「THE FACE WASH」「THE REPAIR LOTION」「THE EMULSION」など、バルクオムの製品はすべて「THE」を冠しており、「THE」には「これがバルクオムの答え」であるという意味が込められています。 「THE」を冠するにふさわしい製品を生み出すには、数えきれないほどのアイデアと検証、そして時間が必要です。男性の肌にとって本当に必要なものは何かを研究し続け、厳選した成分と処方で高い効果実感を追求した先に、贅沢な泡体験や心地よい香りなど、五感に訴えかける驚きや感動までをもデザインされたプロダクトが生まれると考えています。 今回は、創業12年を迎えたバルクオムから、長い構想を経て満を持して登場した「THE SHAVING FOAM」の開発秘話をお届けします。
妥協はしない。 企画再開から発売まで約4年。 BULK HOMMEのブランドコンセプトは「THE BASIC」です。
時代や流行に左右されず、本質的な価値を実感できる製品になるまで検証を繰り返すため、製品の企画・開発に時間をかけることを厭いません。
2025年3月に発売した「THE SHAVING FOAM」は、最初の構想から数えると8年以上の時間を経て発売に至りました。ブランド立ち上げ当初から、シェービングラインはメンズスキンケアブランドとして参入すべきカテゴリであると考えていましたが、BULK HOMMEらしいベーシックな価値を担保しながら、市場品と一線を画した新たな機能や効果を付与した納得のいく処方になかなか辿り着けず、数えきれないほどの試行錯誤を繰り返しました。
諦めずにチャレンジし続けることができたのは、多くのシェービング剤が流通しているにも関わらず、剤形ごとの基本処方にはそこまで大きな差分はない、つまり、処方の幅が狭い商材であるということを実感したからこそ、その壁を破った先にしかない新しい価値を見出せると考えていたためです。
転機となったのは、2025年春に発表した既存製品のリニューアル企画です。 医薬部外品化しアフターシェーブ機能を追加する予定だった薬用化粧水との同時発売を目指し、2021年からシェービング剤の企画も本格的に再開しました。
"シェービング剤"としての基本処方を捨てる。 最終的に辿り着いたのは、「シェービング剤の基本処方」という固定観念を捨てることです。これは他製品の企画でも同様で、もうこれ以上はやりようがないというところまで突き詰めたあとに全てをリセットする。そして、プロダクトごとに存在する一見普遍化しているように見える既存処方の常識を捨て、「そのプロダクトが達成すべき目的と持つべき機能」にフォーカスしたときに見えてくる発想の転換から再思考する。 それこそが、“ベーシック”と“イノベイティブ”が共存する、「THE」を冠するにふさわしい製品を生み出す根幹となる考え方です。
THE SHAVING FOAMは特に製品化までの道のりが長かったですが、“男性の肌”と真摯に向き合い続けたからこそ、新たなチャレンジと肌にとってあるべき姿を両立した製品を生み出すことができたのではないかと思います。
「検証を繰り返し、探求し尽くした先に辿り着けるのが、BASICの答えである。」
このバルクオムの製品企画コンセプトをまさに体現した製品の1つが、THE SHAVING FOAMだと思います。
THE SHAVING FOAM シェービング剤の使用目的は、「肌への負担を軽減しながら、なめらかに髭を剃るためのサポートをすること」。その機能に、「男性の素肌にとって本質的に良いものは何か」を突き詰めるBULK HOMMEらしさを掛け合わせて導き出したのが、「肌のベースを整える土台美容である、炭酸*パックでシェービング剤を作る」という新発想でした。
THE SHAVING FOAMは、これまで肌に負担をかけていたシェービングの時間を、肌にポジティブな効果を与えるスキンケアタイムに変える、これまでにないアイテムです。 シェービング剤としてだけでなく、「炭酸パック」としても使用できるため、髭剃りをしないときは肌の土台を整えるためのスペシャルケアアイテムとしても活躍します。
炭酸パックがベースのため、肌にのせるとピリピリとした刺激や、やや熱を帯びた感覚になることがあります。これは、炭酸ガスが肌に浸透し、血行を促進する際に生じる刺激であり、炭酸パックの特徴です。この使った瞬間の感覚や、使った後の肌の変化を、ぜひ楽しんでいただければと思います。
*炭酸=二酸化炭素(噴射剤)