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【CEOインタビュー】再生医療を身近なものにするために。大企業からカーブアウトしてスタートアップを創業。

「デジタル技術で再生医療を身近な選択肢に」をミッションに掲げるテック系スタートアップ、サイトロニクス(株)(以下「Cytoronix」)のメンバーをご紹介します。

今回は、代表取締役CEOの今井快多さんにインタビューしました。

代表取締役CEO
今井 快多 | プロフィール
2014年、(株)東芝に入社。CMOSイメージセンサのライフサイエンス応用に関する研究開発ならびに事業開発に従事し、CMOSイメージセンサとその応用に関して11年のR&D経験を持つ。2016年、経産省主催のプログラム「始動Next Innovator」に参加。スタートアップエコシステムに感化され、2018年には東芝内で新規事業育成プログラムを提案。2019年から東芝の新規事業推進室で最年少事業責任者として事業をリードしつつカーブアウトの準備を進め、2021年5月にCytoronixを創業。

― はじめに、Cytoronixを設立した経緯を教えてください。

Cytoronixは、2021年5月に東芝からカーブアウトして、東芝とベンチャーキャピタルのBeyond Next
Venturesの出資を受けて設立した会社です。
東芝では、新卒で入社して以来、CMOSイメージセンサのライフサイエンス応用に関する研究開発や事業開発を行っていました。半導体技術で再生医療に貢献したいという想いがあり、世の中に最も大きな価値を提供できる事業にするにはどうすべきかを考えた時に、東芝社内の新規事業創出を目指すプログラムを活用してカーブアウトするという選択に至りました。

― Cytoronixで実現したいことはどんなことですか?

再生医療は、言葉は広く知られていても、実際に多くの人が受けられるような段階にまでは普及していません。製造コストも提供価格も高く、誰もが手軽にはアクセスできないのが現状です。そこで、私たちの細胞培養管理をデジタル化するクラウドソリューションによって、再生医療の研究開発や製造を加速化させ、高品質かつ手頃な価格での再生医療を実現させたいと考えています。



― CEOとして、どのような業務を行っていますか?

大きく分けると、時間軸が違うことが二つあります。一つは長期的なことで、最終的にCytoronixを通じて社会にどのような価値をもたらしていくかを考え、計画に落とし込むことです。もう一つは短期的なことで、人事・労務、採用、法務、財務などバックオフィスにあたる業務から、事業開発やお客様への提案・営業活動なども行っています。
長期的なビジョンやプラン策定は、一緒に働く仲間はもちろん、お客様や投資家などあらゆるステークホルダーの方に対して説明するときにも、大事になってきます。大きな価値が生まれるということを伝えて共感してもらうことが大切なので、不透明なところをできるだけ見えるようにしていこうと励んでいます。

― CEOとして意識していることはありますか?

どちらかと言うと自分がやりたいことをやりたいようにやるよりも、期待されることをやりたいタイプで、これまでは比較的身近な期待に応えてきたという実感があります。目の前で起きていることを先回りして何とかすることが得意でした。
CEOになってからは、目の前のお客様の課題を解決しながら、その先の長期のビジョンや社会課題に対する答えも見出していく必要があるので、階層の違う問題を同時に解けるように、視野を広く持つように心掛けています。



― どんな人と一緒に働きたいですか?

細かいスキル云々よりも高い共感度でコミットしてくれる方に来ていただけたらうれしいですね。
地に足を付けつつ、大きなところを目指しているので、スピード感を持って能動的に動いてもらえる方だと、どんどん任せられますし、一人ひとりにしっかり任せられるようになると組織としても強くなると思っています。

― 最後に、これから一緒に働く未来の仲間にメッセージをお願いします!

Cytoronixは創業間もない会社なので、これから成長していくことを楽しめると思います。再生医療に興味がある方や新しい分野に挑戦してみたい方、ぜひお待ちしています!

― ありがとうございました!

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