【社員インタビュー】経営判断の最前線で挑戦する。CFOとCTOが語る急成長の秘訣<後編> | 株式会社獲れるコトバ執筆社
獲れるコトバ執筆社の採用担当です。前編では、新たにCFOの金さんと、CTOの外崎さんのキャリアを紐解きました。後編となる今回は、急成長の裏側にある意思決定、そしてこれから描く未来にフォーカスしま...
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獲れるコトバ執筆社の採用担当です。
今回は、急成長フェーズにある当社で経営判断の中心を担う2人を紹介します。
CFOの金さんは大手企業で財務・企画管理を経験したのち、獲れるコトバ執筆社で事業成長の舵を取っています。
CTOの外崎さんは、新卒からエンジニアとして多領域を経験し、技術でビジネスを前へ押し進める存在として参画しました。
「意思決定により近い立場で挑みたい」2人がそう考えてベンチャーを選んだ理由とは。前編では、入社の決め手や、現在担っているミッションについて伺います。
──まずは、これまでの経歴を教えてください。
金:
小学生から高校までずっとサッカーに熱中していました。しかし、部活を引退したタイミングで、「これから何をやって生きていくんだろう?」と迷いが生じたんです。悩んだ私は、「高学歴の同年代にも負けない資格を取ろう」と思い、公認会計士の勉強をスタート。努力が実り、大学時代に試験に合格しました。
新卒ではPwCに入社し、M&Aアドバイザーとしてデューデリジェンス(※1)やバリュエーション(※2)を担当。会計の専門家として、M&Aの意思決定を支える立場で3年間経験を積みました。
その後、知人が経営する会社で売却(M&A)を目指すフェーズの事業に加わり、M&Aや経営を「サポートする立場」から「推進する立場」へと視点を変える経験をしました。そして、上場企業の経営企画部M&Aチームへ転職し、より経営に近い視点でM&A業務や経営企画業務を行ってきました。
※1…M&Aの買収を検討している買手企業が、対象となる企業の価値やリスクを詳細に調査する手続きのこと
※2…企業価値を客観的に評価し、取引価格の基準を算出するプロセス
外崎:
私は大学で情報科学科を専攻し、新卒で開発エンジニアに加えてプロジェクトマネージャーやプリセールスエンジニアとして4年半勤務しました。アプリケーション開発からパブリッククラウドを用いたインフラ開発まで幅広く担当し、プリセールスも経験しました。単にコードを書くのではなく、顧客の課題に寄り添いながら提案し、PMとして開発メンバーや予算を踏まえた進行管理も行ったことが現在のキャリアにつながっています。
その過程で、周囲にはフリーランス経験者や、他社で役職を務めていた実力者と出会いました。年齢や年次に関係なく活躍する姿を間近で見て、「もっと主体的に、自分の意思で価値を出したい」と強く思うようになったんです。
──転職に踏み切った決定打は何でしたか?
金:
会計・財務の専門性を、もっと直接的に事業成長へ活かしたいと思ったからです。
前職では上場企業でM&Aを推進していたため、投資家や資本市場の視点を踏まえた意思決定プロセスや、大規模組織での合意形成など、貴重な学びを得られました。
だからこそ、次は判断の一つ一つが、事業のスピードを左右する場所で力を発揮したい。そして、積み上げてきた専門性を、よりダイレクトにビジネスへ還元したいと考えました。
外崎:
転職を決めた理由は、技術を事業戦略までつなげられる環境に身を置きたいと思ったからです。
前職では幅広い技術を任せていただき、市場価値も高まっている実感がありました。その上で感じたのは、「技術だけでは、事業の行き先を決められない」ということ。
SIer(企業の課題を解決するために、ITシステムのコンサルティングから設計、開発、運用・保守までを一貫して請け負う企業)という立場上、顧客のビジネスの深部に触れにくく、本質的な課題を一緒に設計し、仕組みに落とし込む機会が限られていました。
私は、考えるところから関わり、技術で形にするところまで担いたいと思ったんです。そのため、事業の変化を自分の判断で生み出せるフィールドを選びました。
──獲れるコトバ執筆社との出会いを教えてください。
金:
代表とは大学4年生の頃からの知り合いです。社会人になってからも、年に数回、近況を話しながら食事をする関係が7年間続いていました。
彼の事業が少しずつ形になっていき、会社が成長していく様子を近くで見てきて、「自分の専門性を活かせるかもしれない」と感じることがありました。
外崎:
獲れるコトバ執筆社との出会いは、前職の先輩が代表の金と会食していたときの一言がきっかけでした。その席で金が「エンジニアを探している」と相談し、先輩が私の名前を出してくれたのです。
その日の夜、金はその足で新橋から終電の0時過ぎに新宿まで来てくれて、朝方まで事業の構想を語ってくれました。初対面とは思えない熱量とスピード感に圧倒され、「この会社と事業、そして働く人たちについてもっと知ってみたい」と強く感じたのを今でも覚えています。
その後あらためて金と話をする中で、事業の方向性や任せてもらえる役割を知り、自分の技術がまっすぐ事業成長に結びつく環境だと感じました。
──獲れるコトバ執筆社に入社を決めた理由は何でしたか?
金:
意思決定が速く、戦略も実行も自分の責任で推進できる環境だったからです。そして、事業を「増やす」だけでなく、出口戦略まで描けることも魅力でした。
過去の経験がダイレクトに事業の成長へつながる未来がイメージできたことが、獲れるコトバ執筆社で働くことを選んだ理由です。
外崎:
事業の未来を本気で描ける環境だと思ったからです。さらに、役割が明確で、自分が担うべきポジションが開いている。そして、事業を伸ばすための挑戦が待っている。その状況に心が強く動きました。
「今ここに飛び込まなければ、きっと後悔する」と思えるタイミングであったことに加え、やりたいことを実現するための最短距離だと感じたからこそ、迷いなく入社を選びました。
──獲れるコトバ執筆社での仕事内容を教えてください。
金:
主に経営数値の設計と管理、そして資金調達を担っています。売上や利益といった財務数値だけでなく、「どの事業が、どの指標を達成すべきか」という数字の基準をつくり、事業の方向性を数字で導く役割です。
業務の特性上、意思決定に直結するシーンが多いですが、それは代表との連携が密だからこそ。代表が描く大きな構想を受け、私が数字に落とし込み、実際の打ち手まで具体化していく。そして、最終的な判断を一緒に行い、即実行に移します。
言い換えると、経営判断を形にし、事業を前に動かすところまでを一貫して担っているイメージです。
外崎:
私はサービスの成長戦略を技術面からデザインし、実装する役割を担っています。
まずアプリケーションのデータを分析し、どこに課題や伸びしろがあるかを特定。そのうえで、「市場でどう勝ち続けるか」という視点で優先順位を決め、改善アイデアをシステムへ反映します。施策の意図から実装までを一気通貫で担えることが、この役割の醍醐味です。
主力サービスである「獲れるセールス」は、大量のリストを高速かつ自動で運用できる仕組みが強み。属人的な作業を技術で置き換え、低コストで成果を生み出せる点は、当社が勝ち続けられる理由の1つです。
今後はさらに精度と再現性を高め、技術を起点にした勝ち筋を強固にするために、責任とやりがいの両方を感じながら挑戦を続けています。
──入社してから苦労したことはありますか?
金:
ゼロから仕組みをつくる難しさと面白さの両方を日々感じています。
会議体や管理の仕組みなど、当たり前のようz整っているものはベンチャー企業には存在しません。だからこそ、一歩手前の説明から始め、仲間と理解を深めながら前に進むプロセスが必要不可欠です。
もちろん、正解がない中で進めることは簡単ではありません。だからこそ、形になったときに「自分が作った」と胸を張って言える手応えがあります。
外崎:
大変だったことは、自分自身が最終的な判断を担う点です。獲れるコトバ執筆社では、「どう作るか」だけでなく「何を作るか」の決断まで私が行っています。その裁量の大きさは、楽しい反面プレッシャーも大きいです。
正直、技術的に確信が持てることばかりではありません。どれだけ考えても、最後は踏み込むしかない場面もあります。
不安も迷いもありますが、決断がそのまま未来になる環境はそう多くありません。責任の分だけ、できることも増えていくワクワクに、今は全力で向き合っています。
──仕事のやりがいを教えてください。
金:
自分の判断で、事業が動いていく瞬間に立ち会えることです。
これまでも責任ある仕事を任せていただいていましたが、最終的には上司が判断することが多くありました。現在は、進め方から結論まで自分で組み立て、当事者として意思決定に向き合っています。
特に資金調達では、金融機関との折衝から社内の情報整理までを自ら行い、代表と合意が取れれば即実行へ移すことができる。そのスピード感は、ベンチャーならではの醍醐味です。
すでに整った基盤を良くしていくのではなく、ゼロから仕組みを設計し、責任を持って動かす。成功も失敗も自分の名前で積み上がっていくからこそ、「この判断で会社が前に進んだ」と実感できます。
外崎:
自分の意思決定が、事業の速度と成果に直結していくことです。
「決めてから作るまで」を一気通貫で自分が担っているため、判断を下した瞬間に即座にプロダクトが前進していくスピード感が何よりもモチベーションです。
また、これまで外側から開発を支えてきた経験が、いまの役割に強く活きています。「どうすればスムーズに開発が前へ進むか」「現場に負荷をかけず品質を上げられるか」という視点を持ったディレクションができるのは、私だからこそでしょう。
誰かの決断を待つのではなく、自分の意思と技術が、会社の未来を形づくっていく。その実感が、一番のやりがいです。
数字と技術、それぞれの専門性を武器に、事業の中核で挑戦を続ける金さんと外崎さん。任せられるだけでなく、「自分が動かしている」という実感を得られる環境が、ここにはあります。
まだ整っていないからこそ、できることがある。挑戦を面白いと思える人にとって、この場所はきっとワクワクできるフィールドです。
後編では、彼らが描く会社の未来と、一緒にその未来をつくる仲間へのメッセージをお届けします。