こんにちは！yoake株式会社代表の小田井宏文です。

「就活って本当に大変だよね…」

学生時代、そう思って新卒就活を乗り切ったはずなのに、気づけば自分が学生たちの就活をサポートするAIを開発する側になっていました。皮肉なものですね（笑）

「これじゃない」から始まった私のキャリア

大学時代のインターンシップ先の取引先だった大手IT企業。自社ビルに「キラキラ」したオフィス。そんな場所に新卒入社して最初に感じたのは...

「あれ、これじゃない」

営業職として早々に結果を出せたものの、むしろそれが「これだけ？」という虚しさに変わっていきました。入社わずか9ヶ月で、ふらっと立ち寄った転職フェアで人生を変える出会いが。

「あなたは本当は何がしたいの？」

たった一人のキャリアアドバイザーとの対話が、私の人生を変えました。大げさじゃなく、その日の会話がなければ、今の私はありません。

迷走と挑戦の10年間

それから10年間、私は様々な挑戦をしてきました。

人材ベンチャーでのキャリアアドバイザー、エンタメ企業での人材事業立ち上げ、音楽系スタートアップでのライブ配信事業。数字は出せても心が空っぽになる日々。会社の倒産も経験し、「朝起きるのが辛い」と感じる時期もありました。

でも振り返ると、全ての経験が今につながっています。特に心に残っているのは、エンタメベンチャーで手がけたInstagramメディアやLINEで完結する就活サービス。「エンタメの入り口から本質的なキャリア教育を届ける」という信念は、挫折を経ても揺るぎませんでした。

10年経っても変わらない学生の課題

フリーランス時代に学生向けキャリアアドバイザーを再び経験してハッとしたのは、**「学生の課題は10年経っても全く変わっていない」**という事実。

「とりあえず内定欲しい！」とTipsばかり集める。 でも面接で深掘りされると答えられず落ちる。 自分のキャリアを考えて動ける人は活躍し、そうでない人は早々と燃え尽きる。

この構図、10年前も今も変わっていません。でも「キャリア教育します！」と正面から言っても、学生は食いついてこない...。

「就活パイセン」の誕生 - AIと就活の新しい形

そこで生まれたのが、LINEで完結するAI就活アドバイザー「就活パイセン」です。

他のAIサービスが「一般的な回答を生成する」のに対し、私たちは「あなたの情報を就活用にまとめる」というアプローチ。AIの質問に答えていくと自分の価値観や強み・弱みが浮き彫りになり、それをもとにガクチカやES、模擬面接の回答を「その人らしく」生成します。

リリースから半年で多くの学生に使っていただき、「初めて自分のことがわかった気がする」という声をいただけるようになりました。これって、私が音楽系スタートアップで「自分は何のために働いているんだろう？」と悩んだ経験とまさに地続き。キャリアの軸がぶれると、どんなに"成功"していても空虚感に襲われるんです。

「儲からない」けれど大切なこと

正直に言うと、新卒向けのサービスはビジネスとしてはあまり"おいしくない"市場です。もっと別の領域で戦えば売上は立ちやすいのですが...

でも、人生で自分のキャリアを真剣に考え、自分と向き合う機会ってそう何度もありません。就活はその貴重な機会の一つ。

私の根っこにあるのは「人を感動させたい」という思い。だからこそ、この「儲からないけど大事な領域」で頑張りたいんです。

想定外の展開 - AIコンサルとしての新たな道

面白いことに、就活パイセンの開発でAIを徹底的に研究していたら、いつの間にかAIに詳しくなってしまいました（笑）。今では企業のAI導入支援も行っています。

最近の成果では、ある企業の業務時間を1/3に削減し、月96時間もの時短に成功！

AIを本気で業務に活用できている企業はまだまだ少ないので、「うちもやってみたい！」という方は、ぜひお声がけください。本気でAIを使った業務改革をサポートします！

あなたと一緒に創りたい未来

yoakeは、AIの力を使って「キャリア教育の本質」をもっと多くの人に届けていきます。特に就活生には、単なる「内定獲得術」ではなく、生涯使えるキャリア形成の基盤を提供したい。

紆余曲折あった私だからこそ、伝えられることがある。そう信じて、これからも挑戦を続けます。

キャリアに悩む学生を支援したい、AIの可能性を広げたい、そんな思いを持つ仲間を探しています。私と一緒に、テクノロジーの力で人の可能性を広げるプロダクトを作りませんか？

「自分のキャリアについて考える機会を、もっと多くの人に」

それが私たちのミッションです。同じ思いを持つ方、ぜひ一緒に働きましょう！