(国内トップのFAメーカー)の営業だった中野さんが業界も全く異なり、職種も未経験ながら”Aegis”を選んだ理由、そしてAegisでの仕事についてお話を伺いました。
プロフィール 中野 多聞 早稲田大学大学院 卒業 キーエンス株式会社 入社 Aegis株式会社 入社 現在は戦略立案から分析、方針策定、検証まで一貫して行っている。 また、入社4か月目にして現在は採用活動にも参画。
国内トップクラスの平均年収2,279万円。
その裏にあったマーケティングの凄さ。
国内トップクラスの年収を誇るキーエンスを辞めてまで転職をする方は珍しいのかなと思います。転職を考えたきっかけは何ですか?
中野多聞(以下、中野)
転職を考えたのはキーエンスのすごさである『仕組み』に気づいた時でした。
キーエンスはその時々の市況に合わせた商品だけを作り、完成した商品を営業部隊がお客様に届けているんです。そのお客様に届けるまでの様々な戦略を考えて、仕組み化しているのがマーケティング部隊なんですけど…
この仕組みが本当にすごくて、『営業未経験の新卒社員が初めての営業に行っても大型契約を決めれる』ほど完成度が高いものでした!
勿論、営業部隊も優秀な方ばかりなのですが、私は売れる仕組みを作っているマーケティングの力に魅了されてしまいまして…
そのうちに『マーケティングの世界に飛び込んで、自分も売れる仕組みを作れるような人になりたい』と思ったんです。ただ、キーエンスでマーケティングをやるには時間がかかることを知っていました。
なので”未経験”でマーケティングができる会社を探そうと思い、転職活動を始めました。
確かに、キーエンスの仕組みの強さは本にも書いてあるくらい有名ですもんね。
転職者の中には『年収が上がるかどうか』を気にされる方も多いと思いますが、中野さんは気にされなかったんですか?
中野
正直、気にしなかったといえば嘘になるかもしれません。
なので、私も大手とベンチャーの両方を受けていましたし、年収も見ながら、マーケティング職に就くというのを軸に転職活動を進めていました。
その中でも、ベンチャーを選べば給料は下がるのかなと思います。
それでも結果として、ベンチャーを選ぼうと思ったのはなぜですか?
中野
ベンチャーを選んだというよりは”Aegis”を選んだ。その結果がベンチャーを選んだことになったという感じです。ありがたいことに選択肢として大手の内定はいくつかいただいていました。
ですが『Aegisでキャリアを築きたい!』その思いが強く、ベンチャーを選ぶことになったと思います。
また、Aegisは実力主義なんです。
だから、自分の力で年収は勝ち取ればいいと思いました。実際に未経験の人が入社半年で昇給・昇進していますし!
欲張りにキャリアも給与もどちらも取りに行くつもりです!!
「最速・最短で成長するため」
そうなんですね…会社に対しての愛がすごく伝わってきました。そこまでAegisにこだわったのはどのような理由なのですか?
中野
代表との出会いがAegisに入社したいと思うきっかけでした。二次面接で直接お会いさせていただき、出会ってすぐに「tik tokでバズらせる企画を考えてみて」といわれまして(笑)
マーケティングの右も左もわからない私がいきなり課題に取り組み、企画案を出したんです。
そしたら、「ありがちな企画案。抽象度の高い表現を使ってみんなにある程度の楽しさを届けようとしている。これでは誰の心にも響かない。」と突き放されました。
マーケティングとは『いろんな人が好きそうなものを届ける』だと考えていた私にとって、かなり衝撃的でした。
また、Aegisは1期目の会社でしたし、社員が欲しいと思っていると勘違いしていたので面接でまさか叱られるとはと驚きましたね…
その後、マーケティングで大事なことは「商品を購入してくれるユーザーの私生活や心理状況を掴み、1人の心に刺さるものを考える事」と教えていただきました。
他にも事細かく、面接でのフィードバックを頂いたので1時間の面接だけでも自分が成長したのを感じて
「こんな体験初めてだ!この人のもとでなら、今まで以上にレベルアップできる。Aegisが大事にする、ヒリツク体験がしたい!」
そう思ったのを今でも鮮明に覚えています!
確かに、面接でそこまで丁寧にフィードバックをしてくださる人は少ないですもんね…
1時間という短時間でそこまで成長を感じる面接、私も受けて見たくなりました。
1つ、気になったのですが”ヒリツク体験”とはどのようなものですか?
中野
大きな仕事を任されたりすると、時にはプレッシャーを感じることもあると思うんですよね。
このプレッシャーに”ヒリツキ”を感じながら乗り越えて結果を出すことを、僕たちは”ヒリツク体験”と呼んでいます。
なるほど…Aegisでならなぜ、”ヒリツク”体験ができると思ったのですか?
中野
間違いなく『裁量の大きさ』ですね!
ベンチャーなら『裁量がある』という会社も多いと思うのですが、その中でもAegisは創業期なので驚くほど裁量が大きいんです。
ですが裁量とは裏を返せば『やることが多く、自分の責任と自分がチームに与える影響が大きい』ということにもなります。
だから、自分のお世話になっている取引先、上司や仲間・大切な人のためにも、失敗できないことばかりなんですよ。
でも、その状況下で結果を出せれば、自分は成長しています。
また、利益が出ればどんどん新しい事業に取り組むことができ、会社は大きくなってみんなで見たことがない世界を見つけられると思うんです!
この先、40年間ずっとワクワクしていると思う。
代表のもとで働きながら成長し、裁量の大きさからくる”ヒリツク”体験を求めて入社を決めたのですね。
実際に、入社して4か月。Aegisに入社して何か変化はありましたか?
中野
「仕事ってこんなにワクワクするんだ!楽しいんだ!」それが一番、転職して変わったことだと思います!
仕事が本当に面白くて、月曜日が楽しみで金曜日にさみしくなるなんてまさか思ってもいませんでした!
ワクワク、仕事が楽しい。なるほど。どのようなところがワクワクして楽しいのですか?
中野
大きく分けて『達成感・成長・自分の意見が反映される・スピード感を持ってキャリアを築く』この、4つが要素だと感じてます。
みんなで見つけた、険しい道の歩き方
なるほど。入社してその4つ、特に達成感を感じるのはかなりのスピードだと感じますが、どんな時に感じましたか?
中野
達成感でいえばMETA広告運用チームの目標である、『1商材で1日の粗利を50万円出す』を達成して感じました。
サプリメントを売ろうとしていたのですが運用当初は全く利益が出ませんでした。そうなれば、赤字はどんどん膨らみ、会社自体が傾いてしまう危険性すらあります。
焦った私は、いつも驚異の売り上げをたたき出している人に「META広告運用の勉強会をさせてほしい」と頼みこみに行きました。
その人は私がこっそりとライバル視している山瀬さんという方なのですが、とても優秀な方で困っているときは互いに情報交換しあっているんです。
勉強会でその人から学んだことを生かして、我々の目標値を達成するためにはどんな施策が打てるかをがむしゃらに考えつづけました。
すると少しずつ利益が出始め、このまま軌道に乗るかと喜んでいたんです。
そしたら、1か月後に山瀬さんからの電話がかかってきて。
「多聞君、お疲れ様。利益が出始めたらしいね。実は昨夜にMETAの広告AIのアルゴリズムがアップデートされて、伝授した技が使えなくなるかもしれない…」と。
web広告を運用しているとあるのですが媒体(METAやGoogle)側のアップデートによって広告の配信ロジックがかわってしまい、以前まで効果が良かった広告が急に悪くなるなんてことがあるんです。
それが利益出始めですぐに起きてしまって。山瀬さんの言うとおり、配信している全ての広告が、いきなり赤字になってしまい…
でも、ここで立ち止まっても意味はないので、できる方法を編み出そうとパフォーマンスが上がる要素を分析して、検証し続けました。
山瀬さんとも常に情報共有をして、何とか利益が出るようにと全員で『META社員よりもMETA広告に詳しくなる』くらい、がむしゃらに取り組んでましたね。
その結果、1商材で1日の粗利を50万円出すことに成功したんです。
利益も赤字も自分が会社に与えるインパクトが大きいからこそ、その日は本当に嬉しすぎて、興奮冷めやらぬまま、父に電話をかけてしまいました。
私があまりに興奮しているから多少、父も引いてましたね。(笑)
脳みそが汗をかきすぎて、脱水症状の毎日。
そんな、紆余曲折がある中で達成した事は本当に嬉しいですよね!
中野
そうですね!本当にうれしかったですし、これこそが”ヒリツク”体験でした。失敗が許されない状況下で乗り越えられたのは間違いなく実力がつきました。
また、会社に対してもインパクトを与えられたなと思えましたね!
なるほど。私の中でも”ヒリツク”体験が浸透してきたかもしれません。
お話を聞いているとその達成感を感じるにはかなりのスピード感をもって成長しないといけませんよね。4か月で感じられるようになるまでの成長要因は何ですか?
中野
成長要因はAegisの人材開発力の高さだと思います。よく、ある会社で上司が部下に教えるときに自分の仕事が楽になるからという理由で答えを言ってしまうことがあると思うんです。
これは表面的な解決策にしかならず、結局、何が良くて何が悪いのか根本的な理解がしにくいと感じております。
しかし、Aegisではあくまで”方法”だけを教える。
広告を作成する際に売れる広告はこれ!と教えるのではなく、なぜ売れている広告なのかを理解する方法を教えてくれます。
例えば、売れている広告の構造を分析する方法やお客様の心情や環境の変化をとらえ、広告で表現する方法とかですかね…
決して、答えを言うことはなく、私を立派なマーケターにするために”方法”だけを教えてくれて自分で考えることをさせてくれるんです!
確かに最初は考えさせられすぎて、頭は痛いし、寝ているときに夢の中でフィードバックが出てくるし、苦しかったです…
でも、やり方だけを教えてもらい、自分で考え、根底を理解することでその学びを抽象化して他の仕事にも転用できるようにもなりました。そうなれば、多少の変化であれば対応できるほどの成長につながると思うんです。
また、どんなに忙しくてもフィードバックを逐一してくれます。
言葉の機微や相手の心情を理解したうえでのメール等、業務に携わることは細かくフィードバックしてくれます。
あまりの細かさに1つのメールでフィードバックは10個くらいあり、入社当初はメールの作成だけで午前中が終わるなんてこともありました…
他にも休みの日に私が勉強したいと伝えれば、嫌な顔せず付き合ってくれます。
代表が時間を作ってくれて勉強ができる贅沢な環境は他の会社ではないですし、この人材開発力は仕組み化されているので、誰でも体験することができます。
なので自分が上司になった時でもマネジメントスキルとして使えると思っています。
仕事の日だけ、一日が48時間なら…
確かに実績ある代表から教えてもらう、4か月間はかなりのスピードで成長できるのも納得します!しかも、先々の事を考えて、再現性があるように仕組み化されてるなんて驚きです。
そんな、成長著しい中野さんは現在、採用活動にも携わることになったとお聞きしていますがどのような経緯で採用活動に携わることになったのですか?
中野
代表と仕事終わりにバーで飲んでいて「採用活動に僕も参加させてください!」と直談判したのがきっかけでした。(笑)
お酒の勢いで言ってしまったという感じですか?(笑)
中野
それもあるかもしれませんね…
でも、もともと代表が「採用活動はマーケティングと同じだ」と話していまして…
それで興味を持ってから携わってみたいとは思っていたんです。
また、meta広告で利益を出したからこそチーム拡大で採用活動を開始したんですよね!
「自分達で作れた成長のチャンスだ!」と思ったのも理由の一つですね。
まぁ、お酒は私に直談判する勇気だけ与えてくれた感じですかね(笑)
なるほど!先ほどおっしゃっていた、
『利益が出て、新しいことにチャレンジできるようになり、会社は大きくなっていく』ことを体現できるチャンスだったと。
中野
そうですね!そこから、次の日に
「面接時のQA表作ってみたんですけど!」
といきなり代表に提出して、本格的に採用活動の勉強を始めました。
勿論、普段の業務とプラスして行う形で取り組ませていただいているので、時間に一生追われていて…
なので毎週のように「金曜日よ!まだ来るな!」って願ってます。(笑)
でも、「中野くんならできる!」と新たな成長チャンスをくれた会社のためにも頑張って自分のものにしたいです!
「時間が無さ過ぎる」と感じるのは、本当に仕事に熱中して取り組まれているのが伝わってきます!
しかも、自分の業務以外の事もチャレンジできる環境なんですね!
中野
そうですね!Aegisの価値観にもある『チームのために役割を超える』を体現できた瞬間だったかもしれません!
採用活動以外でいえば、全く広告を知らない私が入社2週間で「広告素材の撮影にチャレンジしたいです!」と直談判して取り組んだこともありました。
40代女性向けの商材の広告だったのですが、自分で40代の女性が憧れる服装や髪型、女性が1番輝けるシーンをひたすら調査して、モデルを手配し撮影に臨みました。
その時も普段、頭が痛くなるくらい考えているおかげで、スムーズに調査も取り組め、女性が1番輝けるシーンを撮ることが出来たんです!
しかも、実際に配信された広告では使用する予定にはなかった素材を使用してもらい、利益を生みだすことができました。なので、利益を生みだす1つの要因になれたと嬉しかったのを覚えています!
実力をつけないと何もチャレンジさせてもらえない環境なので謙虚に凡事徹底して、結果を出し続けないといけないのは大変ですけどね。(笑)
なるほど…実力をつけて、キャリアを伸ばす。拝見させていただいた資料にも書いてあった言葉ですね!中野さんの話のところどころにAegisの価値観を体現するようなエピソードがありますが価値観にのっとって仕事に取り組まれているのですね!
中野
はい!前職も社内での価値観がしっかりと浸透しており、皆が利益を出せる統一感のある企業でした。そこで価値観の大切さに気付いたので価値観を意識して取り組んでいます!
Aegisも価値観を重要視しているのでかなり前職での意識づけが役に立っています!
なるほど!前職での経験も生かしながら、仕事に取り組まれているのですね!
今日のインタビューで話を聞いているとかなり忙しそうな気がしましたが、プライベートの時間はしっかりとっているのですか?
中野
もちろんです(笑)休むのも仕事のうちですからね!
大阪にいる彼女と月に1度は会ったり、土日は友達とゴルフに行くこともあります!
しっかり休んで、しっかり働く!それは常に意識してます!
ON,OFFをはっきりさせて、仕事もプライベートも充実させることができているのですね!
そんな、成長著しい中野さんの今後の意気込みについて教えてください!!
中野
私個人の目標としては、まずはマーケティング業務でしっかりと利益を出すことに集中したいと思っています。勿論、組織の発展のために採用活動も尽力したいですね!
その結果として自分も部下のキャリアも築きながら”ヒリツク体験”をできるようにします!
また将来的には、Aegisが上場を通過点として海外事業やインキュベート事業にも取り組み、
社員みんなでAegisを『世の中に”成果”でインパクトを与える企業』にしていきます!