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「地方創生×人材支援」の事業で起業した想い


2022年11月に株式会社シンカゼを立ち上げました。代表の三牧です。
事業開始してからはまだ1年ほどのスタートアップ企業です。

「ヒトの力をつなぎ、一歩先の世界をつくる」をミッションに掲げ、地方創生事業、採用コンサルティング事業を展開しています。

■地方創生事業
地方創生事業では、「地域」×「人材支援」の切り口で、地域の自治体や中小企業に対する人材支援サービスを展開。
自社の「課題」と「副業・兼業人材」を結ぶマッチングプラットフォーム「Otanomi」(https://o-tanomi.jp/)運営。
関東経済産業局のプロジェクト「地域の人事部」(https://onl.bz/9E6ZQGF)支援など、地域の人的資本経営支援を行っています。

■採用コンサルティング事業
採用コンサルティング事業では、「企業・事業の採用課題解決」のための手段を提供しています。
新卒採用、中途採用、アルバイト採用支援の領域で、中小・ベンチャー企業~大手企業まで、採用戦略の立案、ターゲットの設計、最適な採用手法の選定、人材紹介等採用に関する様々なお悩みにお応えしています。


Missionは『ヒトの力をつなぎ、一歩先の世界をつくる』

我々の人材支援サービスを通じて、今日より明日が一歩前に進む価値提供をしていきたい、という想いを込めています。

今回は、私がなぜこの領域で起業に至ったのかをお話をさせていただきます。

起業を決めて社会人スタート

「世に生を得るは、事を成すにあり」(坂本龍馬)
これは私が就活時代から掲げている座右の銘です。生まれてきたからには、仕事をするからには、誰かではなく、自分が何か残せることはないか、自分だからこそできる価値は何かを追求し、仕事を通して生きた軌跡を残したいという想いがあります。
「自分の想いや考えを具現化し、価値を残す」ための手段として、新規事業を興すこと、起業することが大きな価値をつながると考え、20代前半から「30代で起業する」という目標に繋がっていました。

そのため前職の人材系ベンチャー企業時代、自分のキャリアづくりの優先事項は、目先の給与ではなく「経験」
新たにビジネスを興すために「今しかできないことに挑戦し、経験値を高めたい」「20代の経験が社会人人生の土台をつくる」という考えのもと、こんなことやってみない?という上司からの提案には、基本的に即答で全てイエス。新規事業立ち上げや新たな職務の提案・推進など、チャレンジを重ねた10数年でした。

確約された課題に取り組む

30歳を過ぎ、起業するなら何をするのかと考え始めた頃。衝撃的な数字に出会いました。
それが2045年50%という数字。これは2045年の秋田県の65歳以上の人口の割合です。

村や町の単位ではなく、県単位での数字。
県民の半分以上が高齢者。この世界を想像してみた時、経済・産業・福祉・教育…それらがどうなってしまうのか、なかなか想像がつきませんでした。

ビジネスは、理想(目標・ビジョン・やりたいこと)と現実のギャップである「課題」の解決に向けて成り立っていることが多いです。
こうしたいけど、何かができていないので、このサービスをつくろう・導入しよう、というように。

メタバース、AI、新たなSNS、最先端のITサービス等々、続々と新しいサービスが生まれてくるものの、サービスの寿命・流行りの期間はどんどん短期化しており、新しいサービスが生まれては無くなり、を繰り返しています。
さらに新型のウイルス、戦争、銀行の破綻等、、、先が見えないVUCAの時代。

そんな何が起こるか分からない時代に、数十年後も確約された長期的課題である「少子高齢化」
この課題には、必ず手をつけなければならない必然性、すぐに解決できない課題の根深さ、圧倒的に強い企業・マーケットリーダーがいない分野が多いという状況があります。

やりたい(Will)×できる(Can)

そこで選択した事業領域が「地方創生」という分野。少子高齢化の影響を受けやすい地方から日本を元気にしたい。
そんな想いの元、創業する5年前からこのジャンルに絞り、情報を集め、どんな事業がいいのかを考え続け、数十個のビジネス案を出し続けました。農業領域、テクノロジー領域、移住領域…やってみたいこと、興味があることはたくさん出てくるのですが、そこに実現性を加えねばなりません。

  • やってみたい(will)「地方創生・関係人口創出」
  • やらねばならない(must):「少子高齢化・労働人口減少の支援」
  • 自分ができる・得意なこと(can):10数年やってきた「人材採用領域」

WillとMustはブレないにしろ、やはり今まで得た経験を活かすことは欠かせないと考え、Canの人材採用を掛け合わせ、地方×人材という領域に絞りました。

そして地方にどんな課題があるのか、何を解決策として必要としているのか。メディア発信の情報だけではキャッチアップできない情報が現場にあります。
そのため、1年ほど副業で地方企業に携わってみる、地方企業の経営者数十名にお会いして話を聞いてみる等、生の声に触れ、今の地方の実態に触れる経験をしました。

そして様々サービスを考える中で、生まれたのが「Otanomi」https://o-tanomi.jp/)というサービス。
求人票と人材とのマッチングではなく、「課題」と「人材」(副業・兼業)とのマッチングサイトです。

サービスづくりは現場を知ることから

地方創生の事業をやるにもかかわらず、地域の課題を記事や本などでしか知らない、肌で実感できていないのに、クリティカルなサービスは提供できない。
地域課題は「良いサービスをつくれば解決する」のではなく、なぜいまそれが必要なのか、その地域で「熱を持って伝え続けること」や「関係性を築くこと」「地域と伴走すること」が大事だと考え、まずは、どこかの地域に入り、地域企業や自治体の方々と共に汗をかいて事業を磨いていく。

そう覚悟し、知り合いのご縁から茨城県の「起業型地域おこし協力隊」として活動を始めることになりました。

始めて数か月でやってみて分かったこと、学びはたくさんあります。(これはまた別の機会に)
何より県や市町の方々とタッグを組み、事業づくりができていることに難しさと面白さを感じながら、日々奮闘しています。
今までなかった壁や悩みに立ち向かうことで成長に繋がりますが、いくつになっても成長することは楽しい。

ここからさらに事業を磨き、価値ある事業をつくってまいります!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ぜひ応援よろしくお願いいたします。

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