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「会社員は不安定だと思った」独自の道を歩む社員のキャリアに迫る

これを読む皆さんは、今後のキャリアパスについてどう考えているでしょうか。当社では私(吉野)も含め各々のコンサルタントが、日々さまざまな悩みを持つ方の転職支援を行っていますが、20代後半~30代の方は特に、キャリアパスについて悩みや不安を抱えている方が多いと感じることが多いです。

当社ストラテジックディシジョン(以下:SD)の人材コンサルタントのキャリアパスには、人材コンサルタントを極める「スペシャリストコース」、部下を持ちチームをまとめていく「マネジメントコース」といったコースがありますが、コンサルタントの業務にある程度慣れた後、チーム方針の策定や採用活動などにも希望に応じて携わっていただくことも可能です。

「経営を間近で勉強できる」「会社に対しての意見発信がしやすい」こういった環境は、経営者との距離が近いボトムアップ企業だからこそ叶えられることだと思います。今回は、将来は起業したいという夢を持ち、現在コンサルタント業務と並行してチーム運営や採用業務にも携わっている私が、SDを選んだ理由、業務のやりがいや難しさについてお話します。

みなさまのキャリアの参考になれば幸いです!

自分の想いを受け止めてくれたことが入社の決め手

私が入社したのは、2019年の11月のこと。入社を決めたのには、ベンチャーで挑戦の機会が多く経営に携われそうなことや、代表が錚々たる企業で高い実績を残しているため、人材業界において最短距離で成功できそうな予感がしたことなど多くの要因がありました。しかし、一番の決め手となったのは、いつか起業したいという自分の夢を前向きに受け取ってくれたことです。

当時の私には、できるだけ長期就業をしてほしいはずの企業からすると、独立や起業といった夢を持つ者は歓迎されないと考えがありました。だから転職活動中はSDに限らずどの企業でも、もっともらしい綺麗な志望動機を伝えていました。しかし、SDの面接では本心ではないことを見破られたのか、福森さん(代表)から「本当はなにしたいの?」と聞かれたんです。

まさかそんなことを聞かれると思っていなかったので、少し言葉に詰まってしまいましたが、素直に伝えてみようと腹を括り「本当はいつか起業したい」という想いを伝えたところ、経営に携わる機会があることなど、私の希望に沿ったいくつかの道を示してくれました。

このような反応が返ってくると思っていなかったこともあり、自分の想いをまっすぐに受け止めてくれたことに胸に熱い想いがこみ上げたことをよく覚えています。この体験が決め手となり、SDへの入社を決めました。

キャリアを模索した4年半の日々

私はSDに入社するまでに2社経験しており、1社目は総合商社でした。大学卒業時の私は、ビジネスのビの字も知らない、世の中の動きをまったくわかっていない人間だったこともあってか、幅広いビジネスを経験してもっと世の中のことを知りたいという探究心に突き動かされ、多くの領域に携われる企業を選んだんです。

総合商社では、自分の望んでいた通り業務を通じて幅広いビジネスを知ることができました。業界ごとに”色”があって、仕事の進め方や大事にしているものがまったく違うことを身を以て知り、面白さを感じながら働く日々でした。

しかし、充実した日々を送る一方で、自分の専門領域がほしいという想いが生まれていました。また、その総合商社で唯一携わることができなかった医療業界を知って、すべての業界を理解した上で専門領域を定めたいという気持ちもありました。

そこで2年ほど働いた総合商社を去ることを決意し、ジョンソンエンドジョンソンに入社したのが、2017年のことです。

ジョンソンエンドジョンソンでは、一社目の総合商社でも行っていたような業務のほかに、愛媛県に赴任し地域に根付いたマーケティングなどの業務にも携わりました。医師のリクルーティングにも関わり、これが人材業界に興味を持つ最初のきっかけになったように思います。

こうしてさまざまな経験をさせてもらってはいましたが、上から指示された仕事をしている感覚が強く、起業に繋がるような経験をしている実感が持てずにいました。「もっと独立できるような、起業に直結するスキルを身に付けたいのに」と次第に物足りなさ、歯がゆさが入り混じった感情を抱くようになっていったのが、二度目の転職を考え始めた発端ですね。

実は転職活動をしている中で、見ていたのは人材業界だけではありませんでした。自分の目標である独立に近付ける業界であることが譲れない軸で、逆にこれを満たせればとくに業界にこだわりはなかったこともあり、不動産やM&A領域も視野に入れながら転職活動を行っていました。

その中でたまたまSDに出会い、入社して現在に至ります。

会社に頼らないキャリアを歩みたいという想い

起業したいという想いは、社会人1年目から漠然と持っていました。世間的には会社員は安定していると思われがちですが、私は会社員こそ不安定で怖いと考えているんですよね。

ビジネスの知見や一人でやっていく力がないままで、ただ会社に雇われて与えられた仕事をして給料をもらっているのでは、もし会社が倒産した時に路頭に迷ってしまうかもしれません。

こうした事態に陥らないために、自分の力をつけることを何よりも重視していました。

今思うと、起業して何かをしたいというよりも自分のブランドを作ることが目標で、そのための手段として起業を目指していたように思います。

はじめての業務のやりがいと難しさ

入社後は、ITコンサルチームで人材コンサルタントとして働くこととなりました。

しかし、私はコンサルティングファームに関する知識はほぼなかったので、ゼロベースで知識を入れていくのに最初の方は大変苦労しました。覚えることがあまりに多く、頭が痛くなりそうな日々を過ごしていた記憶があります(笑)

また、前職は医療業界のため、自分の主観は入っていないエビデンスのある正しい情報のみを伝えることが良しとされる文化でした。一方、人材コンサルタントは自分の主観を伝えることも大事な職業です。その文化の差に慣れるまでにも時間はかかりましたね。

ただ、一つひとつの知識を確実にインプットし、代表のサポートを受けながら人材コンサルタントとしての動き方を着実に習得していき、入社三か月後には初成約を決めることができました。初成約となったクライアントは、私が新規で開拓した企業だったこともあり、嬉しくて求職者の方からの「内定承諾します」というメールを何度も読み返したことを覚えています。

ちなみに今では、主にわたし一人でそのクライアントを担当しているにも関わらず、名だたる大手エージェントと肩を並べて、優秀コンサルタントに選ばれるまでになりました。思い入れのあるクライアントなので、こうして貢献できているのはうれしい限りですね。

チーム運営業務としては、代表二人や総務チームと連携をとりつつ、自社採用(採用要件の策定、運用フローの改善)やチーム戦略の立案・改善などに関わっています。

営業としてキャリアを歩んできた私にとって経験したことのない業務ばかりで難しくて頭を悩ませたり途方に暮れそうになったりすることもありますが、難しいからこそ面白くもあり、楽しく業務に取り組んでいます。

私が人材コンサルタントとして担当しているコンサルティングファームのビジネスには、経営に直結するものも多くあります。そのためクライアントとの会話の中で課題解決の糸口を得たり、求職者の方にヒントをもらったりと、コンサルタント業務から得たものをチーム運営業務に活かしながら、手探りで業務にあたっている最中です。

コンサルタント業務とはまったく別だと思っていたので、このように活かせることがあるのはやってみて初めてわかった発見でしたね。

見ている方へのメッセージ

SDは専門性を重視していることもあり、各担当業界(ITコンサル/メーカー/不動産)に深い見識を持つメンバーがそろっています。そのため、社内でも業界動向や最新のビジネス状況に関する専門性の高い会話が日々繰り広げられています。

このように人材業界や自分の担当業界以外のことも学べるSDは、ビジネスパーソンとしての基礎力を高めるよい環境だと感じています。

また、思考や戦略を重要視しており、入社してすぐの段階から戦略の立て方やhowtoを細かく教えてくれるので、成長スピードは他社よりも比較的速い点も、成長意欲の高い方には向いている環境ではないでしょうか。

知的好奇心が強く、会社がなくても生きていけるような自分の力を身に付けたい方にとっては最良の環境ではないかと思います。もし少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひまずはカジュアルにお話しましょう!

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