翼を広げよう~Vol.5 スタッフインタビュー 世界のニュースをいち早く届ける | 株式会社ウイング
「翼を広げよう~スタッフインタビュー (国際ニュース | ディレクター)」Vol.5 は、NHK朝の国際ニュースで活躍している 相田 佳名子さんです。―――Q: 相田さんは、ウイングでもう8年余...
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―――Q: 立て続けに台風がやってくるこの時季、気象班のディレクターは大変ですね。
私たちは24時間365日の体制で、正確な情報を間違いなく伝えられるよう、常に備えています。特に災害が多くなるこの時季には、命を守る選択の一助にならなければという緊張感が増し、誰かの役にたちたいという思いが強くなります。
私が働いている気象班は、解説者である気象キャスターと、構成を管理する気象デスク、そして私たちディレクターで編成されています。気象情報を必要としている人たちに確実に届けるため、日々奮闘しています。
ディレクターの業務は、大きく分けると、天気予報の解説画面で使う動画の作成、送出、グラフィック発注などです。勤務はチームの中で、シフトによって交代していきます。
気象情報は、その時点の最新の実況、最新の予報を生放送で伝えます。どの時間にどんな情報が入ってきて、気象データがいつ更新され、気象会社からいつ入電するかを把握し、自分から取りに行くことが出来るようになるまで、何度も頭で反芻して覚えます。平日と土日祝日で、気象情報の放送時間が異なりますし、放送枠を整理して覚えておく必要があります。朝の時間帯は、その日の気象情報を必要としている人が多いために、放送回数が多く、作業スピードが求められます。
前職は飲食店勤務でした。やりがいのある別の仕事を探していた時に、縁があって今の仕事に巡り合いました。
以前は、自衛官になりたいと思ったこともありましたが、体格が足りず断念しました。そんな時、知人からウイングを紹介されたのが会社との最初の出会いです。実は、当時のウイングの社長が、私の勤めていた飲食店に、スタッフの方々と来てくれたこともありました。ウイングに入る前から早くも、私のことを迎え入れてくれているのを感じたエピソードです。
私が特に気を配っているのは「間違えない」ということです。気温や湿度のような数値を入力する時には緊張します。
また、天気をより分かりやすく解説するためのグラフィックを、アートセンターへ発注するのもディレクターの仕事です。どうしたら視聴者に理解しやすくなるのか、キャスターはしゃべりにくくないか、など細かい気遣いが必要です。
気象の画面は、近年、ユニバーサルカラーを採用したものにリニューアルされました。ユニバーサルカラーというのは、色覚障害の方や色の見分け方に困難を感じる方のために、より見分けやすい配色にするものです。気象の画面は、種類も多く、枚数も多いため、どんな人にも見わけやすい色にすることがとても重要です。
災害につながるような大雨の時など、臨時の放送を組む時には、入った情報をすぐに出すため、先を読んで準備しておく判断力も必要です。
災害を防止するために、自分の仕事がその責任の一端を担っていると感じられる瞬間です。自分のすべきことが完結し、きちんと務めが果たせたというときは、安心します。天気は、誰かの持ち物や服装などを決める指標になったり、生活に密着しています。また、災害が近づく時には、命を守るための大切な情報になります。そのための助けができていると感じられることが、私のやりがいです。
私の母も、今の私の仕事をとても喜んでくれています。職場の同僚に、娘の話をして誇らしくしている時もあるようなので、それを聞いて、私も嬉しく感じます。
テレビだからこそ、人と人とが協力し合い、それぞれの業務をつなげる面白さがあると感じます。私の好きなNHKの番組に「100カメ」という番組があります。100台のカメラを設置して、それぞれのカメラで撮れた映像を編集し作り上げていますが、様々な角度から人々の営みを撮影することで、物事の本質が見えてきます。これだけの機材と労力をかけられるのは、やはりテレビだからこそなのかと思う所があります。
結婚して2年です。いわゆる職場結婚です。気象班の中で、二人とも仕事をしていますが、もちろんシフトは関係なくバラバラです。それでも、理解のある職場だからこそ、結婚した後も同じように二人とも職場にそのまま留まることができてよかったと感謝しています。
夫と共に、すべての経験を活かし、自分自身をブラッシュアップし続けていきたいと思います。
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