【社員インタビュー】ゼロから挑むウェルネス事業|ジムと民泊から広がるキャリアの可能性<後編> | 株式会社獲れるコトバ執筆社
獲れるコトバ執筆社の採用担当です!前編では、鎌田さんと鍋島さんがこれまで歩んできたキャリアや、ウェルネス事業部に携わるまでの経緯を伺いました。後編では、実際にパーソナルジムと民泊を立ち上げていく...
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獲れるコトバ執筆社の採用担当です!
今回は、ウェルネス事業部で活躍する鎌田さんと鍋島さんにインタビューしました。
ウェルネス事業部は、アスリートを支えるパーソナルジムの運営と、民泊事業を手がけています。一見すると異なる分野ですが、共通しているのは「ゼロから形をつくる挑戦」を大切にしていること。
本記事では、鎌田さんと鍋島さんがウェルネス事業に携わることになったきっかけや、具体的な仕事内容について詳しくお届けします。
──まずはお2人の経歴を教えてください。
鎌田:
高校までラグビー部に所属しており、全国大会に出場するほど熱のこもった環境でプレーしていました。チームメイトの中には日本代表に選ばれる選手や、プロを目指す選手も多くいましたが、私は選手を支える「トレーナー」という役割に興味を持ったんです。そこで、大学では鍼灸師とアスレチックトレーナーの資格を取得しました。
地元の鹿児島から熊本の大学に進んだものの、東京に足を運ぶたびに突きつけられたのは“情報の差”でした。「九州にとどまっていては広い世界に触れられない……」と感じ、もっと広い舞台に出てみたいと思うようになったんです。
その後、大学の教授がアメリカの大学を卒業していた影響もあり、卒業後はアメリカとオーストラリアに留学。最新のトレーニング理論や研究に直接触れられる環境で、多くの知識を吸収しました。留学の経験から学び続ける姿勢を身につけ、帰国後はフリーランストレーナーとして新たな一歩を踏み出しました。
鍋島:
私も中学から大学までラグビーを続け、大学時代は選手としてグラウンドに立ちながら、主務としてチームを動かす役割も担っていました。その両方を経験したことは、自分にとって大きな財産であり、今の仕事にもつながっています。そして、就職活動のタイミングで獲れるコトバ執筆社に出会い、新卒入社することを決めました。
──金代表との出会いについて教えてください。
鎌田:
渋谷でトレーナーとして活動していたときに、金と出会いました。当時の金は独立してまだ1年目で、同じジムで商品販売のサポートをしていたんです。お互い九州出身でラグビー経験者、しかも同い年という共通点もあり、関わるうちに自然と距離が縮まっていきました。
その後私は、プロのラグビーチームでストレングス&コンディショニングコーチを行うことになり、そこでの経験を経て独立を考えていました。そのタイミングで、金から「WEB集客の知見を店舗集客にも活かせるか挑戦したく、ジムを立ち上げよう」という話をもらって。それなら「一緒にやろうか」という結論に至り、3年前にジムを立ち上げました。
鍋島:
就職活動の時期に、同じ大学ラグビー部のOBだった金と出会いました。金も現役時代は主務を務めており、共通点が多かったことから自然と会話が弾んだことを覚えています。
何度か話を重ねているうちに、「新卒採用をスタートするから一緒に働かないか?」と声をかけてもらったんです。25歳という若さで独立し、自分の力で事業を切り拓いていた金の姿は大きな刺激であり、自分が理想とする姿を体現している方でした。
私自身、「20代のうちに自分の力で収入を得られるようにする」を就活の軸にしていたこともあり、ここなら挑戦できると確信して入社を決意しました。
──ウェルネス事業部とは、どのような事業をしているのでしょうか。
鍋島:
現在は、アスリートの身体づくりを支えるパーソナルジムの運営と、インバウンド観光客を迎え入れる民泊の運営が軸です。
パーソナルジムでは、動きの質を高めたいアスリートや怪我を防ぎたい方に寄り添い、体の可能性を広げるサポートを行っています。民泊では、浅草という街の魅力を最大限に活かし、「またここに帰ってきたい」と思ってもらえる空間をつくり込んでいます。
どちらの事業も、試行錯誤を重ね、ゼロから仕組みを作り上げてきた結果、現在の形にたどり着いています。ジャンルは異なりますが、ジムが「体を彩る場」であり、民泊が「旅を彩る場」であるように、どちらも“ウェルネス=心身の健康を彩る”挑戦です。0 → 1(ゼロイチ)フェーズならではの経験を積めるのが、ウェルネス事業部の面白さだと思います。
──鎌田さんが運営する、パーソナルジムについて詳しく教えてください。
鎌田:
パーソナルジムPalette(パレット)という少し特殊なジムで、クライアントの多くはアスリートが中心です。一般的なジムのようにウエイトトレーニングの器具は置いておらず、「自分の体をいかに思い通りに動かせるか」にフォーカスしています。
体をコントロールできるようになると、感情や習慣のコントロールにもつながりますし、アスリートはプレー中のイメージとのズレを防ぎ、怪我の予防やパフォーマンス向上にも直結するんです。その「根本の部分」をサポートするのが私の役割だと考えています。
現在はラグビー選手と一般の方が半々ほどの割合ですが、将来的にはアスリートが8割くらいになると理想ですね。ただ、今は私ひとりで運営しているため、新しく受け入れられるのはあと数名。需要が高まれば、いつでも拡大できる状態にしたいと思っています。
──継続率が高い理由はどんなところにあるのでしょうか。
鎌田:
一番大きいのは、「トレーニングに終わりがないこと」だと思います。体重を落とすことだけを目的にすると、達成した時点で満足して辞めてしまう人が多いですが、「体を自由に操れるようになる」という課題には際限がありません。1つできるようになれば、次の課題が自然に見えてくる。その積み重ねで、皆さん長く通い続けてくださいます。
実際、2ヶ月に1人程度しか退会者がおらず、予約枠もほぼ埋まっている状態です。トレーニングそのものが「飽きない設計」になっているからこそ、継続率の高さにつながっているんだと思います。
──民泊の事業内容について教えてください。
鍋島:
「Asakusa Premium Stay 彩-Irodori-」という名称で民泊を運営しています。場所は浅草の中心地で、浅草寺やホッピー通りなどの観光スポットにもすぐに立ち寄れる立地。最寄り駅も複数あり、渋谷や新宿へは電車1本でアクセスできますし、成田、羽田の両空港とも直結しているので、利便性はかなり高いですね。
建物自体は和モダンを意識したデザインで、リビングや寝室も落ち着いた雰囲気。赤富士の壁紙を使った部屋もあり、日本を感じられる空間に仕上げています。実際に宿泊されるお客さまの9割は外国人で、その中でも中国とアメリカからの利用が半数を占めているんです。
私は今年(2025年)の1月から本格的に運営に携わっていますが、それ以前から鎌田や代表の金と一緒にデザインや設計の段階に関わっていました。ターゲットは2〜3世帯といった家族やグループで、和モダンの雰囲気をベースに、どんな人に泊まってほしいかを話し合いながらコンセプトを作り込んでいきました。
──具体的にはどのような業務を担当されているのでしょうか。
鍋島:
物件探しやデザイン設計、業者手配といった立ち上げ段階から、現在は清掃や問い合わせ対応まで、運営全般を担っています。今回の浅草物件は、もともと民泊として運営されていましたが、コロナ禍で業績が落ち込み、金が一棟借りして3年間、オフィス兼社宅として活用していました。その後、インバウンド観光客の回復を受けて民泊運営を再開することになり、コロナ禍の厳しい時期に入居してくれた恩義を感じた物件オーナーが、私たちに運営を任せてくださったのです。
私たちは既にパーソナルジムの立ち上げとWEB集客の知見を活用して店舗運営の実績を積んでいたため、今回も首尾よく進められると考えていました。ところが実際の現場では想定外の出来事が多く、そのたびに工夫や改善を重ねてきました。たとえば、外国人のお客さま特有の文化的な違いからトラブルが生じることもありますが、原因を丁寧にひも解き、仕組みを整えていくことで、かえってサービスの質を高める好機となっています。
このような積み重ねの中で、「お客さまが心から安心して過ごせる空間をどうつくるか」という視点が育ちましたし、自分たち自身の成長にも直結しています。
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ウェルネス事業部が手がけるジムや民泊には、WEB集客の知見を活かしながら新たな業態にゼロから挑む面白さと、自分の手で仕組みを形づくる実感があります。そして、その経験は単なる事業運営にとどまらず、一人ひとりのキャリアを大きく広げる糧にもなります。挑戦を通じて培った知識やスキルは、どんな領域に進んでも活きる“再現性のある力”になるからです。
その背景にあるのは、既存の枠にとらわれず、新しい領域を切り拓こうとする姿勢です。ジムも民泊も一見バラバラに見えますが、実際には「既存事業で培った知見を活かしつつ、メンバーや当社にご縁がある方一人ひとりの“Will=強い想い”に寄り添って立ち上がった」という物語があります。だからこそ、この挑戦は散漫な多角化ではなく、確かな理念に基づく必然の一歩なのです。
後編では、そうした事業をゼロから形にしてきた具体的なエピソードや、仲間にどんな姿勢を求めているのかをお届けします。
挑戦のリアルを知りたい方は、ぜひ続きをご覧ください!