BMSG
SKY-HIが代表取締役CEOとなり、株式会社BMSGを設立。「才能を殺さないために。」をスローガンに、クオリティファースト、クリエイティヴファースト、アーティシズムファーストを掲げている本社は、新人アーティストとの契約、ボーイズグループのオーディション、ファンコミュニティの設立も同時に表明した。BMSG - Be My Self ...
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BMSGでは、'26新卒を対象とした「選考直結型就業インターンシップ」を初めて公募しました。今回は、そのインターンを経験しその後ご入社いただくことになった2名の学生にお話を伺いました。音楽業界やBMSGに興味を持ったきっかけ、学生時代に取り組んできたこと、そして選考に向けてどんな準備や思いを持って臨んだのか——。
今回、初めての内定者インタビュー企画として、これからBMSGでのインターンや就職活動を考えている方に、少しでもリアルで等身大の声をお届けできればと思っています。
Tさん(写真左)
インターン期間中は、自社レーベル機能のBullmoose Recordsにて、アーティストに関するリサーチや制作サポート等を幅広く経験。A&R職内定。
Iさん(写真右)
インターン期間中は、グッズ企画を行うMD部にて、グッズの企画から制作、会場での物販運営サポートなど幅広く経験。MD職内定。
① 業界を志望したきっかけ
② 企業選びの軸
③ 選考に向けて
④ 学生時代の経験
⑤今後の目標
⑥就活生へのメッセージ
── まず、お二人が音楽業界を志した理由を教えてください!
T:私は元々音楽に限らず、ファッションやヘアメイク、3DCGなど、クリエイティブ全般が好きでした。何かを作ることが楽しくて「クリエイティブに関われる仕事がしたい」と考えるようになったこと、もともとバンド活動をしていて音楽が好きだったこともあり、“音楽を軸にクリエイティブを発揮できる仕事”として、A&Rを志望しました。
I:私はデザイン系の仕事を目指していて、別の企業から自動車部品の設計や新規事業の企画職で内定をもらっていました。でも、ちょうど就活を終えようとしていたときにBMSGの募集を見つけて。もともと音楽が好きでBMSGのことも応援していたので、その上で将来について改めて考えたときに、自分がこれまで学んできたデザインや“人のためのものづくり”をテーマに、この会社のMD職にチャレンジしてみたいと思いました。自分のアイデアを形にする仕事として、一番しっくりきたんです。
── なるほど。では、BMSGとはどのように出会ったり、知ることになったのでしょうか?
T:BMSGを知ったのはNo No Girlsがきっかけです。就職活動でも音楽業界を志望していたことから、他社も含め音楽レーベルなどを中心に会社について調べており、BMSGのWebサイトもよく見ていました。
I:きっかけはTHE FIRSTです。親から視聴を勧められたのがきっかけでハマり、そこから楽曲もいろいろ聞いていて。音楽へまっすぐにクリエイティブしていく感じとか、その人間性も含めて所属アーティストのみなさんが好きでした。
──BMSGを志望された流れの中で、就職活動全体で会社を選ぶときの軸は何でしたか?
I:会社を選ぶ軸は、これまでの経験を活かせることと、今後も成長できそうな環境かどうかでした。その上で、大学で学んでいたプロダクトデザインに適性を感じていたので、職種はプロダクトデザイナーや商品企画を中心に、業界は自動車や食品メーカー、インテリアなど幅広く見ていました。
T:価値観や理念に共感できるかを大切にしていました。別の会社で長期インターンシップに参加していたときに、たまたま社長の日髙が採用について話をしている動画を見て、BMSGの価値観や理念にピンときました。ここなら“好きなことを仕事にする”というだけでなく、いろんなことにチャレンジしながら、モチベーション高く働けそうだと思ったんです。そこからは、ほぼBMSG一本に絞って就活していました。採用サイトで“4 Values”を読んだときに、自分がこれまでの経験や生活の中で感じていたフラストレーションや「もっとこうできたらいいのに」と思っていたことがすべて書かれていて、そこが一番の決め手、つまり軸になったと思います。
BMSGのミッション・バリュー(BMSG公式サイト)
── 会社選びの軸が決まった上で、実際に今回のインターンの選考を受けるときは、どのような準備や意識をされましたか?
I:準備したことは、まず会社をより深く理解するということです。公式サイトや特に 4 Valuesをしっかり読み込みました。その上で、自分自身が大切にする価値観がどこに当てはまるか、どんなところに共感しているのかを紐解いていきました。 もう1つ、MD職ではポートフォリオの提出が必須だったので準備しました。いずれも今までの大学生活や自身の人生を振り返り、言語化したり作品をまとめたりしながら自己分析していました。
T:私もIさんと同じで、意識していたのは突き詰めた自己分析です。例えば私の場合は、「クリエイティブの仕事をしたい」というのが軸にあってA&Rを目指したいと思ったので、自分はどんなクリエイティブが好きなのか、どうしてこの仕事をしたいのか、どうしてBMSGがいいのかをとにかく言語化しまくったんです。そうするとこの職種やこの会社を志望した理由が明確になり、どんな質問をされても自分らしく伝えられたかなと思います。
── なるほど、二人とも自己分析をしっかりとしていたんですね。その上で面接中に意識したことはありますか?
I:先ほど話していた準備の時点でしっかり自己分析をしたうえで、面接は自信を持って臨むことが大事だと思っています。たとえ結果が悪くても、会社との相性が合わなかっただけだと思えるようにすると良いのかなと。あとは、面接の中で答えに詰まることがあっても焦らずに『少し考えさせてください』と伝えるなど、自然なコミュニケーションを意識しました。面接官もいずれ一緒に働く仲間になる人、という気持ちで向き合えば、緊張せずに素直に話せると思います。
T:面接では“いい子に見せよう”“できそうに見せよう”とは思わないようにしていました。面接を通過してインターン期間中に実際社員と同じ現場で仕事をするので、面接の場だけ無理してもすぐバレると思っていて(笑)。それより、自分がどんな人になりたいか、今できること・できないことを正直に伝える方がお互いにとって良い時間になると考えていました。無理に取り繕うより、『ここはまだできないので学びたいです』と素直に話すようにしていました。
── インターンや就職活動での準備や自己分析の背景として、学生時代はどんなことに取り組んでいましたか?
T:学生時代はいろんなことにチャレンジしました。化粧品店や古着屋でのアルバイトのほか、SNSマーケのベンチャー企業で1年間インターンしていました。そこではYouTubeチャンネルの運営や、メディアの立ち上げ・運営を担当しました。
I:大学ではプロダクトデザインを学んでいました。通っていた学部はグラフィックやSNS向けのデザイン、空間デザインなど、いろんな分野を幅広く学べる環境で。その中で“自分はどんなデザインが得意か”を探っていく感じでした。結果的に、ものづくりに関わるプロダクトデザインが一番自分に合っていると感じて、卒業制作にも取り組んでいます。
── いろんなことに挑戦したり、自分が好きなことや得意なことを見つけたりした学生時代の経験が、今のお二人のインターンへの挑戦につながったんですね。
── これまでの経験を活かして、入社後はどんな目標を持って働きたいですか?
T:まずは、採用してくださった社員の皆さん、社長、そしてアーティストの方々に“この人を採用してよかった”と思ってもらえるような成果を出すのが一番の目標です。最初の3年くらいは下積みのつもりで、仕事を一生懸命覚えていきたいです。そのうえで、SNSやマーケティングの分野でもしっかり実績を出して、“採用して正解だったな”と思ってもらえる存在になりたいです。
I:私もまずはMDの先輩方からしっかり仕事を学んで、基礎を固めたいと思っています。エクセルの扱いやデータ管理業務に慣れていないので、基本となるビジネススキルを習得していきたいです。中期的には、アーティストのグッズ制作を担当し、デザインを通して“アーティストの想いをファンに届ける”という役割を果たしたいです。そして長期的には、『BMSGのグッズなら買いたい』と思ってもらえるようなラインを作るのが目標です。グッズは常に変化していくものなので、先輩方に頼りながらも、自分なりに次の展開を考えて提案できるようになりたいです。最終的には、BMSGのグッズが業界の基準になるような存在になって、音楽業界全体のグッズのあり方のスタンダードをつくりたい、と思っています。
── 最後に、これからBMSGのインターンに挑戦したいと思っている方に、アドバイスやメッセージをお願いします!
I:就活も“楽しむこと”が大事だと思います。自分でデザインをしていて感じるんですが、楽しんで取り組んだものと、そうでないものでは、最終的な仕上がりに大きな差が出るんです。就職活動も同じで、つらいことや落ち込むこともあるけど、落ちることがあれば上がることもある。ポジティブになろうと無理するというより、純粋に“楽しむ気持ち”を忘れないでほしいです。
T:どんな結果になっても、目の前の課題を一つずつ乗り越えていけば、必ず自分にとっていい結果につながると思います。たとえ志望していた会社で良い結果が出なくても、“その結果を自分の正解にしていく力”があると信じてほしいです。新卒で音楽業界を目指す人は特に、倍率が高く狭き門で落ち込むこともあると思いますが、自分の夢を信じて努力を続ければ、きっといい結果につながると思います。
── インタビューを通して、二人とも「音楽が好き」という気持ちを原動力に、自分の得意なことや学んできたことを真っすぐに結びつけていること、そして就職活動を「自分を見つめ直す時間」として楽しみながら、自分の“好き”を仕事に変えていこうとする姿勢が印象的でした。二人のように、自分の軸を信じて挑戦する姿勢こそ、BMSGインターンの第一歩かもしれません。
BMSGでは、現在'27新卒者を対象に、アーティストマネージャー、ファンクラブ運営、マーケティング職のインターンを募集しています。ご興味のある方はぜひ挑戦してみてください!(※今年度はA&R、MD職のインターン募集はございません。)