プロローグ
近年、SNSマーケティングの主戦場が大きく変化している。
特に、TikTokは短期間で爆発的な拡散力を持つプラットフォームとして注目を集め、
多くの企業がマーケティング戦略に取り入れ始めている。
しかし、「どう運用すれば効果的なのか?」と悩む企業も多い。
今回は、SNSマーケティングの専門家であり、多くの企業のTikTok運用を支援してきた、
株式会社EMOLVA代表取締役である榊󠄀原清一氏に、「TikTok運用戦略」について詳しく伺った。
榊󠄀原氏は、SNSマーケティングの最前線で活躍し、
TikTokの活用において数々の成功事例を生み出してきた。
多くの企業がTikTokのアルゴリズムや運用ノウハウを知らずに「とりあえず投稿する」段階でつまずく中、榊󠄀原氏は「戦略的な運用方法」を徹底的に研究し、結果を出してきた。
今回は、TikTokの活用に関する知識と経験を活かし、
多くのアカウントを短期間で急成長させてきた榊󠄀原氏に、
実際に使えるTikTok運用の戦略についてお伺いする。
MC
本日もよろしくお願いします!
前回のインタビューでは、各SNSプラットフォームごとの特性についてお聞きしたので、
今回はTikTokに関して、より詳細を知りたいです!
(前回のインタビュー記事)
https://www.wantedly.com/companies/company_7366022/post_articles/964040
榊󠄀原氏
よろしくお願いします!
TikTokの運用戦略は非常に奥が深いのですが、
今回は明日からできるTikTokの運用に絞って、お伝えしようと思います。
MC
よろしくお願いします!
【TikTok運用戦略①】アルゴリズムを理解する
MC
TikTokの運用で最も重要なポイントを教えてください!
榊󠄀原氏
まずは、TikTokのアルゴリズムを理解することが不可欠です。
TikTokでは、新規の投稿は必ず100〜500回の再生がされ、
高評価される度に表示回数が増加し、バズが発生します。
このように、TikTokのアルゴリズムは、ユーザーがどのコンテンツを好むかを瞬時に判断し、個々の興味に合わせて表示する仕組みになっています。
そのため、以下の3つの要素が特に重要になります。
①視聴完了率 – 最後まで見られる動画ほど拡散される。
②エンゲージメント(いいね・コメント・シェア) – インタラクションが多い投稿が伸びやすい。
③投稿の初動 – 投稿直後の反応が良い動画は、さらに多くのユーザーに表示される。
つまり、ただ投稿するだけではなく、『視聴完了率を上げる仕掛け』や『ユーザーが反応しやすい要素』を戦略的に組み込むことが大事なんです。
ここからは、実際の事例を元に、有効なTikTokアカウントの作り方を深掘ります。
【TikTok運用戦略②】成功事例から学ぶ
榊󠄀原氏
ちなみに、TikTokで最初にバズりの流行を作った人は誰かご存知ですか?
MC
えっ、、、誰でしょうか、、、?
中高生に人気のあるアーティストやモデルさんなどですか?
榊󠄀原氏
実は、インフルエンサーでも、アーティストでも、モデルでもないです。
TikTok流行のキッカケとなったのは、
タクシー事業を行っているある中小企業です。
この会社は、 社員の平均年齢 が45歳と、若手社員不足が課題だったところ、 Tiktokを活用することで、新卒 採用人数を倍増させることに成功しています。
実際に、動画再生数は300万を超え、コメント数も1,000件を超えるなど、
非常に多くの視聴者から認知と評価を受けています。
では、このタクシー会社は何を行なって、ここまでバズって話題になったのか?
実は、、、
取締役部長が自ら出演しダンスを披露する
という投稿を行なったのです。
【TikTok運用戦略③】
企業アカウントに「属人化」が必要な理由
MC
ダンスを踊った動画がバズって、採用に繋がったんですか!?
会社の紹介やPRなどはしなくていいんですか、、、?
榊󠄀原氏
Tiktokでバズる企業アカウントは、基本的に商品・サービスのPRはしていません。
TikTokでバズを起こすためにはエンタメ性が重要です。
よって、ユーザーが暇つぶしでも観られるような、PRよりエンタメ性を重視した動画の投稿が必要です。
例えば、企業の代表的なキャラクターや社員が定期的に登場することで、
視聴者はアカウントに親近感を持ちやすくなります。
特に、先ほどのタクシー会社のように、
社長・役員・部長等の肩書ある者を出演者にすることが非常に効果的です。
役職のギャップによるエンタメ性を生み出すだけでなく、
「最新プラットフォームを重役が利用し、会社が本気で運用している」
というブランディングを作ることが出来ます。
【TikTok運用戦略④】バズる動画の再現性
MC
なるほど!
TikTokでは、「エンタメ性」と「属人性」を意識して、多くの視聴者に評価される投稿を作成することが、成功の秘訣なんですね!
榊󠄀原氏
ここで非常に重要なのが、100万再生される動画を1本作るのではなく、
数万再生される動画を量産することです。
MC
えっ、そうなんですか!?
「100万再生されました!」みたいな動画があるアカウントの方が、たくさんの人が見ていて人気のアカウントだと評価されると思っていました、、、
榊󠄀原氏
大事なのは、同じ100万回再生動画でも、
偶発的なバズりではなく、再現性のあるバズり動画であることです。
先ほども述べた通り、TikTokの前提は暇つぶしメディアです。
1本の100万再生動画では、仮に視聴されたとしても、動画の記憶は残らず動画の投稿者が認識されません。
よって、数万再生される動画を量産することで、
記憶の刷り込みによるアカウント認知を図る方が有効です。
投稿は週に3〜5回ほどが目安ですね。
他にもネタ切れにならないコンテンツの作り方など、お話ししたいことはたくさんあるのですが、
明日からできるTikTokの運用として、今日はここまでにしましょうか。
MC
榊󠄀原さんが普段どのようにコンテンツを作られているか、非常に気になります!
ぜひ今後またインタビューさせてください!!
エピローグ
榊󠄀原氏が語るように、
TikTokは単なるエンタメプラットフォームではなく、
企業のマーケティング戦略において大きな可能性を持つツールである。
最後に榊󠄀原氏から、今後TikTok運用者を志す方に向けて、メッセージを頂いた。
榊󠄀原氏
私としては、企業の代表や役員が自らアカウントを運用するのは、
ごく自然なことだと思っています。
私自身も、会社の代表としてTiktokアカウントを作成し、
アニメやフィギュア紹介を題材に年間400〜500本ものコンテンツを投稿した結果、
1万2,000名の入社希望者を得ることが出来ました。
ただ、業界全体で見ると、
実際にTikTokを有効活用出来ている企業はまだ1割にも満たないのが現状です。
弊社はSNSマーケティングのプロフェッショナル集団として、
SNS運用に課題を抱える企業様に対して、
社員自身がインフルエンサーとして活動し蓄積したノウハウをもとに、
適切なSNSプラットフォームを選定し、調査・運用・分析まで最適な戦略を実現します。
もしこの記事をご覧の方で、
「SNSマーケティングに関して、最新のノウハウを知りたい!」
という方は、今後もSNSに関する情報を発信して参りますので、
ぜひ、会社ページのフォローをお願いいたします。
株式会社EMOLVA 代表取締役 榊󠄀原清一
EMOLVA Story(5) Fin-
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代表取締役|榊󠄀原清一(さかきばらせいいち)
東京理科大学大学院卒業後、サイバーエージェントにてインフラエンジニアとして勤務。
その後、企業のSNSアカウント運用代行や、インフルエンサーを活用したプロモーションを含む、SNSマーケティングの総合戦略立案から実行までを手がける株式会社EMOLVAを創業。
2025年現在、10期目を迎える。自身も50万人以上のフォロワーを持つインフルエンサーとして活動し、これまでに500社以上の企業にSNSマーケティングサービスを提供。
顧客はベンチャー企業から中小企業、大手企業、地方自治体、さらには国まで多岐にわたる。