学生時代に19歳で合同会社を設立し、ByteDanceで2年半にわたる実務を経験。新卒で入社したリクルートでは、日本屈指の激戦区でトップの成績を収め、全社表彰を受けた。さらにはAmazonからの内定も手にしていた雨宮一希さん。
誰もが羨むようなキャリアを歩んできた彼が、次の舞台として選んだのはFORCE-Rでした。巨大組織の看板を離れ、なぜいま「自分で事業を回すこと」にこだわるのか。彼がこの環境に見出した可能性と、商売の楽しみ方について話を伺いました。
雨宮 一希 / 取締役 CMO
大学1年時に動画制作を軸に起業。その後、ByteDanceやAnyMindでの長期インターンを経て、新卒でリクルートに入社。営業企画部門にて全社表彰を受賞するなど、高い実績を上げる。現在はFORCE-Rに参画。マーケティング戦略を統括する実質的なCMO機能に加え、子会社(株式会社Wonderwall)の代表取締役、およびECグロース事業の責任者を兼任し、多角的な視点から事業成長を牽引している。
原点は19歳での起業。ByteDanceでの2年半の修行を経てリクルートへ
ーー雨宮さんのキャリアのスタートは非常に早いですよね。
原点は大学1年生の頃です。海外旅行の記録をSNSにアップするために始めた動画制作が、友人からの依頼をきっかけに仕事になりました。クラウドワークスなどで案件をこなすうちに、気づけばアルバイトをするより遥かに効率的に稼げるようになっていたんです。
そこで、税務面もしっかり整えようと、大学2年生になる頃には自分の合同会社を設立しました。自分の好きや得意が、市場で明確な対価に変わる。この商売の手応えを知ったことが、今の僕のスタンスの根幹にあります。
ーー学生のうちに会社を持ちながら、さらに名だたる企業でインターンも経験されています。
より大きな視座でビジネスを学ぶために、当時数百人規模だったByteDance(TikTok)に参画し、約2年半にわたって現場の最前線を経験しました。
その他にも、AnyMindや広告運用のベンチャーなど、後に上場やM&Aを果たす起業家たちが集まる環境に身を置いていました。特に印象的だったのは、「メインでやりたい事業を育てるために、あえて別軸の事業で戦略的にキャッシュを作る」という、商売のリアルな構造を目の当たりにしたことです。単なるスキルの習得ではなく、事業を存続させ、拡大させるための資金の流れや意思決定の在り方を肌で感じられたことは、僕にとって大きな刺激になりました。
ーーそこから、なぜ新卒でリクルートを選ばれたのでしょうか。
インターンを通じて、ビジネスの面白さと同時に「一人でやれることの限界」も痛感したからです。将来、本当に大きな商売を動かすためには、自分よりも強い力を持った、信頼できる仲間が必要です。
そこで、圧倒的な熱量を持つ人材が集まるリクルートに入社し、自分の市場価値をさらに磨きながら、将来の創業メンバーとなり得るようなメンバーを探しに行くことに決めたんです。
成果を出しても拭えなかった事業作りへの渇望
ーーリクルートでも大きな成果を出されていましたが、なぜ転職を考えたのですか?
リクルートではSaaS事業のマーケティングやホットペッパーグルメの営業企画を担当し、ありがたいことに全社表彰を受けるほどの結果を残すことができました。5000人規模の総会で表壇に立つ経験は素晴らしいものでしたが、一方で強烈な違和感も抱えていました。それは、毎月数字がリセットされ、またゼロから積み上げる「自転車操業」のような感覚です。
どれだけ成果を出しても、私は巨大な組織の一機能に過ぎません。事業全体をコントロールしたり、ゼロから仕組みを設計したりすることはできない。社内の評価制度と戦うことにリソースを割くのではなく、もっと上流から事業全体を設計し、自分で事業全体をコントロールしたいという渇望が日に日に強くなっていきました。
ーー他にも多くの選択肢があったかと思います。最終的にFORCE-Rを選んだ決め手は何だったのでしょうか。
転職活動中、他にも世界的な外資企業から内定を頂いていました。キャリアとしては申し分ない選択肢でしたが、提示されたポジションはこれまでの延長線上に近く、結局は巨大組織の優秀な歯車として機能する未来が見えてしまったんです。僕の本質的な欲求である「事業全体を握る」ことは、そこでは叶わないと感じました。
そんな時に出会ったのが、FORCE-Rでした。Wantedly経由で代表の飯塚、副社長の高尾と初めて会った時、一回り以上年上の経営陣が、僕を一人の人間として対等に扱ってくれたことに衝撃を受けました。変な上下関係やポジショントークが一切なく、ただ純粋に「商売」の話ができるフラットさがあったんです。
ーー入社前に、業務委託として関わっていた時期もあったそうですね。
はい。リクルートに在籍しながら、数ヶ月間ほどFORCE-Rの案件を並行してお手伝いさせてもらいました。 実際に中に入って一緒に動く中で、自分の提案が即座に事業に反映されるスピード感と、気を使わずに意見をぶつけ合える心地よさを肌で感じることができました。
この人たちとなら、自分が求めていた「事業を回す」手応えを掴める。その確信があったからこそ、FORCE-Rへの参画を決めました。
入社即、子会社代表。CMOとして「商売の本質」を設計する
ーー入社後の配属がユニークだったと伺いました。
そうなんです。普通なら、まずは誰かの下について仕事を覚えるところから始まりますよね。でも飯塚代表は、入社していきなり別法人(株式会社Wonderwall)の立ち上げを私に任せ、代表に据えてくれました。これは、私が「自分で裁量を持ちたい」「全体をコントロールしたい」という気質を持っていることを、入社前から完全に見抜いていたからこその采配でした。
口説いて終わりではなく、入社後もその人の意志や適性を尊重し、最も輝ける場所を用意してくれる。FORCE-Rが掲げる「商売人を創る」という言葉が、単なるお題目ではないことを痛感しました。飯塚代表の、人の本質を見抜く目と、それを信じて任せる器の大きさには驚かされるばかりです。
ーーいきなりの代表就任、具体的にはどのような業務から始めたのですか?
最初はペットブランドの立ち上げから着手しました。OEM先を自ら検索し、サンプルのチェックからデザイン、物流の構築まで、ブランド運営の全工程を一任されました。
特に印象的だったのは、原価計算のシビアさです。発注数によって原価は大きく変わりますが、数を増やせば一度に出ていくキャッシュも数百万円単位で増える。自分の判断一つで会社の資産が動く責任感と、その中でいかに利益を最大化するかという商売のリアルに、一から一人で格闘しました。
ーー現在はCMOとして、組織全体を俯瞰する役割も担っていますね。
はい。現在は実質的なCMOとして、大きく3つの役割を並行して担っています。1つ目は先ほどの子会社代表。2つ目はECグロース事業の統括。そして3つ目が、組織全体の仕組み化です。
特にECグロース領域では、単なる運用の枠を超え、SNS広告やインフルエンサーキャスティング、PRなどを駆使してクライアントを多角的に伸ばす新規事業を統括しています。副社長の高尾が「攻めの営業」を担い、僕が「守りの品質管理と組織の仕組み化」を担うことで、個人のスキルに依存せず、組織として最高のアウトプットを出し続けるための基盤を作っています。
ーー実際に入社されて、ご自身の中でどのような変化がありましたか?
一番は「責任感」の質が変わったことですね。今は僕が判断を止めたり、プロジェクトを遅延させたりすると、メンバーの手が止まり、会社全体の利益に直結します。「僕がやらないとみんなも動けない」という環境に身を置くことで、失敗できないというプレッシャーは以前の比ではありません。
しかし、自分の作った仕組みで大規模の資産が動き、組織が成長していく様をダイレクトに感じられる。この手応えこそが、僕が求めていた「商売」の楽しさそのものですね。
労働集約の先へ。この仲間と、二次関数的な成長をハックする
ーー起業意欲が高かった雨宮さんが、個人ではなくFORCE-Rという組織で挑戦し続ける理由は何ですか?
理由は大きく二つあります。一つは、経営陣がどこまでも味方でいてくれること。クライアントワークは時に過酷ですが、現場が本当に疲弊してしまったとき、飯塚は「そこまでしんどいなら、そのプロジェクトからは退こう」と判断してくれる人です。会社としての利益以上に、働く僕たちの納得感を守ってくれる。その絶対的な信頼があるからこそ、僕たちは迷わずに攻めた挑戦ができるんです。
ーーコンサルで終わらない事業戦略も、雨宮さんがこの組織にいる理由でしょうか。
そうですね。僕も飯塚も、いわゆるクライアントワークだけを一生続けたいわけではありません。労働集約型のモデルは、どうしても成長に限界が来ます。だからこそ、そこで得た利益を自社ブランドやSaaS、あるいは海外ブランドの日本総代理店といった、資産になる事業に投資しています。
今の精鋭メンバーのまま、扱う商売の規模だけを大きくしていく。少数精鋭で筋肉質な成長曲線を描くことが、僕たちが目指している商売の形です。
ーー最後に、どのような方と一緒に働きたいか教えてください。
求めるのはシンプルに、素直でいい人。そして、ビジネスが好きな人です。単に稼ぎたいという意味ではなく、お金を介して相手を喜ばせるプロセスそのものを、遊びの延長として楽しめるかどうか。
FORCE-Rはまだ完成された組織ではありません。だからこそ、レールの上を走るのではなく、自分で事業を回し、商売の全体像をハックできる面白さがあります。仕事は我慢の対価という価値観を捨て、僕たちと一緒にビジネスを楽しみ尽くせる方をお待ちしています。