こんにちは。株式会社エス・ワイ・エスの採用担当です。

今回は、「OPTIMA」の着実な開発と安定した運用の責任を担うシステム部から、システムエンジニアの永田さんに、OPTIMA開発の魅力についてお話を伺いました。ぜひ、最後までご覧ください。

「自分の手で“線路”を作れる場所へ」――モノづくりの原点に立ち返って選んだ転職先

ーー永田さんの経歴について教えてください。
新卒でSlerに入社し、業務アプリケーションの開発に携わってきました。基本的には客先常駐での勤務が中心で、設計・開発・テスト・運用保守まで幅広く経験を積んできました。もともと新卒でSlerを選んだのは、「いきなり製品開発に携わるより、まずは幅広く技術を身につけたかった」という理由でした。製品開発だとどうしても技術が偏ってしまいがちですし、会社や案件によって開発手法や使われる技術も違います。まずはいろいろな現場で、さまざまなやり方や技術に触れてみたいと思い入社をしました。

ーー転職活動を始められたきっかけはなんだったのでしょうか。
前職では、色々な現場でさまざまなやり方や技術に触れることが出来ましたが、ToCに触れるものとはいえ、客先常駐だったこともあり、「自分がどこの会社の一員なのか」が分からなくなるような感覚がありました。言われたことをこなすだけの毎日で、自分から「こうしたい」と提案しても、なかなか実現できない。そうした環境に、もどかしさを感じるようになりました。自社製品の開発に携わった方が自分自身のモチベーションアップや帰属意識を持てるのではと思い、転職活動を始める決意をしました。

ーーSYSとの出会いについて教えてください。
転職サイトでスカウトをもらったのがきっかけでした。自分自身旅行が好きで予約サイトを見る機会が多かったのですが、その中でもSYSは業界としては最大手クラスなのに、当時社員数が30名ほどで「えっ、本当に？」と目を引いたのが最初でした。そこから面談を通じてさらに興味が湧きました。BtoBのみだけでなく、ToC向けのサービスに関われる点や、前職ではすでに出来上がった“線路”の上を進むだけでしたが、SYSではその“線路”自体をつくれる点にすごく惹かれました。

ーー入社の決め手は何でしたか。
「これから大きくしていくフェーズである」と感じられたことですね。会社としてもプロダクトとしても、まだまだ進化の途中で、裁量をもって挑戦できるという点は魅力的でした。一方で、自社サービスの開発は初めてで、技術的に通用するのか、自分にできるのか、ベンダーとしてではなく迎え入れる側の立場になるということに、正直不安もありました。ただ、自分が好きな業界・分野で経験を積むことができるのは、そんなに多くはない機会だと思い入社を決めました。

ーー現在の業務内容について教えてください。
OPTIMAの機能改修や改善に携わっています。ユーザーからのフィードバックをもとに、パッケージ機能として新しく機能追加をしたり、UIなど分かりにくいといった声が上がっている部分について、改善対応を行っています。また、システムの挙動に不具合が発生した際には原因調査・修正を行い、処理に時間がかかっている箇所は分析し、ボトルネックを解消することでパフォーマンスの改善にも取り組んでいます。

ーー入社してからどのようにキャッチアップされているのでしょうか。
入社するにあたって不安もあったと先ほどお話しましたが、コードも実際に見てみると分かる範囲のものも多くあまり躓くことはありませんでした。最初は、簡単なバグ修正から実際に手を動かし、徐々に全体像のキャッチアップを進めてきました。リモートも上手く活用し1日設計に費やすこともあるのですが、社内メンバーとはChatworkでコミュニケーションを取っていて、困ったらいつでも聞ける環境です。

ユーザーの声を反映しながら、より良いシステムを育てていく

ーーやりがいや面白さについて教えてください
パフォーマンス改善など、取り組みの結果が目に見えて良くなったときですね。実際にログを仕込んで動作を確認し、処理が遅い原因を探って一つずつ潰していく過程はとても面白いです。例えば、同じデータを何度も取得していた箇所を修正したことで、処理速度が大きく改善したことがありました。そうした改善が実際の動作や数値に表れたときに、「やってよかったな」と感じますね。

また、ユーザーの声を拾い上げて、「これは対応するべきかどうか」をチームで議論しながら進めていく点にもやりがいがあります。単に決められた作業をこなすのではなく、ユーザー視点でシステムを良くしていくプロセスに関われることが、自社製品ならではの面白さだと思います。改善を重ねていく中で、「これ以上はゼロから作り直さないと変えられない」という限界が見えることもありますが、そうした部分も含めて、どうすればより良くできるかを考え続けられる環境にやりがいを感じています。

ーー入社後ギャップに感じることはありましたか。
チームで連携をして開発の進捗確認などがあると思っていましたが、意外と自分自身でどんどんできることを進めていく感じだったので、自律性が求められる環境だと感じました。ただ、この点は、直近で多くのメンバーが入社したこともあり、毎日朝会を行いそれぞれの進捗確認を行ったり、週次でシステム部内の定例を実施したりするようになったので、良い方向に変わってきているなと思っています。

また、良い面でのギャップでいうと、先ほどのやりがいや面白さでもお話したように、自分の取り組んだものが、プロダクトに反映され、目に見えて効果が分かったことですね。前職では中々こういった目に見えた効果を実感することが少なかったので、転職で求めていたことが実現したと思いました。

ーー最後に今だからこそジョインする魅力について教えてください。
現在、内製化に向けて採用を強化していることもあり、直近で多くのメンバーが入社しています。そのため、それぞれが学んできたエッセンスを取り入れたり、改善・機能追加に関して、開発から一貫して経験できる点や、まだまだ少ない人数なので、チャレンジしようと思えば色んな領域にチャレンジできる点は、今だからこその魅力だと思っています。