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プロダクト開発✕ビジネス観点についてエンジニア目線の考えをまとめてみた

昨今においては、エンジニアだとしてもビジネス観点の獲得が必要だという啓発のようなものを良く目にします。
それは確かにLiBにおいても重要視しているものであり、解像度高くそのものの理解を深めるべきものではありますが、如何せん実態を得ず、人によって解釈の差も多分に生まれるような抽象的な表現・概念でもあります。

今回は「エンジニアにとってビジネス観点を獲得するとはどういったものなのか」ということに関して、LiBの一兵卒であるエンジニアが考えたものを拙劣ながらも熟々と書いていこうと思います。

また、ことわりとして当たり前ではありますが、ビジネス観点とビジネススキルは全く異なるものとして区別して記載しています。
ここでのビジネススキルとは、例えばカッツ・モデルのように体系化されたスキルだとか、業種や職種を問わず求められるポータブルスキルのことを指しています。今回はスキルの話ではなく、事業創造や拡大のために必要となるあくまで視点(≒観点)としての話になります。

まず、ビジネス観点とは何かについて、これは僕の解釈ですが「事業創造やその存続・拡大をしていくために必要な経営視点」と捉えています。

良く耳にするワードで「上流工程における要求・要件定義をするためにはビジネス観点が必要である」というのがあるのですが、それは遠からずも少し外れた解釈なのではないかなと思っています。
もちろん経営レイヤの課題解決をするためにプロダクト開発等をしている場合、まず経営課題を発掘するための理解、そしてその基盤となる視点・観点は必要になってくると思います。ただしプロダクト開発の解決したい対象となる課題はそれだけではないはずで、そういった場合には必要という表現にはならないのかと感じています。
それよりは業界や業務、ユーザーへ向かう、人やその営みに近い事柄に対する理解であると考えています。

プロダクト開発というワードが出ましたが、何を作っているのか、それをどのような環境で作っているのかは非常に重要な観点であるように思います。

例えば非常に専門性の高い、国内でも扱える人間が有数であるような技術の会得や、それによるモノづくりをしたい人はビジネス観点などは不要なものであるように思います。環境によっても責務が細分化されたエンプラなのか、何でもやらなければいけないスタートアップなのかで必要性は変わってくるはずです。
必要でなくとも、そもそも個人の構築していきたいキャリアの話もあるはずです。
つまり、エンジニアは〜、というのは少しばかり主語が大きいではないかと感じます。

ただほとんどの場合、僕らがしているエンジニアリングはビジネスというルールの上に成り立っています。
費やすことのできる時間や費用、制限されたリソース・アセットの中で事業を拡大させ、それによって得た利益の中でまたエンジニアリングのためのコストコントロールがなされます。

僕らがエンジニアとして事業観点を持つことで、そのコントロールの制約の中で事業とエンジニアリングのバランスをとりながら、より最適な優先順位の決定や、より長く活用され続けるプロダクト開発のための提案は可能なのではないかと考えています。
これは複雑な話ではなく、自分等が日々活動している世界の基盤となっているルールを知るというだけの話であるのだと思います。
そしてそれによって、より目的(≒掲げているビジョン)に達するまでの最適な行動をとることができるようになる、ということに繋がると考えています。

LiBは日々、経営判断を迫られるプロのコンサルタント集団になります。

その中でエンジニアが働くことにどのような価値や意味があるのかというと、僕はまさにこの「ビジネス観点の獲得」という部分なのかと考えています。
事業創出や拡大のため、毎日のように経営者と成果に向かってコミットしながら経営判断をしているコンサルタント集団の中に身を置くことで、エンジニアとしてもその価値に気づき、獲得をし、どのように活用していくかを考え、実践していくことができる環境だと感じています。

事業に関する数値はかなり透明度高く公開されるので、都度の意思決定に「なぜ」がしっかりと見えてきますし、マーケからセールス、カスタマーサクセスと一連の流れが分かるので、機能開発における優先順位も事業計画とこのように紐づいているのだということが分かります。

企業文化としてもコンサルタント部門の方々との接点は多く設計されており、月一の全社会議やオフィスでの懇親会などかなり密に情報交換できる場が用意されています。
こういった環境で働いてみたい方やエンジニア同士で事業の話ができる環境に興味があれば、ぜひLiBで一緒に事業を作っていきましょう!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
「直接話を聞きたい!」と少しでも思っていただけたら、ご連絡をもらえると嬉しいです。
テーマは本当になんでも構いません。お会いできるのを楽しみにしています。

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