こんにちは、いしはるです。
今回は、社員インタビューシリーズ第 5 弾!
ビットフライヤーの月間 MVP を受賞した経理部の髙田 紗世さんにインタビューしました。
ビットフライヤーグループの連結決算業務をはじめ、国内外の関係会社との調整を担う彼女。
多忙な日々の中でも「学ぶことを楽しむ姿勢」を忘れず、誠実に業務と向き合うその姿は、まさにプロフェッショナルです。
そんな髙田さんの、仕事への向き合い方やリアルな苦労、成長のエピソードをお届けします!
ー 自己紹介をお願いします。
ビットフライヤーには 2021 年に入社し、経理業務を担当しています。
新卒では、社長の人柄に惹かれて機械系の専門商社に入社し、約 10 年間経理を務めました。
(社長の人柄が、髙田さんの勤続年数にも表れている気がしますね)
そうなんです。とても素敵な社長さんで、とても働きやすかったです。
(経理を志望したきっかけは何ですか?)
実家が自営業だったこともあり、祖父や父、周囲の経営者の方々から会社の話を聞く機会が多く、それがとても面白かったんです。
「会社を数字の面から支える経理って面白そうだな」と思ったのがキャリアのきっかけでした。
ー 経理部としての業務内容と髙田さんの担当業務を教えてください。
経理業務は、会社のお金の流れを正確に記録・管理することです。
具体的には、日々の取引処理、月次・四半期・年次の決算関連業務、税務申告といった法定業務、監査法人や税理士法人とのやり取り、当局への提出資料の作成などがあります。
私は今、国内 4 社( bitFlyer Holdings、bitFlyer、bitFlyer Blockchain、Custodiem)の決算業務を担当しつつ、海外子会社 2 社( bitFlyer USA、bitFlyer EUROPE )とのやり取りもしています。
グループ全体の数字をまとめる必要があるため、各社のスケジュール・タスク管理を行い四半期・年次の連結決算業務を行っています。
ー 経理という仕事の中で自分の強みはどんなところだと思いますか?
細かい作業に丁寧に向き合えること、そして忍耐力があるところだと思います。
また、新しい論点や課題に直面したときに「勉強しなきゃ」と構えるのではなく、楽しんで学べるところも自分の強みです。
例えば、オフィスを新しく借りたり、支店を増やしたりといった場面では、単に賃料として処理するだけではなく、税務の観点からも多くの対応が求められます。
そういった未知のことを学べる機会に面白さを感じられるのは、自分の性格的に合っているのかなと感じています。
ー ビットフライヤーに入社したきっかけはなんですか?
ビットフライヤーに入社したきっかけは、学生時代の友人から声をかけてもらったことでした。
当時ちょうど「ビットコインが 400 万円を突破!」というニュースを見て、暗号資産への興味が湧いてきた頃でもあり、「新しい業界に挑戦してみたい」という気持ちも重なって転職を決めました。
ー 実際にビットフライヤーで働いてみてどうですか?暗号資産業界で働く魅力や面白さもあわせて教えてください。
実際に働いてみると、暗号資産業界は日々変化が激しく、最先端の話題に触れられることにとても刺激を感じます。
たとえば最近では、米トランプ大統領が暗号資産を推進する政策を打ち出すなど、世界的な動きが見られます。
そうしたニュースの裏側に、自分が会計という立場で関わっている実感を持てるのは、この仕事ならではの面白さだと思います。
また、ビットフライヤーでは「やってみたい」と手を挙げた業務に挑戦させてもらえる環境があります。
実際に私も、単体経理だけでなくグループ全体の連結決算業務に関わりたいと希望し、携わらせてもらっています。
子会社や他部署との調整を通じて、責任のある仕事に取り組めることは大きなやりがいです。
さらに、期限内に業務を進めていくのが面白いです。プロフェッショナルとしての意識が求められる職場環境なので、日々勉強が必要で、そこにもやりがいを感じています。
ー 入社してから驚いたこと、ギャップはありましたか?
オフィスが綺麗で、働きやすいことです。
面接の時はオフィスやオフィスからの眺めを楽しむ余裕がなかったので、入社後に眺めの良さに気づきました(笑)
あとは、社内に若い人が結構いるなと思いました。
あと、ここまでビットコインの価格が上がるとは思っていなかったので驚いています。
ー フリードリンクで少し休憩
私はカフェラテをいただきます♩甘くておいしいです(^^)
(福利厚生の 1 つとしてフリードリンクがあるのもありがたいですよね)
とってもありがたいです!!
ー インタビューにもどります。今年は月間 MVP も受賞されましたよね!おめでとうございます!どんなことが評価されたんですか?工夫や苦労も教えてください。
ありがとうございます!!
大きく分けて 3 点が評価されました。
①決算での期限目標の達成
一番大変だったのは、「自分の部署だけでは完結しない」という点です。
たとえば、「社長室から請求書を出してもらう」など、他部署との連携が必須で、依頼の仕方やコミュニケーションにすごく気を遣いました。
知らない方にお願いすることも多く、みなさん日々の業務で忙しい中、ただ「やってください」と伝えても動いてもらえないと思ったので、根気強く説明したり、タイミングを見て声をかけたりと工夫しました。
② ビットフライヤーグループ全体の取りまとめへの貢献
まずは、bitFlyer USA や bitFlyer EUROPE のチームがどんなことをしているのかを理解するところから始めました。
時差があるので、やりとりのタイミングにも気を配りながら、調整や依頼を行いました。
③各部署・監査法人との連携
前職は小規模な会社だったので、監査法人が入るような環境で働くのは初めてでした。
実は過去に会計士を目指していた時期もあったので、監査法人自体の存在は知っていたのですが、「企業側として何が求められるのか」は完全にゼロからのスタートでした。
最初はわからないことばかりで、自分で調べたり、教えていただきながら進めていきました。
いわゆる泥臭いやり方でした。
日々目の前の仕事に向き合ってきた中で、その頑張りをきちんと評価してもらえたのは素直に嬉しかったです。
暗号資産取引所という未知の業界に飛び込んで、最初はわからないことだらけでしたが、少しずつ経験が積み重なっている実感があり、「もっと成長したい」と思えるようになりました。
入社して一番辛かったのは、経理部の人数が減ったなかで、担当する国内のグループ会社が増えた時期です。
辞めた人の仕事を引き継ぎながら、残ったメンバーで回せる体制をつくるのは本当に大変で、残業も一定ありました。
それでも、最近はチームにも少しずつ人が増えて、日々の経理業務のみならず、新しいプロジェクト業務にもリソースが割けるようになりました!
あの時期があったからこそ、今の環境がすごくありがたく感じられます。
(左から:経理・髙田さん、経理・平林さん)
ー すごいですね!MVP の賞金ってどのくらいなんですか?何に使いましたか?
本来は 10 万円なんですが、そのときは前月分が繰り越されたこともあり、20 万円もいただきました!
さっそく北海道に旅行してきました!!
北海道といえば、海鮮!そしてジンギスカン!!ということで美味しいものをたくさん食べ…
旭山動物園にも行ってきました!
ホッキョクグマをはじめて生で見ました。すごく近くで見られました!
人懐っこくて可愛かったです~~~(*ノωノ)
ほかにも小樽や洞爺湖…北海道のいろいろなところに行き、自然に癒され、温泉も満喫してきました♩
これから海外旅行も予定しているので残りのお金はその資金にします!
ー これまでで印象に残っているプロジェクトや出来事はありますか?
たくさんありますが、強いて挙げるとすれば、「 Custodiem(旧 FTX Japan 株式会社)」の買収です。
Custodiem はビットフライヤーと同じ暗号資産交換業者ですが、経理の処理方法は会社ごとに異なる部分もあります。
そのため、まずは会計帳簿を確認し、「どのような会計処理を行っているのか」を理解することから始めました。
今までやっていた国内 3 社の経理業務はそのままに、もう 1 社の経理業務を巻き取ることになったので非常に大変でした。
(それは Custodiem の対応だけでも手一杯になりますね)
本当にそうでした。
買収前の FTX Japan のオフィスは神田にあったので、六本木のビットフライヤーオフィスと神田を行ったり来たりしながら対応していました。
体力的にも精神的にもきつかったですが、それだけに印象深い経験になっています。
ー 今感じている課題も教えていただけますか?
経理部としては、上場を見据えて、各メンバーのスキルアップや人材育成の体制整備が課題です。
また、属人化した業務の見直しや、正社員の採用・定着にも取り組んでいます。
個人としては、IR や税務関連のスキルをもっと伸ばしたいですね。
あとは、わかりやすく伝えるコミュニケーション力も磨いていきたいです。
ー どんなキャリアビジョンを描いていますか?
会社でのポジションを上げていきたいです。
ビットフライヤーは男女関係なく公平に評価してくれていて女性の管理職も多いので、どんどんポジションを上げていき、もっと会社に貢献できるような人になりたいです。
ー オン・オフの切り替えはどうしていますか?リフレッシュ法は?
オフィスがとても綺麗で、少し非日常的な雰囲気があるので、仕事を終えてオフィスを出るだけで自然と気持ちのスイッチが切り替わることが多いです。
ストレスを感じた時は、社内にあるオフィスマッサージを利用したり、オフィス周辺のアロママッサージなどのリラクゼーション施設に立ち寄ってリフレッシュしています。
また、飲みに行くことも大切なリフレッシュの一つです。
他社だと少し距離を感じるような役職の方とも、ビットフライヤーでは気軽に飲みに行ける関係性があり、実際によく一緒に飲みに行っています。
それがとても嬉しいですし、役職に関係なくフラットな距離感があることで、働きやすさにもつながっていると感じています。
ー どんな方と一緒に働きたいですか?
自分で考えて主体的に動ける方と一緒に働きたいです!
会計や税務に詳しい方、IR 業務の経験がある方も大歓迎です!!
(左から:経理・髙田さん、経理・平林さん、財務経理本部・宮崎本部長)
ー 最後に、ビットフライヤーへの入社を検討している方にメッセージをお願いします!
私たちビットフライヤー経理部は、単なる記録係ではありません。
「正確性」と「期限厳守」に責任を持ち、暗号資産という最先端の分野で生じる新たな会計論点に対応するとともに、グローバルにグループ連携を推進することが重要なミッションです。
私たちは指示を待つのではなく、自ら考え行動し、試行錯誤を重ねながら日々の業務に取り組んでいます。
数字のプロフェッショナルとしてビットフライヤーで一緒に働けたら嬉しいです!
取材後記
私は社長室に所属しており、髙田さんとは部署が異なりますが、稟議申請や請求書の処理など、日頃から何かとお世話になっています。
どんなに忙しい時でも、いつも笑顔で丁寧に対応してくださるので、そのたびにとても癒されています。明るくて話しやすいキャラクターで、わからないことも相談しやすいです。
そんな髙田さんのことを皆さんに知ってほしいと思っていたので、今回インタビューを通じてご紹介できたことをとても嬉しく思っています!
今回の取材では、新たに学ぶことを楽しみながら、誠実に日々の業務に取り組む姿勢がとても印象的でした。
長時間にわたる撮影にも、最後まで笑顔でご協力いただき、本当にありがとうございました。
そんな髙田さん、そして経理部のメンバーと一緒に、ビットフライヤーの上場という目標に向かって走ってみたい!と思ってくださった方、ご応募をお待ちしています!
おまけ(撮影裏話)
実は髙田さん、小柄なのでサムネイル写真の撮影に苦戦しました。
加えてこの日は曇りだったこともあり、試行錯誤すべき点が多かったのです。
髙田さんに乗ってもらうちょうどいい高さの台がなく、椅子の上に膝立ちで乗ってもらいました。
撮影班は私ともう 1 人しかおらず、2 人体制のため、私は椅子の向きや位置を微調整し支える係で、もう 1 人はレフ板を持ちながら中腰でカメラ撮影。
「はたから見ると、なんとも滑稽な 3 人の姿だよな~」と支えながら思っていました。