「十日戎(とおかえびす)」は、毎年1月9日~11日まで、3日間、関西を中心に開催される商売繁盛祈願行事「初恵比寿」の祭礼です。
大阪近郊では、正月明けの十日戎「えべっさん」で商売繁盛を祈願し、福笹や熊手などの縁起物を買って帰ります。
トップヒルズ西日本支社も毎年、商売繁盛を祈願するために、足を運んでいます。
十日戎とは?
「十日戎(とおかえびす)」とは、商売繁盛の神様恵比寿様の例祭です。
「えべっさん」で親しまれる十日戎は、七福神の1人「恵比寿様」のことで、お祭りでは恵比寿様に商売繁盛を祈願します。
「商売繁盛で笹持ってこーい!」関西の方なら、こういった掛け声は聞いたことがありますよね?
大阪を始め関西や西日本エリアでは、十日戎に福笹や熊手を購入し、商売繁盛祈願を行います。
社会人になるまでは、テレビで見る程度だったのですが、関西の企業の方は、結構、足を運んでいるのではないでしょうか?
大阪近郊の十日戎、三大神社とは
大阪近郊で十日戎の三大神社と言えば、この3つが有名ですよね。
①西宮神社(全国のえびす神社の総本社)
→福男で有名な神社
※2025年は初参加の高校2年生が一番乗りとなったようです。おめでとうございます!
②今宮戎神社
③京都ゑびす
トップヒルズ西日本支社は、大阪市が拠点となるので、もちろん『今宮戎神社』に行ってました。
どういったご利益があるの?
「恵比須様」とは、商売繁盛・大漁満足・福徳円満のご利益がある神様で、縁起が良いとされる七福神のひとつです。
「七福神」とは、幸福や財産「福徳(ふくとく)」をもたらす神様「福神(ふくしん)」のなかでも、代表的な7柱の神様で、室町時代から信仰されてきているそうです。
①大黒天 …五穀豊穣、財福
②毘沙門天 …金運、厄除け
③布袋尊 …笑門来福、夫婦和合
④寿老人 …長寿、延命
⑤福禄寿 …子孫繁栄、健康
⑥弁財天 …芸能、学問成就
⑦恵比須天 …商売繁盛
もちろん商売繁盛祈願が目的ですが・・・毎年変わらず、この日を迎えることができていることも、ご利益の1つなのかもしれないですね。
商売繁盛祈願を行った帰りは、縁起物の『熊手』と福を取り入れたいという想い(というより、匂いに誘われて)で、えびすさんのベビーカステラを買って帰りました。
熊手(くまで)・・・福を集める縁起物として知られています。
えびすさんベビーカステラ・・・なぜかいつもより美味しく感じます(笑)
最後に・・・今回私が知った知識を共有・・・
十日戎で親しまれる縁起物と言えば「福笹(ふくささ)」ですが、ではなぜ笹なのか?
これは、恵比須様が釣竿として笹を使っているためで、右手に釣り竿(笹)、左手に鯛を持ち、漁業の神と崇められています。
冬の寒い日でも元気よく青々しい姿を見せることから、商売での逆境や苦悩な時でも耐えるという意味合いがあるそうです。
十日戎で「笹をもってこい!」の掛け声が飛び交っているのは、「笹を持ってきたら商売繁盛させるよ」という意味だそうです。
当たり前すぎて、知らないことって、たくさんありますよね💦
では、皆さまも良い2025年になりますように!!!