経験 0 からベンチャーの成長を支える 1人 に。「変化」と「挑戦」を楽しむ働き方
新卒で大学事務としてキャリアをスタートし、安定した環境で過ごしていた私が、なぜフルリモート×ベンチャー企業のSABUに転職し、4年間働き続けてこられたのか。
未経験・知識ゼロの状態から始めた挑戦と、その中で見つけたやりがいや成長について、お話しさせてください。
▍変化のある環境は、私には向かないと思っていた
私は新卒で地元の大学の事務に就職し、結婚を機に高校事務へ転職しました。
大きなトラブルもなければ大きな挑戦もなく、決まったやり方を淡々とこなす日々。
そんな落ち着いた環境が私には一番合っていると思っていました。
ある日、テレビでアドレスホッパーの特集を目にしました。
定住せず、全国を旅するように暮らす——そんな生き方に強く惹かれました。
コロナ禍でふさぎ込んだ気持ちも後押しとなり、思い切ってフルリモートで働ける企業を探すことに。
そこで出会ったのがSABUでした。
▍歯科もリモートもベンチャーも——すべてが未知
私のSABUでのスタートは「歯科業界知識ゼロ・フルリモート・社員約15名」という未知だらけの環境。
オフィスは東京にありますが、当時私は秋田に住んでおり、気軽に出社はできませんでした。
補綴物の料金表の依頼を受けても、「インレー?クラウン?」と用語がわからず戸惑うばかり。
Chatwork、Slack、Googleドライブやzoomなど、今では日常的に使っているビジネスツールも、当時は触ったことがありませんでした。
前職ではメールが中心だったため、クライアントや同僚と、チャットでライトな文章のやりとりをすることにも慣れておらず 「この文章で失礼に当たらないか?」と不安の連続でした。
それでも前向きに仕事を始められたのは、SABUですでに「教え合う文化」が根付いていたからです。
最初の頃は1日中先輩とzoomをつなぎ、常に気軽に相談できる環境にしてもらいながら、ひとつずつ新しいことを吸収していきました。
▍組織の成長、自分の変化
入社から4年が経ち、SABUの社員は現在約60名に。
サービスやチーム体制も進化し、常に何かが変化しています。
以前は自分は変化が苦手だと思い込んでいた私も、挑戦を後押しし応援してもらえる環境に身を置くと、体制変更や異動を楽しみに感じるようになっていました。
特に大きかったのは、「人と比べないこと」「自分から手を挙げて動くこと」を徹底して叩き込まれたこと。
周囲と比べて落ち込むより、自分ができることを見つけて動く。その繰り返しが、自分の考え方や行動を少しずつ変えていったのだと思います。
性格まで変わったかも…と自分で思うほど、前向きにチャレンジできるようになりました。
自分のアイディアが、運用や資料の形で会社に残っていくことにやりがいを感じています。
私は現在、事務局代行サービスの人事労務部門に所属し、納品物の作成や校閲、業務委託メンバーの管理などを担当しています。
たとえば以下のようなことも、現場の裁量で決めていきます。
- 人事労務部門の新プランの内容発案
- 必要なマニュアルの選定・作成
- 作業フローの決定
- 業務委託内での分担や依頼方針の決定
判断や決定が日常的に求められるのは、ベンチャー企業ならではの醍醐味。
その分、自分の意見がダイレクトに反映され、チームやサービスの「今」をつくっている実感があります。
▍新たな挑戦の場
入社当初から「日本語が好き」「文章作成が好き」と公言していた私。
会社パンフレットや他社雑誌へ載せる記事の校正校閲など、これまでも挑戦の場をもらっていましたが
今回「歯科経営誌プロジェクト」という一大プロジェクトで編集長に抜擢されました。
好きと言っても経験やしっかり学んだことはなく、どこから手をつけていいのかまったく分からない状態でのスタート。
新しい事業やプロジェクトを立ち上げてきた先輩の背中を追って、独学で学べる動画やウェビナーを漁り、同僚に協力を仰ぎながらなんとか進めています。
勉強のきっかけ、短期間での知識吸収、それを全力で発揮し生の反応を感じられる場を与えてくれるSABUに大感謝です。
▍SABUでの4年間をふりかえって
SABUにも具体的な資格や専門知識が生きる場面がありますが、特に私が長年経験してきた事務局代行サービスでのクライアント対応・業務委託メンバーへの依頼・管理などの業務では
- 変化に対応する柔軟さ
- 相手の意図をくみ取る力
- 情報を整理して伝える力
そういった“目には見えない力”が活きていると感じます。
入社当初に抱いていたアドレスホッパーの夢はまだ追いかけている途中ですが
理想の働き方を実現するために、少しずつ前進しています。
4年間、働き続けたいと思えた理由のひとつが、SABUの哲学とMVV(Mission・Vision・Value)です。
- 哲学「医療人は、医療で忙しくあってほしい」
- Mission「仕組みで医療を支える」
- Vision「ニュースタンダード」
- Value「Data・Speed・AI・Better・Unique」
どれも直感的に共鳴できる言葉ばかりで、特に社長・齋藤篤が思いを語る姿が印象に残っています。
目の前の業務で迷いそうになっても、「これは誰の、何のためなのか?」を思い出すことで、自然と前を向くことができます。
特に私が仕事をする上で常に意識しているのが、Valueの1つである『Better』です。
「もっと良い方法はないか?」と常に考えるこの姿勢は、マニュアル作成や業務フローの改善など、日々の業務に直結しています。
現状維持ではなく、常に変化し続けるSABUらしさが詰まった言葉だと思います。
▍特別な経験がなくても。前向きに取り組める人なら、きっと大丈夫
SABUはまだ成長中のベンチャー企業で、「スピード感」や「自立性」が求められる場面もあります。
ただそれ以上に
「変化を楽しめるか」
「目の前の仕事に全力で向き合えるか」
が大切な会社です。
そうすれば、特別なスキルがなくても大丈夫。
私自身がそうだったように、好きなことを「好きだ」と言い続けるだけで、きっと誰かが見ていてくれます。
正解のない中で一緒に考え、試していける。そんな方と、これからのSABUを一緒に作っていけたらうれしいです。