第1章:「モテる人」は、いつの時代も惹かれる存在
季節が変わっても、流行が移り変わっても、不思議とずっと魅力的な人がいます。
性別を問わず、人に好かれ、信頼される。そういう“モテる人”がいます。
なぜ、彼ら・彼女らは常に人を惹きつけるのか。
今回は、僕が実際に出会ってきた中で「この人、ほんとにかっこいいな」と感じた人たちの共通点について、少し真面目に言語化してみたいと思います。
それが、「バランス感覚」。
何と何のバランスかというと、「痛みの受信力」と「突破力(筋肉)」のバランスです。
この2つの力について、もう少し掘り下げてみます。
第2章:「痛みの受信力」=人の気持ちに寄り添う感覚
「痛みの受信力」とは、簡単に言うと、優しさや思いやり、モラルといったものに近いです。
たとえば、こんな感覚です。
「この言い方をしたら、たぶんこの人は傷つくだろうな」
「この人はここにコンプレックスを持ってるかもしれないから、ここは笑ってもいいけど、あそこは触れない方がいいな」
そういう“人の気持ちを察するセンサー”が、自然と働く人がいます。
これは、後天的に身につくものだと僕は思っています。
どんな環境で育ち、どんな人たちと関わってきたか。その積み重ねで形成される力です。
だからこそ、この力を持っているかどうかは、ある種の分かれ道になる。
ただ、この力だけでは不十分な場面もあります。
次に大切なのは、「痛み」を感じ取ったうえで、どう動けるかという力です。
第3章:「筋肉」=壁を乗り越える力
もう一方にあるのが、「筋肉的な強さ」。
ここでいう“筋肉”は、筋トレの話ではありません。
「やりきる力」「壁を突破する力」「結果に向き合う姿勢」といった、いわば“勝ち切る力”のことです。
スポーツやビジネスの世界には、よくあるフレーズがあります。
「血を吐くまで練習しろ」
「努力できないやつは甘えだ」
ちょっと極端に聞こえるかもしれませんが、それくらいの覚悟で物事に向き合う姿勢を求められる世界もある。
僕自身も、どちらかと言えばこの“筋肉側”の環境で育ってきました。
やるか、やられるか。
結果を出せなければ意味がない。
この強さがあるからこそ、困難を乗り越えられることもある。
でも一方で、これだけに偏ってしまうと、見失ってしまうものもあるんです。
第4章:どちらかに偏ると、人としての魅力は鈍る
「痛みの受信力」と「筋肉的な強さ」。
どちらかだけが極端に強いと、バランスが崩れてしまいます。
たとえば、僕のように“筋肉側”で生きてきた人間は、ついこう考えてしまうんです。
「努力すればできるでしょ?」
「それって、結局甘えてるだけじゃないの?」
でもそれって、相手の悩みや背景に目を向けることを忘れている状態なんですよね。
逆に、「痛みの受信力」だけが強すぎると、優しさはあるけど、前に進む力が不足してしまう。
結果、何も変わらない。
だからこそ、両方をバランスよく持っている人が、人として魅力的なんだと思います。
そして実は、このバランス感覚が、人が集まる組織づくりにおいても、とても大切な鍵になるんです。
第5章:人として“モテる”集団が、強い組織をつくる
僕たちプラスピボットは、本気で“日本一”を目指しています。
その中で、「仕事ができる人」だけじゃなく、「人として魅力的な人」が集まる組織でありたいと思っています。
他人の痛みに気づける力。
それに立ち向かっていける力。
この2つを兼ね備えた人たちが集まったとき、強くてしなやかなチームができる。
ただし、そのバランスを一人ひとりが意識しない限り、チームとしての強さにはつながりません。
だからこそ大事なのは、自分自身の“今の立ち位置”を把握することです。
第6章:自分の“偏り”に気づき、補っていく
人には誰しも、得意なことと苦手なことがあります。
だからまずは、「自分はどっち寄りかな?」と、
少しだけ立ち止まって考えてみてほしいんです。
・気づけば「頑張ればできるでしょ」と言ってしまっているけど、本当は相手の気持ちに寄り添えていないかもしれない。
・誰かの感情の変化には敏感だけど、自分から動いて流れを変えるのはちょっと苦手。
そんなふうに、自分の“偏り”に気づくことが、最初の一歩だと思います。
そしてもし、「もっとこうなりたい」とか「ちょっと変わりたいかも」と思ったら、
気軽に、僕たちと一度話してみませんか?
履歴書も準備もいりません。まずはあなたのことを、
あなたの言葉で聞かせてもらえたら嬉しいです。
これまでどんな価値観で歩んできたのか。 今、どんなことを考えているのか。
これから、どんな自分でありたいのか。
堅苦しい面接ではなく、想いを共有し合う時間になればと思っています。