「この商品、この企業、本当はもっと評価されるはずなのに」
総合商社で約30年、国内外の食品ビジネスに携わる中で、私はこの言葉を何度も心の中で繰り返してきました。
川上から川下まで、事業開発、サプライチェーン構築、ブランド立ち上げ。
大企業なら当たり前にできることが、リソースの限られた中小企業にはあまりにも難しい現実がある。
素材はいい。想いもある。けれど「売る前に失敗できない」構造が、挑戦を止めてしまっている。
転機は、2022年に日本へ帰国し、中小企業の現場を回り始めたときでした。
ある会社の事務所で目にしたのは、使われないまま積み上がった大量の包装資材。
新商品の挑戦がうまくいかず、原料だけでなく、時間も資材も、すべてがロスになっていたのです。
「良いものを作る」ことと、「市場で評価される」ことの間にある溝。
私は、その溝を一社の努力で埋めるのには限界があると痛感しました。
中小企業は、一社では弱い。
でも、絵本『スイミー』のように、つながれば強くなれる。
だから私は50歳で総合商社を退職し、株式会社ライドウィズを立ち上げました。
目指したのは、精神論の支援でも、一時的なコンサルでもありません。
挑戦が「続いていく」ための仕組みを、プロダクトとして実装することでした。
私たちがつくっている「めっけMON」は、企業と消費者が一緒に商品を育てる共創型ECです。
開発途中の商品を“お試し販売”し、リアルな声をもとに磨き上げる。
同時に、地域に眠る本当に良い逸品を、オンラインの「道の駅」として届ける。
失敗を前提に改善できるからこそ、企業は挑戦を続けられる。
さらに「フィッシュ・オン・クラブ」では、企業同士が人材・設備・技術を補完し合える環境を整えています。
競争ではなく、共創へ。
孤立ではなく、連携へ。
ライドウィズは、まだ完成した会社ではありません。
正解も、成功例も、これからつくっていく段階です。
だからこそ、
・社会課題にプロダクトで向き合いたい人
・誰かの挑戦を支える側として、本気で事業をつくりたい人
・完成された組織ではなく、未完成な現場に飛び込みたい人
そんな仲間と一緒に、この仕組みを育てていきたいと考えています。
中小企業の挑戦が、当たり前に続いていく社会へ。
その一歩を、私たちはここから始めています。
(代表取締役 古川 輝)