2024年12月11日に投稿された記事です。
目次
- はじめに
- きっかけ
- スマートグラスの紹介
- 実際に使ってみて
- 利用ケース:プログラミング
- 利用ケース:ChatGPT
- まとめ
- We are hiring!
はじめに
こんにちは、dotDの巽です。
「dotD Advent Calendar 2024」の11日目を担当させていただきます。
リモートワークが当たり前になりつつある昨今、オフィスに足を運ばずとも生産的な業務環境を整える手段が多様化しています。
その中で、今回私が興味を抱いたのは「スマートグラス」です。
将来、私たちの働き方はどのように進化していくのか。その片鱗を感じたくなり、XREAL Air 2 Proというスマートグラスを試してみました。
きっかけ
リモートワークでは、外出先で大きなディスプレイ環境を再現したくなることがよくあります。ノートPCだけで作業をすると、画面が小さくて効率が下がることも少なくありません。
「スマートグラスなら、目の前に大きな仮想ディスプレイが広がり、複数ディスプレイのような作業体験が得られるのではないか?」そんな期待があり、スマートグラスを試してみたくなりました。
また、単純にガジェット好きとして新しいものに触れてみたいという気持ちもありました。
スマートグラスの紹介
今回試してみたのはXREAL Air 2 Proというスマートグラスです。
価格は6万円程度とやや高価に感じましたが、レンタルサービス「レンティオ」を利用して期間限定でお試し中です。いきなり購入するのはハードルが高いので、こういったレンタルサービスは新しいデバイスを気軽に体験する上でとてもありがたい存在ですね。
XREAL Air 2 Pro
実際に使ってみて
初めてXREAL Air 2 Proを装着した瞬間、「おおおおっ!」と思わず声が出てしまいました。まるでSF映画の中に入り込んだかのように、自分の視界に大きなディスプレイが出現する。この初見のインパクトは、スマートグラスならではの大きな魅力の1つだと感じています。
一方で、頭の動きに合わせて画面も動くため、最初はやや酔うような感覚がありました。また、映し出される画面がやや上方に感じられ、目が疲れやすかった点も気になりした。
これはXREAL Beamという別売りデバイスと組み合わせることでブレが解消されるそうで(今回は試せず)、周辺機器の活用でより快適な環境が整う可能性があると感じました。
利用ケース:プログラミング
プログラミング作業も試してみましたが、まだ改善の余地を感じる部分がありました。視界が固定されているため視線を行き来する際に違和感があるほか、ディスプレイの端が若干滲んで見えるため、細かなコードやUI要素が見づらくなり、作業効率は下がりがちです。
とはいえ、これは現行デバイスやUI/UXの問題であり、数年後にはより洗練されたインターフェースや拡張デバイスが登場して、ストレスなくコーディングできる環境が実現する可能性は十分にあるとも感じています。
利用ケース:ChatGPT
スマートグラスをかけながら音声入力でChatGPTを扱ってみたところ、「画面が常に視界の中にあり、会話が行える」という体験はとても新鮮でした。普通のPC作業だと、キーボードを見たり、マウスを操作したり、視線を移動する動作が当たり前。
しかしスマートグラスなら、顔を上げて、視界の中心に常にディスプレイがあり、手元の端末に視線を落とさずとも情報にアクセスできます。
音声で命令を出し、返ってきた内容を即座に目にできる感覚は、「何かに手を添える」ことなくコンテンツに没頭できる点で、今までにない集中感がありました。
まとめ
今回の所感として、私個人としては現時点での購入は「STAY(見送り)」という判断です。しかし、音声入力との相性の良さには驚かされ、未来を感じるワクワク感もありました。
現時点ではUI/UXがスマートグラスの潜在能力に追いついていない印象がありますが、3年後にはVUI(Voice User Interface)の成熟や、より快適な装着感、自然な視線操作などの進化によって、こうしたテクノロジーが一般に受け入れられ、ワークスタイルのニューノーマルとして定着する未来も十分に考えられます。
今回の体験は、その入り口として非常に刺激的でした。3年後には、カフェやコワーキングスペースで、隣の人がスマートグラスで大画面での作業をしている光景が当たり前になっているかもしれません。
今回の体験は新たな働き方への期待が大きく膨らむ、とてもワクワクするものとなりました。
We are hiring!
dotDでは「あなたの想いを、挑戦に変える」をミッションに、日々さまざまな事業を生み出しています。
いま、あなたがワクワクするアイデアを思い描いているのであれば、それをdotDとなら実現できるかもしれません。ぜひ一度、お話しませんか?