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KOBASHI HOLDINGSと資本業務提携のお知らせ

株式会社komham(本社:北海道札幌市、代表者:西山 すの、以下「当社」)は、KOBASHI HOLDINGS株式会社(所在地:岡山県岡山市、代表取締役社長:小橋正次郎、以下「KOBASHI」)、とモノづくりにおける包括的な業務提携を開始しており、その後さらに事業成長を加速するため資本提携に合意しました。本資本業務提携により、両社の持つ技術・知見を掛け合わせ、生ごみ処理におけるCO2排出量実質ゼロのシステムの実用化を加速し、地球にやさしい持続可能なインフラ作りを目指します。

KOBASHIは、「地球を耕す」という理念のもと、100年以上にわたって農業・モノづくり分野で培ってきた知識や技術を応用し、より豊かな人々の生活および地球を次世代に残すべく、地球規模の課題解決に取り組んでいます。スタートアップ企業と新しい価値を共創し、社会的・環境的課題解決につながる技術の実用化を支援し、持続可能な社会の実現を目指しています。

当社は、「淘汰される技術を最新テクノロジーで次世代へつなぐ」というミッションを掲げ、生ごみの高速分解ができる微生物群「コムハム」の研究および、それらを用いたバイオマスリサイクルシステムの構築を行っています。また、研究成果を用いて、新規サービスや商品の開発を積極的に推進し、だれもが意識せずとも環境にやさしい暮らしができるようなインフラ作りを目指しています。

【提携の背景】

2050年のカーボンニュートラル実現に向けてCO2排出量削減が求められていますが、生ごみ処理におけるCO2排出削減の取り組みが遅れています。日本の生ごみのうち約60%が焼却処理され、焼却過程で多くのCO2を排出しており、生ごみの堆肥化処理も進められていますが、発酵に数週間から数カ月かかるなど課題が多くあります。

komhamは、コンポスト(堆肥化)の仕組みを応用させた生ごみ処理システムを提供しています。コンポストとは、微生物に生ごみなどの有機物を分解させて堆肥を生成する仕組みを指し、分解過程で排出される二酸化炭素は、CO2排出量に換算されないため、環境負荷が少ない生ごみ処理方法と言われています。またkomhamが開発した微生物群「コムハム」は、24時間で最大98%まで生ごみを高速分解する特徴があります。

KOBASHIは、1910年の創業以来、農業機械メーカーとして農業の機械化を推進し、モノづくりで培ってきたノウハウをスタートアップ企業に提供し、試作開発から量産・メンテナンスまで、モノづくりの各プロセスを包括的に支援するサービスを提供しています。

両社の技術・知見を掛け合わせることで、実質CO2排出量ゼロの生ごみ処理システムの実用化を加速させるべく、2023年4月よりモノづくりにおける包括的な業務提携を開始し、その後さらに事業成長を促進させるために当社はkomhamに出資し、資本業務提携に至りました。


【今後の取り組み】

生ごみ処理状況を観測しソーラー発電で自動駆動する「スマートコンポスト」*を2024年に限定100台販売する予定です。komhamは、2022年5月にスマートコンポストのプロトタイプを発表し、全国での実証実験を実施してきました。KOBASHIは、量産開発から量産組立を担います。

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