この度、沖縄の地域に根差して半世紀以上様々な事業を展開してきた座波商会が新たにホテル事業に挑戦することを発表しました。開業予定は、2年後の2027年春。建設予定地は、那覇市東町エリア。琉球王朝時代、中国からの使者をお迎えした天使館があり、戦前には旧那覇市役所が建っていた歴史ある土地に、沖縄、那覇の重層的な歴史や文化を再編集して、新しい都市環境の楽しみ方を提案するスモールラグジュアリーホテルを開業します。
今回は、ホテルプロジェクトの特集記事第1弾として、座波商会代表取締役の住吉基伸さん、事業責任者の西孝史さん、事業パートナーで今回のホテルプロジェクトの企画・開発を手掛ける水星の龍崎翔子さんの3名をお迎えをして、プロジェクトの概要から座波商会がホテル事業に挑戦する背景まで、語り合った内容をお届けします。
【座談会参加者】
●住吉基伸
株式会社座波商会 代表取締役
1978年、母親の出身地である那覇市で誕生。東京都出身。大学卒業後、ITベンチャーを経て、2005年に株式会社サイバーエージェントへ入社。自社サービスのプロデューサーや同社の主力事業であるAmeba関連サービスのマーケティング部門の責任者などに従事。2015年より株式会社マチナト興産(現:座波商会)に入社。グループである座波建設などを含めた既存事業とのシナジーを狙った新規事業を手がける。
●西孝史
座波商会 事業開発部部長
1979年福岡生まれ。大学卒業後、地元テレビ局にてIT関連に従事する。その後、東京にてナショナルクライアントに対し、IT関連のコンサルティングなど、クリエイティブからマーケティングや経営、組織運営に関わる。観光業の今後に魅力を感じ2014年に沖縄移住、観光メディア事業の会社にてインバウンド事業など立ち上げる。2020年から座波商会にジョインし、新規事業関連に携わっている。
●龍崎翔子
株式会社水星代表取締役CEO/ホテルプロデューサー
1996年生まれ。東京大学経済学部卒。2015年、在学中に株式会社水星を設立し、北海道・富良野でペンション運営を開始。その後、関西を中心に、ブティックホテル「HOTEL SHE,」シリーズを展開し、湯河原、層雲峡をはじめ全国各地で宿泊施設の開発・経営を手がける。金沢のスモールラグジュアリーホテル『香林居』、ホテル予約プラットフォーム『CHILLNN』や産後ケアリゾート『HOTEL CAFUNE』など、従来の観光業の枠組みを超え、独自の事業を展開する。
●聞き手:株式会社水星 金井塚
1:地元企業ならではのホテルをつくりたい
ーー 座波商会は1951年の創業以来、建設と不動産事業を軸に沖縄に根ざして事業を展開して来ました。2015年以降は、「第二創業期」として様々な新規事業に挑戦する中で、この度、ホテル事業に進出することになった背景を教えてください。
住吉
座波商会は、これまで社会のニーズに合わせて「人々の暮らしを豊かにする」ことを軸に、郊外型のショッピングモールの運営などの不動産事業に取り組んできたのですが、改めて、今の時代に、人々が求めるもの、沖縄で地元企業の我々が取り組む意義のあるものを考えた結果、今後まだまだ成長することが期待されている観光市場に挑戦してみたいと思いました。
その後、本プロジェクトの責任者として、西が入社して、メンバーで議論を重ねた結果、どうせやるなら、「自分たちを表現できるような仕事」がしたいと考えるようになりました。
沖縄や那覇の観光開発は外資や県外の資本が中心となっていることが多く、創業以来沖縄県内で事業を続けてきた我々だからこそ提案できるホテル、沖縄の観光産業全体にとって意義のあるホテルをつくりたいと。
ーー 確かに、那覇のホテルの並びを見ていると、国内外で様々な場所で展開しているブランドが多く、「沖縄ならでは」というポイントが弱い印象を受けます。そこに、地元企業として地域を編集・発信した宿泊体験を生み出していきたいということですね。
住吉
元々BtoBの事業を中心にやってきた座波商会にとって、ホテル事業は大きな挑戦です。
沖縄県内では長い歴史の中で一定の信頼や認知をいただいているかもしれませんが、ホテル事業では、主に県外や国外の座波商会のことを全く知らない方々にご支持いただけるように、まっさらな状態からの新たなスタートになります。
資本の規模では、外資や県外の大手企業に叶わないですが、地元企業による新しいホテル事業を成功させることが出来たら、同様に県内で挑戦をするプレイヤーが増えて、沖縄のホテル業界全体が、活性化して、より多様で豊かな市場が出来るのではないかと考えています。もちろん新しい挑戦をするからにはリスクもありますが、どうせなら、未来を見据えて、楽しいこと、みんながわくわくすることをやりたいなと。
座波商会 ホテルプロジェクト イメージビジュアル photo by sayaka uehara
ーー 社運を賭けたホテル事業に挑戦する上で、水星を協業パートナーとして迎えることになった経緯を教えてください。
住吉
元々、(代表の)龍崎さんの活躍はメディアなどを通して拝見していて、事業の内容や、発信するメッセージに魅力を感じていました。ご自身の原体験を元にホテルでの体験価値を変えていきたいという信念をお持ちで、水星チームの取り組みもユニークなものが多く強い印象を受けました。我々のプロジェクトに関しても自分たちだけでは辿り着けないところに導いてくれるのではないかという期待がありました。
西
ホテル事業のパートナー企業を調べる中で、はじめに15社ほどが候補に上がりました。オンラインで「こういうホテルをつくりたいんですけど」というお話をしながら、最終的に数社に絞って、お話をさせていただきました。どの会社の提案も魅力的で選びがたかったのですが、水星は、我々の予想を越えたものをつくってもらえそうな気がしたので、この会社にお願いしようと決めました。
龍崎
一番はじめに、メールフォームから問い合わせをいただいた時のことを思い出しますね。
地域に根付いた伝統のある老舗企業が新規事業としてホテル業に挑戦されるということ、そして歴史と文化が重層的に重なる建設予定地でホテルを営まれることに魅力を感じ、ぜひ水星としてご一緒させていただきたいと感じました。
また、個人的に素晴らしいと感じたのは、座波商会のみなさんは「ホテルをつくりたい会社ではなく、ホテル事業をつくりたい会社」であるということです。ただホテルを開発するのではなく、ここでどのような人が働き、どのように暮らし、どう生きていくか、そういったところまでデザインしていくことを前提に考えられており、長い目で見た時にも人のため、那覇の街のためになる価値あるホテルを生み出していかれるチームになると直感しました。
ーー 今回のホテルを通して、ゲストにはどのような観光体験を提案したいと考えていますか?
西
自分が大学生の頃は、旅行の情報を調べる手段は雑誌くらいしかありませんでした。一方、今は、ネットで調べようと思えばいくらでも情報を調べられる時代です。ですが、県外から沖縄に来る人の多くが定番の観光スポットをまわるだけで満足してしまっている。非常にもったいないと感じていました。
私は、普段旅行をする時、いわゆる定番の観光スポットには行かずに、地元の人が集まるところに行くようにしています。沖縄や那覇の観光でも、定番の観光コースからもう一歩踏み込んで地元の文化に触れられるような体験を提案したいと考えています。
ーー 観光客に伝えたい沖縄や那覇の地元の文化とは具体的にどのようなものでしょうか?
西
沖縄には様々な独自の文化があります。例えば、「いちゃりばちょーでー=一度会えば皆兄弟」という言葉のように人の縁や繫がりを大切にする言葉があり、ホテルを通して、地元の人と観光客を上手く繋ぐことが出来たら、お互いにとって価値のある場になるのではないかと考えています。
また、沖縄は、歴史の中で、外部のものを取り入れて独自のものへと昇華させるチャンプルー文化というものがあり、食や音楽、工芸や美術など様々な分野で、日本や世界の他の地域では見られない新しい文化との出会いを提供できるポテンシャルがあると感じています。ホテルの建設予定地の東町は、国際通りの中心部と比べると今はまだ落ち着いた雰囲気の場所ですが、地域で活動をしたいという若者たちもいるので、彼ら彼女らと一緒に、街全体を通して那覇の何気ない日常の豊かさを感じていただけるような宿泊体験を提供できたらと考えています。
龍崎
西さん自身が移住者として那覇に移り住まれているからか、「那覇の空気感を観光で来られる方にも知って欲しい」ということを一貫しておっしゃってますよね。
那覇は沖縄の中でも、国際通りをはじめ観光地としてつくり込まれたステレオタイプなイメージが特に強く、中々そこから一歩奥に踏み込むハードルが高いと感じています。しかしながら、音楽に文学にアートと、独自の歴史を抱く文化圏であることによって醸成されたカルチャー濃度が高い街でもあります。那覇に新しく生まれるホテルを通して、ゲストが那覇という街の空気を肌身で感じられるような提案を生み出していけるといいですね。
住吉
我々が提案したいのは「観光」ではなく「旅」なのかもしれません。ツアー旅行から個人旅行の時代になり、世の中の選択肢が増えている中、ホテルはただ泊まるだけの場所ではなくなっていると感じています。
水星さんは「ホテルはメディアである」と言われていますが、我々のホテルを通して、沖縄、那覇の新しい楽しみ方を発信していけたらと思います。
ーー 度々、話題に上がっていますが、今回のホテルの建設予定地は、沖縄の近現代史の中で、 様々な縁のある歴史ある土地だと聞きました。
西
ホテルの建設を予定している那覇市東町25番地は、古くは天使館という琉球王国時代に中国からの使者をお迎えするための建物があった場所でした。琉球の宮廷文化の背景には、中国から大きな影響があったと言われていますが、そういう意味では、天使館があったこの土地は、琉球文化が胎動をはじめた場所でもあると思っています。
ーー かつてアジアの交易の拠点として栄えた琉球王国にルーツがある土地であると。
西
その後、明治時代になって、沖縄県になると、那覇市役所が建設されました。この旧那覇市役所は、琉球王朝の様式とも、和の様式とも異なる、スパニッシュコロニアル様式というスタイルの異国情緒あふれるデザインで、様々な文化が入り混じる東アジアのハブとしての琉球の立ち位置を体現しているのではないかと思いました。その後、戦火で更地になって、米軍に接収された後に、座波商会の手元にわたると。この歴史の重層性が大変面白いと思いました。
天使館跡:出典「那覇市歴史博物館」
ーー 水星のホテルづくりでは土地の歴史や文化を掘り下げることを大切にしていますが、今回の建設予定地は、ホテルにするにふさわしいユニークな歴史的文脈が流れている土地だったということですね。
龍崎
そうですね。水星ではホテルをつくる時に、県・市といった粒度ではなく、郵便番号単位で土地の歴史を掘り下げ、テロワールを嗅ぎ取り、宿泊体験に昇華させていくことを大切にしています。
かつて天使館として琉球文化を胎動させ、薩摩藩に献上する砂糖の貯蔵庫として王国の動向を見守り、スパニッシュコロニアル様式の那覇市役所として市民の生活を支え、動乱の中で米軍に接収され、やがて払い下げられてマンションとして人々の暮らしの舞台になった地。太平洋に浮かぶ港市国家としての沖縄の変遷を目の当たりにしてきた、歴史の生き証人とも言えるような稀有な土地を、ホテルとして世の中に沖縄の空気感を伝えるメディアへと進化させていくお手伝いができることは、本当に貴重な巡り合わせだと思っています。
西
かつて那覇市役所があったように、戦前はこの東町のあたりが百貨店も立ち並ぶ那覇の中心地だったそうです。戦後、市役所の移転などにともなって街の中心が今の那覇市役所や国際通りのあたりに移っていきました。100年前の賑わいを、このホテルを起点にもう一度生み出していけると面白いですよね。
住吉
このような歴史ある土地が、祖父の代に我々の手元にきたことにご縁を感じています。沖縄に根付いて地域と共に歩んできた地元企業だからこそ出来るかたちで、この土地のポテンシャルを活かしていきたいと思っています。
2:人、事業、街づくり。戦後の沖縄を支えてきた老舗企業の新しい挑戦
ーー 今回のホテルプロジェクト通してはじめて座波商会のことを知ったという方に向けて、改めて、座波商会のこれまでの歩みについて教えてください。
住吉
座波商会は、1951年に沖縄県那覇市で創業をした70数年の歴史がある企業です。戦後、焼け跡となった沖縄で金属を回収するスクラップ業から身を興し、沖縄の復興とともに建設業や貿易業など様々な事業に挑戦していきました。
戦後、経済が回復する中で、三種の神器と呼ばれた家電製品に目をつけて、県内でいち早く、松下電気(Panasonic)の特約店を運営して沖縄に白物家電をもたらしたり、富士重工の代理店としてスクーターを普及させるなど、県民の生活に寄り添いながら新しい挑戦を続けていきました。
ーー 戦後の沖縄の復興と共に発展してきた会社なんですね。
住吉
現在事業の柱になっている建設事業は、1964年に座波建設として分社化しました。その後は、1972年に沖縄が本土復帰を果たした後は、海上土木の事業に本格的に進出。社会のニーズに応えるかたちで、人々の暮らしを豊かにすることに繋がる事業を展開しながら、発展をしてきました。
1980年以降は不動事業に参入し、県内初の郊外型大型ショッピングセンター「マチナトショッピングセンター」をサンエーさんとスタートするなど、「沖縄の地図を変えていく」建設と「日々の暮らしを豊かにする」不動産の2つの事業を柱に、ITや様々な新規事業に挑戦する会社となっています。
ーー 建設と不動産を軸に地域に根差して事業を続けてきた老舗企業の側面と、ITや新規事業に 積極的に挑戦するベンチャー企業の側面、両面ある点が特徴だと感じました。2015年に住吉さんが参画されてから「第二創業期」と位置付けて、積極的に新規事業に 挑戦することになった経緯について教えてください。
住吉
私が入社した2015年当時、建設業と不動産業で安定して利益は出ていたのですが、新しい事業に挑戦するということを数十年やっていないという状況でした。90年代にバブルが弾けた後は、守りの経営を強いられる期間が長く続き、2000年代以降沖縄の経済が上向き、観光業が盛り上がる中で、中々、新たな一歩を踏み出すことが出来ずにいました。
このまま、現状維持をしていては、会社はゆっくりと衰退していってしまうと危機感を覚え、建設業、不動産業に次ぐ新しい事業の柱をつくるべく、様々な領域で新しいチャレンジをしています。
ーー 70年を越える歴史のある企業で「第二創業期」を掲げるのは大きな決意を感じます。
住吉
ずっと守りの時期が長かった中で、新しい挑戦をして会社をつくり直すという意味を込めて、「第二創業」という言葉を使っています。そのためにまずは、会社の文化から変えていく必要があると考えています。これまでは、創業者の私の祖父のような強いリーダーがいてトップダウンで会社を経営していたのですが、このスタイルで、今の時代を乗り切ることは難しい。外部から優秀な人材を積極的に採用して、ボトムアップで事業をつくっていける会社に変えていきたいと思っています。
ーー 時代の変化に合わせて、事業も組織も変革していきたいという強い思いを感じました。逆に変わらず大切にしていきたい「座波商会らしさ」、価値観などはありますか?
住吉
創業者は、地域(沖縄)への貢献をすごく大事にしていました。また、派手好きな性格で、目立つことや、新しいことをいち早く試してみるという一面がありました。事業としては、上手くいったもの、いかなかったもの様々ですが、新しい事業に積極的にチャレンジしていこうというマインドを持っていたように思います。創業者が書いた自叙伝があるのですが、そこで経営の柱として3つのキーワードをあげています。
「人材育成」
「挑戦と創造」
「地域貢献」
ーー 人、地域(沖縄)、そして挑戦と創造(新規事業)というのはまさに今の座波商会を表しているキーワードですね。
住吉
私が入社後、第二創業期を掲げて、新しい挑戦をしていく上で、改めて、この3つの言葉を、現代の文脈に合わせて再解釈をして経営の指針としています。
中でも軸として考えているのは「人を活かした経営」です。建設業や不動産業など、沖縄での長年の事業によって積み上げていた資本(アセット)はあるので、それらを活かせる人を集め、事業を広げていきたい。人を軸にこれから成長が見込まれる観光やITなど新たな事業に進出してきたいと考えています。
3:「自由と責任」覚悟を持って、失敗は気にせず挑戦して欲しい
ーー これからホテル事業をはじめる上で、組織づくりや働く環境づくりなどの点で、こだわりたい点などはありますか?
住吉
大前提として「働いている人が楽しく仕事ができる場所」をつくりたいと考えています。
龍崎
重要なポイントですね。これから沖縄でホテルを経営するためには、人手不足の問題などについても向き合っていかなければなりません。これまで、宿泊業界の仕事は、労働環境や給与水準についてネガティブな固定観念もあるかと思うのですが、そのようなこれまでの先入観を覆すような職場をつくることも今回のプロジェクトの目標だと考えています。
西
労働環境や待遇の問題は、ホテルに限らず、サービス業に共通する課題だと考えています。沖縄は8割を越える人がサービス業を中心とした3次産業で働いていて、全国でもトップクラスにサービス業の従事者が多い県です。今後の事業の成長のためにも是非、働く人たちの環境の改善に取り組んでいきたいと考えています。座波商会では、toC事業に進出する上で、まずは、足掛かりに今年から飲食業を始めました。現在、どのようにして業務を効率化して、スタッフの労働時間を短くできるかなど日々現場で試行錯誤しています。
龍崎
今後、宿泊業界で働く方々の環境も踏まえて、スタッフがゲストにお仕えするようなホテルではなく、主客対等、つまりスタッフとゲストが同じ目線で関係を結べるようなサービスを設計していきたいと考えています。
ーー 現在、新規事業のホテル開業に向けて、共に立ち上げからホテルづくりを牽引するマネージャー(支配人候補)を募集していますが、求める人物像について教えてください。
西
まずは、大前提として自走できる人間であること。言われたことをやるというスタンスでは難しいかなと。そして、こういうホテルをつくりたいという強い思いを持っている人に来ていただけると嬉しいです。
住吉
我々に合わせにくる必要はないと思っています。その人が心からやりたいことと、我々が事業で表現したいことがマッチしている人とご縁があるといいなと思っています。
ーー 本人が挑戦したいことと、座波商会のミッションが重なるかどうかが重要ということですね。座波商会はGPTWが発表している2024年版「働きがい認定企業」に選出されていますが、社員の挑戦を後押しするための工夫などはありますか?
住吉
我々は、よく「自由と責任のセット」という言葉を使っています。例えば、成果にしっかりこだわる一方で、休みは柔軟にとれるなど、個人に裁量を与え、働き方を選択できる環境を作っています。
また、若手のうちから、できる限りたくさん決断する経験を積ませてあげたいと考えています。最終的に事業を動かしていくためには、自分で意思決定をする必要がある。若いうちから打席に立つ機会をたくさん提供することで、早く自分で決められるレベルに成長できるように後押ししています。
西
最近入社したメンバーは特に若手が多く、20代、30代が活躍しています。
平均年齢35歳くらい*の組織です。
*役員を除く平均年齢は34歳(2025年1月時点)
住吉
前職のサイバーエージェント時代から、若手の育成に関わる中で、若手人材の成長のためには、まずは、現場に入って実務を通してたくさん経験を積んでもらうことが一番だと考えています。
西
人を育成するっておこがましいと思っていて、自分たちにできるのは環境を整えること。
住吉
我々は、挑戦したいという人にはどんどん機会の提供をしていきたいと考えています。やっていいよと言った以上はこちらの責任なので、結果責任をとるのは事業責任者と経営者の仕事なので、そこは失敗を気にせずに、挑戦してもらえたらなと。
ただ、やるからには、「覚悟」はもっていて欲しいと思っています。
ーー 若手の内から経営者に近いところ大きな裁量権を持って事業づくりに挑戦できるというのは、挑戦したい人にとっては非常に魅力的な環境だと思いました。
龍崎
ホテルの運営やオペレーションについては、パートナー企業である水星がサポート出来るところなので、今回のプロジェクトには、是非、ホテル業界の当たり前に縛られない人材に来ていただきたいと考えています。その上で、この土地、このホテルに合ったベストなオペレーションやサービスを一緒にディスカッションしていけたらと。
もちろんホテルの現場経験がある人も大歓迎ですが、一般的なホテルスタッフの領域に留まらない、その人なりの専門性を持っていて、それをホテルという環境で活かしたいという人とご一緒できると嬉しいです。逆にチームの熱量を上げられる人、新しいことに挑戦する上での試行回数を増やせる人であれば、ホテルの現場での経験はマストではないと思っています。
ーー ホテル・宿泊業界の経験者に限らず、新規事業の企画や沖縄で観光ビジネスをやることに関心がある異業種の方々も大歓迎ということですね。
龍崎
沖縄という土地で、長い歴史とベンチャー的なカルチャーのある会社の一員として「新しいホテル事業づくり」に挑戦できるという環境は、業界全体の中でも貴重な機会だと思うので、沖縄という豊かな文化を纏う土地で、新規事業企画などの領域で大きな挑戦をしてみたいと考えている方は、是非、応募を検討いただけたらと思います。
本記事では、4つのパートにわたって、座波商会×水星による沖縄県那覇市のホテルプロジェクトについて、座波商会専務取締役 新規事業担当役員 住吉基伸さん、事業責任者の西孝史さん、事業パートナーで今回のホテルプロジェクトの企画・開発を手掛ける株式会社水星代表取締役CEO龍崎翔子さんお話をうかがってまいりました。
今後も引き続きプロジェクトに関するレポートやインタビュー記事を発信していく予定です。