『ビジネスマインド&スタンス』=『会社の文化』
『ビジネスマインド&スタンス』=『会社の文化』を言語化しておくことは、採用や新たな取引を進めるうえで、揺るがない判断の軸になります。
『会社の文化』は単なる雰囲気やスローガンではありません。日々の行動や判断の積み重ねから成果につながったものだけが形となり、自然と根付いていくものだと考えています。
だからこそ代表の私は、それを言語化し、メンバーに共有することにしました。もっとも、これはまず私自身が体現し続けている指針です。
全員がいつも同じ温度というわけではありませんが、共感し、理解し、ときに面白がって見守り、支持してくれる仲間がいる――その事実が、今の組織を築き上げました。
もちろん、みんなが同じように考え動いてくれることが一番嬉しいです。そのうえで、私が率先して示し続けることが出発点であると考えています。
『文化』という“コトバ”の意味
出典:国語辞典オンライン
『文化』とは、人が学び、共有し、次の世代へと受け継いでいく価値観や行動の土台のことです。
語源的には「文(知識や教養)」と「化(人を変える)」の組み合わせ。
つまり、会社における文化とは、成長の過程で得られた経験から「皆に推奨される行動規範」=「仕事に向き合う心構え(マインド)&“姿勢”(スタンス)」であると言えます。
『ビジネスマインド&スタンス』は私自身の道しるべであり、新しく加わる仲間にとっての指針にもなります。
会社紹介資料は100ページ以上あります。
入社オリエンは8時間×2日かかります。
その中でも最も大事なのは
『ビジネスマインド&スタンス』ですよね。
私たちは「Color your life. 人生に、彩りを。」という理念を掲げています。
ここでいう彩りとは、成果や数字だけではなく、働き方や姿勢、生き様そのものに表れるものです。
- 情熱を持って挑戦する姿勢。
- 細部までこだわる習慣。
- 仲間と困難を乗り越える楽しさ。
そうした在り方こそが会社の特色となり、クライアントやパートナーからの信用を積み重ね、未来の信頼につながっています。
いつも下支えとなりサポートしてくれる、ママさんワーカーの方々が来社してくれました。
※ママさんワーカーは全員で8名いらっしゃいます。
そこで今回は、私が日々働く中で大切にしている『ビジネスマインド&スタンス』22選についてご紹介します。これらは固定されたルールではなく、常にアップデートを続けている“生きた文化”です。
企業がゼロから生まれ、挑戦と失敗を繰り返しながら成長していく過程で磨かれてきました。
浅草で初めての社員 渭川を迎え、キムチビル(オフィス)を立ち上げた記念撮影
懐かしいです。
そして今もなお進化を続け、これからの私たちを支える原動力です。
ビジネスマインド&スタンス22選
※イメージ画像はすべて私の世代や連想される画像をノリでぶち込んでいます。深い意味はありません。ご容赦くださいませ🙇
① 『新聞記者になったつもりで働く』
几帳面で心配性であることは、責任感と信頼につながります。
ただ同時に、大胆な意思決定をする勇気も欠かせません。
日々の業務を取材のように丁寧に掘り下げ、事実を積み重ねる姿勢が成長を加速させます。
②『キラキラしている仕事』とは
本当に価値ある仕事は、泥臭く愚直な積み重ねの中にあります。
クライアントに向き合い、感謝の声や成果として返ってくる瞬間こそが「キラキラ」です。
表面的な華やかさではなく、本質を大切にすることが成果につながります。
出典:客席エリアを自転車で快走しながら「キラキラ」を歌う小田和正。
③『ガチャアプリは英数字の羅列を買っているようなもの』
ビジネスは構造化すれば、結局は同じ工程です。だからこそ転用可能であり、特別に見えるものも実は肉付けによる錯覚にすぎません。どんな事象もスコープで骨組みをのぞき込み、構造を掴む感覚。それが成長を後押ししてくれます。
出典:口に牛乳を含んでヒカキンさんの動画見てみた(モンストガチャ)
④ 『誤字脱字が光って見える』
ディテールにこだわる姿勢は信用を得るための基本です。
誤字脱字や数字の間違いに気づけるのは、細部まで品質を意識している証拠。
違和感を放置せず、精度を高め続けることが成果につながります。
誤字脱字は、明確に気合と根性で必ず改善できる領域です。
⑤ 『「これどうなってる?」と聞かれたら即無能』
依頼した側は、進捗が気になっても100回以上リマインドすることを我慢しています。
だからこそ「どうなってる?」と聞かれる前に、先回りして報告する姿勢が大切です。
安心感を与える報連相の徹底こそ、思いやりのある行動です。
⑥『己の雑さは気づけない。そっと人が去っていくから。』
小さな雑さが、相手の信頼を少しずつ削ります。
やがて気づいたときには人が離れていることでしょう。
ですが、人はそっと離れていくので、雑さが原因であることに本人は気付けません。
だからこそ、細部にこだわる意味が分からなくても、とにかくこだわってみてください。
そうすれば、その尊さと恩恵に必ず気づけます。
⑦『お金があとからついてくるのは本当』
まずはクライアントや社会、つまり自分以外の誰かのために勤勉に働き、価値を届けること。 自分の利益をすぐに主張するtakeな思考ではなく、giveの積み重ねが信頼を生み、その結果としてお金や対価は自然と後からついてきます。 利益は目的ではなく、価値提供の副産物。 ただし、尽くす相手を間違えてはいけません。
⑧『「なんて運が良いやつだ、悔しい」は勘違い。』
運を掴む人は、偶然に恵まれたのではなく、機会を探し続けた人。
渇望し、心から望む姿勢が好機を捉えます。
順番を待たず、バッターボックスの座を掴み取りにいく気持ちが大切です。
“運”に見えるものの正体は、実はあなた自身の執念と行動がつくり出した必然なのです。
⑨『スキルは買える時代、買えないものは?』
スキルはフリーランス黄金時代の今、“買えるもの”です。
一方で“買えないもの”は、組織に対するロイヤリティ/帰属意識/価値観の一致。
お金以外の理由で仲間が集まり、独立できる力を持ちながらも辞めずに所属し続けるメンバーがいる組織は強いです。
出典:銀河英雄伝説 本伝
⑩『チケットは“今”目の前で買う』
挑戦は意思の強さだけでは続きません。
先に決済する、人と約束するなど、後戻りできない設計で自分を動かす。
大切なのは、自分の意思や精神力に過度な期待をせず、燃費のよい仕組みで推進力を手に入れることです。
⑪『目標は、プライベートと仕事それぞれに持つ』
どちらか一方に集中している最中、それが上手くいかなかったとき、心が持ちません。
目標をひとつに絞りすぎれば、それが崩れた瞬間が地獄。
複数の軸を持っていれば、片方が停滞してももう片方が支えとなり、心に余裕と前進する力が生まれます。
仮にすべてが上手くいかないなら、理想が高すぎるのかもしれません。
一度立ち止まり、現実とのバランスを見直す余裕を持ちましょう。
⑫『1億2千万人総アマチュア時代』
誰もが気軽に挑戦でき、可処分時間が分散している時代です。
だからこそ、職人の技や専門性は以前にも増して価値を持ちます。
しかし、“発信と販売力”優位な時代の流れが、その価値に影を落としています。
卓越した技術をより磨き上げるには、“発信と販売力”を掛け合わせていくことが求められます。
出典:村田諒太の快挙で高まる五輪メダル獲得の期待。~アマチュアボクシング界の星~
⑬『居心地の良さは、成長の反対側にある』
時には自分を追い込む覚悟が必要です。
あえて退路を断ち「やり切るしかない」状況に置くことで、本来の力が引き出されます。
安全圏に留まらず、自分にプレッシャーを課すことで、成長の速度は一気に加速します。
⑭『事実と解釈』
情報が乏しいまま解釈だけで判断すると、ズレや失敗が生まれます。
大切なのは、事実と解釈をきちんと区別し、中身を深く理解すること。
そのプロセスを怠らず徹底する姿勢が、納得感と確信を育みます。
出典:アンジャッシュ状態
⑮『「1人で同じバーに3日連続行ってみて!」と無茶ぶりされたら、とりあえず行ってみる人になれ。』
まずはどんなことでも、素直に挑戦するスタンスが大切です。
全容が見えていないことは、やってみて初めて背景や教訓がわかります。
例えば、同じバーに通えば2日目には必ず話しかけられるでしょう。
3日目には店主や常連さんの記憶に強く残るので、深く会話する機会に恵まれるでしょう。
そして、その扉を開く勇気は、面接や商談、新たな出会いの扉を開く勇気にもつながります。
⑯『現状維持=後退』
社会は常に動き、技術も物価も更新され続けます。
「現状維持」は実質的な後退を意味します。
日々のやり方を見直し、小さく改良を積み重ねる。
変化を取り込み続ける姿勢こそ、成長の最低条件です。
出典:ソフトバンク孫社長の名言
⑰『「雑に振られた仕事」=活躍する大チャンス!』
一見すると雑に振られたように見える仕事も、実は大きなチャンスです。
背景を自分で整理し、TODOに分解して成果までやり上げれば、それだけで大手柄。
評価も自分に返ってきます。
さらに、誰も拾わない転がっている仕事に手を伸ばすことも挑戦の一つ。
たとえ結果が失敗に終わっても経験は残り、責められることはありません。
⑱『幹事、やったもん勝ち。』
店選び、日程調整、予算、席次、場の空気。
幹事は一見雑務に見えて、「段取り力」と「コミュニケーション力」を一気に鍛えられる絶好の機会です。
全体を設計し、相手の立場を想像する中で自然と視野も広がります。
その経験は仕事の基礎体力を向上させ、見えない配慮や設計の力は現場で大きな武器になります。
出典:青春なら~
⑲『“賢くやる”と“気づき”を失う。』
旅行の計画をすべて誰かに任せると、自分で地図を調べ、地理や文化を知る機会を失います。
効率化に頼るのは楽ですが、「考える過程」や「手を動かす経験」こそが知識と感性を育てます。
遠回りに見えても、その積み重ねが生涯単位での最適化となり、結果的にいちばんの近道になるのです。
⑳『周りに「何やってるかわからん」と思われたら負け』
どれだけ努力していても、伝わらなければ存在しないのと同じです。
成果だけでなく、過程を見せてアウトプットを飾る。
黙って頑張るだけでは評価されません。
「魅せに行く」姿勢があってこそ、信頼と巻き込み力が生まれます。
見える化と共有まで含めて、初めて仕事は完結するのです。
㉑『ビジネスは接近戦!』
ビジネスインパクトが大きいがゆえに難易度が高い商談やトラブル時こそ、距離を詰めます。
攻撃的なメッセージを受けたり、進まないやり取りに発展した時は画面越しでは解決しません。
距離を取って逃げずに世界中どこへでも会いに行き、誠実に向き合うことで熱が伝わり、相手は牙を引き、刀をしまう。
近づく勇気が、関係を強くし、未来を切り拓く力になります。
㉒『月曜日が憂鬱ならその仕事、すぐに辞めよう!』
理想へ向かう過程の“憂鬱”は尊い投資です。
ただ毎日をこなすだけの“憂鬱”は人生の浪費になります。
自分を裏切らない選択をする。
心が動く仕事へ舵を切ることが、長い時間で最大のリターンになります。
ルールではなく「マインドセット」
この『ビジネスマインド&スタンス』22選はルールではありません。
在り方を180度転換し、目の前の課題への向き合い方や挑戦に対する姿勢を変える――そのためのマインドセットです。規則ではなく、日々の行動や意思決定を導く共通の軸として存在しています。
一人ひとりがこの『ビジネスマインド&スタンス』を共有することで、判断や行動のブレがなくなります。
つまり『共通言語としての役割』を担ってくれています。結果として、チーム全体が同じ方向を向き、挑戦と成長を積み重ねていけるのです。
社員たちだけでご飯行ってる写真とか送られてくると
とっても幸せな気持ちになります。
おわりに
次回以降は、事業紹介や福利厚生といった面についても触れていきます。
例えば、
- 現在運営している2社3部署8事業それぞれの紹介。
- チャレンジを支える独自の福利厚生や、安心して働ける仕組み。
- 今後の展望について。
文化は心臓、仕組みは骨格です。
どちらか一方では会社は前に進みません。両方がそろうことで、挑戦と安心が共存する組織が築かれていきます。私たちは、どう働き、どう成長できるのか。
その全体像を少しずつオープンにしていければと考えています