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【コアメンバーに聞くVol.2】慣習にとらわれず「チーム医療」で薬局の枠を超える仕事を楽しみたい

こんにちは!メディカルクルーズ採用広報です。
今回、薬剤師として病院での臨床経験を積み、結婚・引っ越しを機に退職。調剤薬局への転職を経てくるーず薬局の立ち上げに携わってきた薬局事業部長の芳川文恵さんに、これまでの人生の選択の背景や今後の想い、ビジョンについて話を聞きました。

「人の役に立ちたい」想いから薬剤師の道へ

Q1、入社前のご経歴を教えてください。

わたしは小さい頃から「人の役に立ちたい」と想いながら過ごしてきました。最初はお医者さんになるイメージをもっていましたが、徐々にチーム医療の一員としてお医者さんや看護師さんと一緒に働く薬剤師という仕事に興味を持ちはじめます。

結果、大学は薬学部を選び、医療関係の仕事に就きたいと思って徳洲会グループに新卒入社しました。グループが運営する病院で6年間働き、様々な臨床経験を積ませていただきました。その後、結婚を機に引っ越しをすることになり退職。薬剤師の仕事を続けたかったので、調剤薬局で働き始めます。そして、2014年頃に夫が「薬局を立ち上げたい」ということになり、その立ち上げを手伝いながら調剤薬局の仕事を続けていました。

最初はちょっとお手伝いをする感じで、色々理念だったり薬局の運営基盤をつくっていくうちに、立ち上げの仕事が忙しくなってきたことを理由に調剤薬局の仕事を辞め、夫の薬局立ち上げに注力することになります。それが現在のくるーず薬局です。

時代の流れや国の方針を先回りして、先手を打つ。

Q2、現在の仕事内容を教えてください。

くるーず薬局の立ち上げから8年たち、当初は現場業務に走り回っていました。現場業務というのは、例えば薬局にいらっしゃる患者さんにお薬を渡したり、在宅療養の患者さんにお薬を届けたり、薬を準備して患者さんの希望に沿う形でセッティングをしたり、患者さんがちゃんと薬を飲んでいるのかを確認しながらサポートすること等です。

今は薬局の店舗が4店舗に拡大し、それらを束ねる薬局事業部の部長として店舗運営の業務を行っています。具体的には、店舗責任者(店舗長)の育成から現場業務のフォローを行い、一つ一つ改善点を見つけて、その改善に日々取り組んでいます。

また、2年に1回ペースで診療報酬の改定があり、「このお薬は〇点もらえます」「この機能を薬局に付与したら〇〇点与えます」といった国の方針が厚生労働省から公表されるので、その内容を読み解きつつ、医療業界における時代の流れをキャッチするために情報収集をしています。例えば、民間が主催している薬局経営者向けのセミナー・勉強会・情報交換会などに積極的に参加したり、薬剤師会から定期的に発信されている情報をしっかりキャッチアップしていく等をしています。そして、厚生労働省の会議の中でどのような話が具体的に出ているのかを見た上で、先回りをして「今の当社にはこの内容が不足しているから、これを今後はやっていこう」ということを社内で議論し、点数をとれる体制づくりをしています。

「チーム医療」の考えが薬局の強みになる。

Q3、過去のどのような経験・スキルが今の仕事に役立っていますか?

6年間の病院での臨床経験が今のくるーず薬局での仕事につながっていると感じます。病院での仕事は、薬剤師だけではなく、医者や看護師、放射線技師など様々な専門職種の方がひとりの患者さんをみていくチーム医療の体制で行っていました。その中で「薬剤師としては何ができるのか」を意識して仕事を行っていました。

病院とは違い、薬局には基本、国家資格者としては薬剤師しかいないです。それでも様々な方と連携をしていかないと、患者さん、特に在宅の方に良いサービスを提供できないと考えています。そのため、チームで患者さんをみていくという意識が重要で、それはとても過去の経験が活きていると思います。処方元の先生や介護のケアマネージャーさんと、私たち側から積極的に連携しています。

実は、このような動きは従来の薬局業界内にはあまりなく、くるーず薬局がここまで伸びている一つの大きな理由になっています。いまは薬学部での教育内容も変わってきているようで、他の専門職種との連携が大事であるという教育がなされています。当社内でも薬剤師、医療事務、請求業務メインの事務担当、対外的な電話対応メインの事務、調剤担当、配達メインのドライバーなど、それぞれの役割ごとにチームを分けつつ、チームの相互連携を積極的に行う組織作りをしています。

一昔前までは「大事そうなことは薬剤師がすべてを背負う」といった風潮がありました。今はそうではなく、チーム医療として分担していく。これは、結果的には働き方改革にもつながっていると思います。非薬学的な情報やサービスは薬剤師でなくても提供できることですし、コミュニケーション能力の高い人が職種問わず行うことで、患者さんへ良いサービスを行えると考えています。

Q5、仕事orプライベートで今後やってみたいことは?

最初、医療にかかわりたくて薬剤師になって働き始め、その後「くるーず薬局」をつくって在宅医療にも力を入れるようになりました。結果、その人の生活とかかわる時間が増えたんです。医療だけではなく「生活にかかわる」ということ。これは、人の生活にあわせたお薬の管理・提供をしていくということが求められると考えています。様々な人の生活の中をみにいくことができるため、高齢化社会を迎えた日本における今後の生き方、現実と直面しながら、そこへの解決策を考えるということを今後どんどんやっていきたいですね。

くるーず薬局は「生きていることの価値を高める」とうたっている中で、薬局だけではないかかわり(例:訪問介護提供・デイサービス提供・介護施設開設など)による価値を提供できれば良いなと考えています。それらを「CRUISE PORT(クルーズポート)※」というもので表現しています。例えば、訪問先の高齢者のご自宅の電気が切れていたら直したり、重い荷物があれば運んであげたりすることもサービスとして提供していきたいと考えています。

また、薬局という枠を超えて、地域の方が集まれるような場を提供したり、それがコミュニティづくりにもつながって地域社会に貢献できたら良いなと考えています。すぐには難しいですが、今はできることから着手することとして、薬局の近くの公園のごみ拾いを行ったり、中学校に出向いて「学校薬剤師」として薬に関する教育を、教育委員会と連携しながら行っています。薬を介してのサービス提供にプラスして、地域の高齢者の方への介護サービス、コミュニティの提供をしていきたいですね。

プライベートでは、正直、薬局の仕事を始めてからは好きなスノーボードやサーフィンがあまりできていません。今は優先順位の上位が仕事になってしまっていて・・・ただ、みんなで楽しいことをするというのは好きなので、コロナ前まではやっていた社員旅行や忘年会など楽しいことをもっとやっていきたいなと思っています。

※参考:CRUISE PORT(クルーズポート)

【CRUISE PORTで描かれる構想の一部をご紹介】

  • 様々なステージで医療の知識を伝えていく!
  • たくさんの人の在宅医療を最新設備の拠点で支える!
  • いろんな人が集まれる機会を!くるーずマルシェ開催?!
  • 人生のあれこれを一緒に考えよう!ワークショップ開催!
  • 食だって充実させてほしい!薬局がおいしい定食屋をオープン?!
  • 薬だけじゃない、色々なおすすめと出会える薬局
  • いつでも気軽に足をカフェを併設?!
  • 医療人ならではの視点!食のイベント開催
  • 超斬新!薬局が営む老若男女が集えるBAR?!

Q6、ビジョン実現のために解決が必要な課題は何ですか?

課題はたくさんあります。笑 まずは収益性の確保ですね。また、組織づくりにおいてもまだまだ足りていないと自覚しています。店舗数は増えて、売上は伸びている一方、販管費が増えているために利益率をキープする難易度が上がっています。業務効率化、DX化をすすめて利益率を改善していく必要があると考えています。

Q7、どのような方に入社してもらいたいですか?

大きなビジョンをもちながらも経営基盤を固め、そして楽しみながら色々な改革ができる仲間になってくださる方を求めています。変化を楽しむことができる方ですね。変化しないといけないとわかっているけど、そのことを楽しんでいけるくらいの余裕、言い換えればプラス思考な人と一緒に働きたいですね。

業界的には昔からの慣習に従うような保守的な人が多いと感じます。でも、これからの時代はその状態だと乗り切れないと思っています。なので、薬局という枠を超えた地域、高齢者に対する様々な手段をつくりだしていくためのプラス思考を持っている人なら、一緒にその変化の波を乗り越えていけると考えています。単なる薬局業務の効率化ではなく、CRUISE PORT(クルーズポート)をつくっていける人に入社してもらいたいです。

弊社代表もよく口にするのですが、くるーず薬局が町の人にとっての「お気に入りの場所」になれるような存在、「困ったときにはくるーずに聞こう」と思えるような、お気に入りの場所になれると良いなと思っています。かかりつけ薬局やかかりつけ先生のように、薬剤師という国家資格を持った人と気軽に話せる場、お薬がなくても気軽に話を聞ける場を目指していきたいので、その考えに共感いただける方と一緒に働いていきたいですね。

新しいことに挑戦することを楽しめる環境

Q8、これから応募される方へのメッセージがあれば教えてください。

楽しく働きましょう! 

これは当社の理念にも行動指針にも入っているメッセージです。まだ創業8年なので、成熟していない会社ではありますが、その分いろいろ未来に向かって挑戦していける環境ではあります。また、決まったことをやっていくのではなく、どんどん新しいことに挑戦していくため、そこに仕事の喜びがあります。

一方で、医療職の特権として私たちは患者様のための仕事をしているため、凄く感謝される体験をダイレクトに味わうことができます。ここ数年続いたコロナ感染症拡大の期間中も、お薬をご自宅に届けるのは大変でしたが、社会の求めに応じてコロナ療養者の方にお届けすることでお役に立てたことは非常にやりがいを感じれました。

今後、社会保障費用が削減される流れの中で、薬局が出来ることが限られてきます。そのため、時代の流れを読み取って、何ができるのかを考え、新しいことを実行していきたいです。それらを楽しんで取り組んでいきたい方であれば是非一緒にお仕事をしていきたいですね。

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