バイネームには9月から新しくジョインするメンバーが2名います。そのひとりが、Webデザイナーとして経験を積んできた山田さんです。学生時代からデザインを学び、不動産会社のインハウスデザイナーを経て独立、これまで幅広いWeb制作やデザインに携わってきました。「場所を選ばず働ける環境」と「UI/UXデザインへの挑戦」を求めてバイネームに入社を決めた山田さんに、これまでの歩みや入社前の気持ちを聞きました。
インハウスデザイナーからフリーランスに
── 山田さんはどのようなキャリアを歩んでこられたのでしょうか?
キャリアの中ではWebを中心にデザイナーとして従事してきました。主にWebサイトの制作やLPのデザインなどを手がけています。学生時代は美術系の大学でデザインを学びました。
新卒では不動産会社のホテル事業部に配属され、インハウスデザイナーとして5年間働いていました。主にWebサイト、パンフレットや広告物などホテルに関わるクリエイティブを総合的に担当し、デザインを通じて事業に貢献する経験を積みました。その後、独立してフリーランスとなり、現在は3年目になります。WebサイトやLP制作を中心に活動しており、より幅広い案件に関わることができています。
── 過去のインハウスデザイナー経験では、どんなことをしていましたか?
ホテル事業部のインハウスデザイナーとして、主にWebサイトの運用を担当していました。担当者から依頼を受けて情報更新や新規ページの制作を行ったり、デザインのリニューアル、LPやチラシ、パンフレットの制作まで幅広く手がけました。社内には2〜3名のクリエイティブチームがあり、日常的にはそこまで忙しくなかったのですが、社長案件やキャンペーンが入ると一気に慌ただしくなることもありました。
特に印象に残っているのは、ホテルのWebサイトのリニューアルです。規模が大きくなかなか難しいところもありましたが、社内からは高い評価をいただきました。そこから他のプロジェクトでもリニューアルを任されるようになりました。人手が限られていたので、それぞれの項目ごとに時間をかけながら更新していったのも良い経験でした。
── その後フリーランスに転向されていますが、どうしてフリーランスになったのでしょうか?また、フリーランスデザイナーとしてどのような仕事をされていましたか?
フリーランスになったきっかけは、結婚を機に夫の転勤の可能性が出てきたことでした。前職のホテル会社は完全出社が前提だったため、転勤についていくことが難しく、将来的に地元へ移住したい気持ちもあったので、場所を選ばず働ける環境をつくろうと独立を決めました。
フリーランス時代はWebサイト制作やLP制作を中心に取り組みました。前職ではホテル関連のWebに限られていたため、0から1を生み出す経験は少なかったのですが、独立後は歯科クリニックや放課後等デイサービスのWebサイトの立ち上げや、広告用のLP制作など、さまざまな分野に携わることができ、確実に成長を実感しました。
仕事の獲得については、最初はクラウドソーシングを利用し、その後はビジネス交流アプリへの登録やWantedlyを通じて企業とつながり、徐々に紹介でお仕事をいただくようになりました。自ら営業をすることは初めてだったので安定するまでは大変なことも多く、焦りを感じる場面も少なくなかったですが、その経験が今の自分の糧になっています。
会社員に戻る理由は、領域を広げるため
── バイネームを知ったきっかけは?
UIデザイナーの求人を探していたときに、Wantedlyでバイネームの募集を見つけました。地方在住でも応募可能と書かれていて、まずそこに惹かれました。将来的には地元に戻ることも視野にいれているので、リモートワークが前提になっている会社はとても魅力的でした。
── バイネームのどんな点に興味を持ちましたか?入社を決めた理由を教えてください。
フリーランスに近い自由度を保ちながらも、会社の一員としてチームで働ける環境に魅力を感じました。しかも実際に、多くのメンバーが地方に住みながら活躍していると知り、自分の理想に近い働き方ができると感じました。
さらに、裁量が大きく、ディレクションからデザインまで幅広く関わることができる点も大きな決め手でした。案件の一部分だけでなく全体に携われることで、自分自身の成長につながるはずだと感じています。
── いままでの仕事の範囲では、ディレクションに関わることは少なかったのですか?
これまでは基本的にデザイナーとして制作を担当する立場でした。フリーランスとして活動する中で直接お客様とやり取りすることもありましたが、多くは手を動かして作る仕事で、作業的な業務が中心になっていました。次第に「もっと業務領域を広げたい」という気持ちが強くなっていったんです。
そういった経緯もあり、バイネームで自分の領域を広げられることにはとても興味があったのですが、その反面自分のスキルや経験がマッチするのかという不安も正直ありました。しかし、面談でメンバーや代表の井上さんと話し合う中で、「できるかも」という気持ちが生まれていきました。特に井上さんは、とても真面目に対応してくれて「レベルの高い方だな」と感じましたが、次第に気さくに相談にのってくださり安心することができました。仕事の範囲だけでなく、安心して関われる環境だと思えたことが大きな後押しになりました。
── フリーランスを続ける選択肢もあった中で、なぜ会社に所属する道を選んだのでしょうか?
フリーランスとして仕事はいただけていたものの、営業が得意ではなく、継続的に案件を獲得することや単価を上げていくことに不安がありました。実際、いわゆる「下請け案件」が多く、単価を上げることも一筋縄ではいかない状況でした。Webデザイナーは競合も多いため、市場価値を高めるには環境を変える必要があると感じたんです。
また、フリーランスだと未経験の領域に挑戦することが難しく、経験を広げるにはクライアントワークの会社に所属するのが最適だと考えました。せっかくなら、以前から興味を持っていたUI/UX領域に力を入れている会社を目指したいと思い、転職活動を進めていました。
── バイネームでは入社前に一緒に働いてみるトライアル制度を導入していますが、トライアルではどのように感じましたか?
本格的な入社に先立って、約2ヶ月間トライアルで一緒に仕事をさせていただきました。実際の案件をメンバーのみなさんとやり取りをしながら進める中で、「ここならやっていけそうだ」と感じましたし、挑戦したいこともたくさん見つかりました。
特に印象的だったのはフィードバックです。とても丁寧で納得感のある内容が多く、これまで自分が置かれていた環境では得られなかった学びを得られました。この経験を通して、大きく成長できる環境に身を置けそう、と期待を持ちました。
不安はあれど、1年後の自分に期待
── 入社前に感じているワクワクや不安はありますか?
入社を迎えるにあたり、新しいことへ挑戦する不安は正直あります。自分がしっかり貢献できるのか、という気持ちは大きいです。それでも同時に、この環境なら絶対に成長できると感じています。1年後にはどんなデザイナーになれているのかを想像すると、とても楽しみです。
また、フルリモートやフルフレックスといった働き方はこれまでと大きく変わらないため、生活環境を変えずに仕事に取り組める安心感もあります。不安とワクワクの両方がありますが、それ以上に前向きな気持ちが強いです。
── バイネームで挑戦してみたいことはなんですか?
これまでの経験を活かしてWeb制作に取り組みつつ、徐々にUI/UXデザインにも対応の幅を広げていきたいと考えています。特にバイネームが得意としている業務システムやアプリのデザインに挑戦し、プロダクトづくりの一端を担えるようになりたいです。これまで積み重ねてきたスキルをベースに、新しい領域にも積極的にチャレンジしていきたいと思っています。
──最後に、入社を目前に控えて今の気持ちをひと言で!
「指名されるデザイナー」を目指して、一歩一歩努力していきたいです。新しい挑戦が待っていることに、とてもワクワクしています!
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