【代表インタビュー】楽しいからできる!自分らしく生きることを諦めない。
初回は、代表に創業までの道のり、起業に込めた思い、そしてこれからの展望について、ざっくばらんにお話を伺いました!代表の情熱とRouteの魅力が満載のインタビュー、ぜひ最後までご覧ください!
Q1:まずは創業される前までのお話を伺えますか?どのようなキャリアを歩んでこられたのでしょうか?
はい。創業前は、2社で合計10年間、IT業界で働いていました。
最初の5年間は、国内大手SIerでネットワークエンジニアとして、金融、物流、建築、音楽レーベルなど、本当に様々な業界のプロジェクトに携わりましたね。要件定義から設計、構築、運用まで、システム開発のあらゆるフェーズを経験させてもらいました。
その後の5年間は、外資系コンサルティング企業でITコンサルタントとして働いていました。国内メーカーや人材派遣業などのクライアントに対して、ITシステム導入における経営企画段階からプロジェクト完了まで、すべてを指揮していました。システム導入の投資効果を算定したり、業務改善の提案をしたり、プロジェクトマネジメントをしたりと、システム導入に関わるあらゆる活動を担っていましたね。そして2021年7月にRoute株式会社を創業し、今に至ります。
Q2:長年のキャリアを積まれた中で、なぜ独立し、ご自身の会社を立ち上げようと思ったのでしょうか?そのきっかけや創業時の熱い思いを教えてください。
一番のきっかけは、会計士さんからの「副業を辞めるか、本業を辞めるか、どちらかにしないと…」というアドバイスでした(笑)。当時から副業で案件を受けていたのですが、それがどんどん大きくなっていって。
実は、以前から「自分の力を試したい」という思いがずっと心の中にありました。ITコンサルタントとして、クライアントのITシステム導入を支援する中で、「もっとこうすれば、もっと良いものができるのに」「もっとスピーディーに、お客様にとって最適な形で提供したい」といった、自分の中で湧き上がる課題意識や、理想の実現への渇望があったんです。それがいつしか、「自分で会社を立ち上げて、お客様に最高の価値を提供したい」という明確な目標に変わっていきました。
「やってみたいことは、まずはやってみる!」という信念があるので、まずは副業からスタートして、いただく案件の規模が大きくなってきたタイミングで「これはもう会社にするしかないな」と。それで、思い切って会社を立ち上げました。楽しいからやっている、という気持ちが一番大きかったですね。
Q3:今だから話せる、起業初期の大変だったことはありますか?特に印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
もう、本当に信用が全くないところからのスタートだったので、案件をいただくこと自体が本当に大変でした。ゼロからのスタートは想像以上に苦労しましたね。
そして、ようやく正式に案件を受注できたと思ったら、今度は機材の納入で大きな壁にぶち当たりました。起業1年目ということもあって、どこの代理店にも信用してもらえず、機器の納入を断られ続けたんです。その時は本当に「積んだ」と思いましたね。既に動き出している作業も多かったので、正直目の前が真っ暗になったのを覚えています。
でも、ここで諦めるわけにはいかない。お客様の期待に応えたい、という一心で、片っ端からネットワーク機器を扱う代理店を回って、最後にダメ元でメーカーに直接連絡してみたんです。そしたら、ようやく代理店を紹介してもらえて、機器を卸してもらえることになった時は、本当に安堵して、思わず涙が出ました。あの時の感動は忘れられません。
後からその代理店さんに聞くと、私たちが普通の会社が1ヶ月かかるような作業を2日でやろうとしていたらしく、話した時に、「頭がおかしい」と思ったらしいんです。笑 でもなぜか面白そうだと思ってくれたみたいで。そんな絶望的な状況を救ってくれたこの代理店さんには、今でも頭が上がりません。その代理店さんとは、機器の発注はもちろん、逆にシステム開発の依頼を受けたりと、今も良好な関係が続いています。あの時の経験があるからこそ、お客様の期待に応えることへの執念が、より一層強くなったと感じています。
Q4:数々の困難を乗り越えながら、今も会社を成長させ続けてこられた要因は何だと思いますか?
一言で言えば、周りに恵まれて今があるので、周りへの恩返しのためにも「辞める」という選択肢がありませんでした。今の状況は、決して当たり前じゃないと分かっているからこそ、「大変だった」「大変だ」なんて言えません。そんなことを言うのが贅沢にさえ思えます。本当に、周りの人々には感謝しかありません。
Q5:Route株式会社を一言で表すと…?また、「働く場」としてのRouteの魅力や特徴を教えてください。
一言で表すなら、「自分自身の幸せ、目標を追求することが、クライアントにとっての利益になる循環をつくっている会社」ですね。
これは実際にあった話ですが、あるメンバーが、まだお客様からの明確な要望ではなかったのですが、「自分はコレを試したい」と意欲を見せてくれたことがありました。彼の探求心と新しいものを取り入れることでより良いものを提供できるという彼の信念を信じて、積極的にその技術導入を後押ししたんです。結果として、それがお客様の課題を解決し、想像以上の成果を生み出すことに繋がりました。このように、自分のために頑張っているはずなのに、それが結果としてお客様が喜んでくれている。 それが私たちRouteの価値だと思っています。
Q6:チームや組織を作る上で大切にしていることは何ですか?メンバーとはどんな関係性ですか?
フラットというよりは、むしろ逆ピラミッドのような関係ですね(笑)。メンバーには常に助けてもらっていると感じています。
お互いがリスペクトを持ちつつ、時には歯に衣着せぬように提言することもあります。メンバー全員がしっかりと自分の意見を持ち、それを言い合える場があるのがRouteの特徴です。心理的安全性が担保されているので、お互い尊敬と感謝を持ちつつ、お互いのパフォーマンスが最大限発揮できるように、活発にコミュニケーションを取り合っています。
Q7:将来、Route株式会社をどんな組織にしていきたいですか?未来の展望をお聞かせください。
メンバー間の関係性は今のまま、もっともっと大きくなっていきたいですね。
自分のやりたいことを好き勝手やれる、そしてそれが会社のためになっている。そんな組織を目指しています。社員一人ひとりが「やりたいこと」を追求し、それが会社の成長に繋がる。そんな理想的な形を実現したいです。
Q8:ここからはプライベートな質問もさせてください。趣味や休日の過ごし方、仕事とプライベートのバランスについて教えてください。
私にとっては、実は仕事が息抜きになっています(笑)。
子どもは可愛いですし、自由にしている自分を受け入れてくれている妻には感謝していますが、やっぱり家庭にいると夫や父の役割をこなすのは大変で(笑)。だからこそ、仕事はもちろん集中して行っていますが、たまに動画を流しながらだらだら仕事をしている時間が、自分にとっては最高にストレスフリーな時間ですね。
Q9:どんな時に「一番幸せだ」と感じますか?
会社として、メンバー皆が稼働して、皆にお金を払えている時が一番幸せに感じます。みんなが仕事を楽しんでくれていて、もちろんそれが会社のためになっていて、そしてその対価を支払うことができるという状況が何より嬉しいです。
Q10:新しくRoute株式会社に加わる方に期待することはありますか?
自分の幸せを自分で見つけられる人であって欲しいと思います。
自分の夢や目標がある人は、それを叶えるためにRouteを使って欲しいです。逆に、夢や目標がない人には、それを見つけるための会社でありたいと思っています。もちろん、夢や希望はボーッとしていて見つかるものではないので、それを気を抜かずに追求して欲しいですね。
Q11:最後に、転職に迷っている方へ、代表からのメッセージをお願いします!
迷うぐらいなら辞めた方がいい
この言葉は、決して突き放しているわけではありません。半端な気持ちで決断するのではなく、「本当に自分は何をしたいのか」「この会社で何を実現したいのか」を徹底的に自問自答してほしいという、私の願いが込められています。Routeは、自分の意志を持って道を切り開きたい人を、全力で応援する会社です。
インタビュアーより
今回のインタビューを通して、代表の飾らない言葉の奥には、周りの人々への深い感謝や信念があることを強く感じました。「死ぬほど大変だった」と振り返る創業期の苦労も、代表の言葉からはどこか楽しそうで、その経験すらもRouteというチームを強くする糧にしてきたことが伝わってきました。
自分の「幸せ」を追求することが、お客様の「喜び」となり、ひいては会社の成長につながる。こんな代表だからこそ、仕事での苦労を、後に清々しく笑い合えるような仲間が集まってくるんだろうなと、改めて感じました。最後までお読み頂きありがとうございました。